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こな-せっけん ―セキケン [3] 【粉石鹸】🔗🔉

こな-せっけん ―セキケン [3] 【粉石鹸】 粉末状の石鹸。石鹸の粉末に,炭酸ソーダなどを加えたもの。

こな-た 【熟田・水田】🔗🔉

こな-た 【熟田・水田】 よく開墾された水田(スイデン)。[和名抄]

こなた [1] 【此方】 (代)🔗🔉

こなた [1] 【此方】 (代) □一□指示代名詞。 (1)近称。話し手に近い場所・方向などをさす語。こちら。こちらのほう。「対岸の人々は一斉に―を見ていた」「立上りながら―を振向き/あめりか物語(荷風)」 (2)過去のある時から,現在までの間をさす。以来。このかた。「かしこき御影に別れ奉りにし―,さまざま悲しき事のみ多く侍れば/源氏(明石)」 (3)未来のある時からさかのぼって現在までの間をさす。それより以前。以前。「おのがあらむ―は/源氏(真木柱)」 □二□人代名詞。 (1)一人称。わたし。わたくし。「なう,その衣は―のにて候/謡曲・羽衣」 (2)二人称。敬意をもって相手を呼ぶ語。あなた。「何と仰せられても―のではあるまい/狂言・鈍根草」 (3)三人称。話題・関心の中心になっている人をさす。この人。「かたや小野川,―谷風」「まづ―の心見果てて,とおぼす程に/源氏(夕顔)」

こなた-がた 【此方方】 (代)🔗🔉

こなた-がた 【此方方】 (代) 二人称。単数・複数ともに用いる。あなた。あなたがた。「―は女に縄をかくると思し召さうが/歌舞伎・阿波の鳴門」

こなた-かなた 【此方彼方】 (代)🔗🔉

こなた-かなた 【此方彼方】 (代) 指示代名詞。 (1)こちらとあちら。「―の目には,杏(スモモ)を二つつけたるやうなり/竹取」 (2)あちこち。ほうぼう。「白妙の衣うつきぬたの音も,かすかに―聞きわたされ/源氏(夕顔)」

こなた-さま 【此方様】 (代)🔗🔉

こなた-さま 【此方様】 (代) 二人称。相手を敬っていう語。あなた様。こちら様。「酒代置かずにござりました―より申し請くる,といふにぞ/浮世草子・織留 3」

こなた-ざま 【此方方】🔗🔉

こなた-ざま 【此方方】 (1)こちらの方。「―に来るなりけり/堤中納言(虫めづる)」 (2)自分の方。「―には見知らぬやうにてやみにしものを/狭衣 3」

大辞林 ページ 144417