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――あ・り🔗⭐🔉
――あ・り
(1)人の気持ち,事の気配などをそれとなく表している。「―・る消息聞こえ給へど/宇津保(忠こそ)」
(2)一風変わっている。また,変わっていておもしろい。「いと―・るみ山木に宿りたる蔦の色ぞまだ残りたる/源氏(宿木)」
(3)普通ではない。あやしい。「かばかり雨もよに,夜中に唯二人いくは―・り。捕へよ/落窪 1」
――覚(オボ)・ゆ🔗⭐🔉
――覚(オボ)・ゆ
(1)情趣が感じられる。おもしろいと思う。「ことばの外に,あはれに―・ゆるはなし/徒然 14」
(2)怪しい気配がする。無気味に思う。「かく人がちなるにだに―・ゆ/大鏡(道長)」
けしき-ばかり 【気色許り】🔗⭐🔉
けしき-ばかり 【気色許り】
ほんの形だけ。ごくわずか。しるしばかり。「朝餉(アサガレイ)の―ふれさせ給ひて/源氏(桐壺)」
け-しき [1] 【景色】🔗⭐🔉
け-しき [1] 【景色】
〔「気色」から。近世以降の用字〕
(1)ながめ。風景。特に,自然のながめ。「―のいい所」
(2)茶人のいう陶器の見所の一。陶器表面にかけた釉(ウワグスリ)の流れ具合や溶け具合,また焼成時の火加減により生じた窯変(ヨウヘン)など,不測の変化をいう。
げ-じき ―ヂキ 【下直】 (名・形動)[文]ナリ🔗⭐🔉
げ-じき ―ヂキ 【下直】 (名・形動)[文]ナリ
〔呉音〕
(1)値段の安いこと。安価。「其比唐船かず
入て,糸・綿―になりて/浮世草子・永代蔵 6」
(2)価値のないこと。「おめえほど亭主を―にする者はあるめえ/滑稽本・四十八癖」
⇔高直(コウジキ)

入て,糸・綿―になりて/浮世草子・永代蔵 6」
(2)価値のないこと。「おめえほど亭主を―にする者はあるめえ/滑稽本・四十八癖」
⇔高直(コウジキ)
大辞林 ページ 143364。