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こう-じょう ―ジヤウ [0][3] 【口上・口状】🔗🔉

こう-じょう ―ジヤウ [0][3] 【口上・口状】 (1)口頭で伝えること。また,その内容。特に,口で言う型にはまった挨拶(アイサツ)の言葉。「前―」「逃げ―」「使者の―」 (2)歌舞伎・浄瑠璃などの興行で,役者または興行主が出演者の紹介や挨拶などを舞台上から述べること。現在は,初舞台・襲名披露・追善興行などの際,よく行われる。 (3)口のきき方。ものの言い方。「久しう逢はぬ内に―が上つた/狂言・八句連歌(虎寛本)」

こうじょう-あきんど ―ジヤウ― 【口上商人】🔗🔉

こうじょう-あきんど ―ジヤウ― 【口上商人】 江戸時代,街頭で口上を述べながら商品を売る商人。

こうじょう-いい ―ジヤウイヒ [3] 【口上言い】🔗🔉

こうじょう-いい ―ジヤウイヒ [3] 【口上言い】 口上{(2)}を述べる役。古くは,専門の俳優がおり,独特の調子で述べた。口上人。

こうじょう-がき ―ジヤウ― [0] 【口上書き】🔗🔉

こうじょう-がき ―ジヤウ― [0] 【口上書き】 (1)江戸時代,訴訟関係者の口述を筆記したもの。寺社関係者および士分に限ってこの語が用いられ,足軽以下百姓町人の口述は「口書(クチガ)き」といった。 (2)口で述べたことを文章に記したもの。

こうじょう-かんばん ―ジヤウ― [5] 【口上看板】🔗🔉

こうじょう-かんばん ―ジヤウ― [5] 【口上看板】 歌舞伎などの興行で,興行内容や出演者など,座元の口上を記した看板。

こうじょう-しょ ―ジヤウ― [0] 【口上書】🔗🔉

こうじょう-しょ ―ジヤウ― [0] 【口上書】 外交文書の一。相手国に対する意向を口で述べるかわりに文書にしたもの。 →通牒(ツウチヨウ)

こうじょう-ちゃばん ―ジヤウ― [5] 【口上茶番】🔗🔉

こうじょう-ちゃばん ―ジヤウ― [5] 【口上茶番】 茶番の一種。いろいろな品物を並べ,それを材料にしてしゃれや滑稽を述べ立てるもの。江戸末期に流行。 →立茶番(タチチヤバン)

こうじょう-にん ―ジヤウ― [0] 【口上人】🔗🔉

こうじょう-にん ―ジヤウ― [0] 【口上人】 「口上言(コウジヨウイ)い」に同じ。

こうじょう-ぶれ ―ジヤウ― [0] 【口上触れ】🔗🔉

こうじょう-ぶれ ―ジヤウ― [0] 【口上触れ】 歌舞伎で,口上の始まりを知らせる頭取の触れ。また,所作事を演ずる前に,その役割などを読みあげること。

大辞林 ページ 143811