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こな-さん 【此方さん】 (代)🔗🔉

こな-さん 【此方さん】 (代) 〔「こなさま」の転。近世語〕 二人称。女性が用いる。あなたさま。「まあ―からと姉めかぬ言葉つき/浮世草子・新色五巻書」

こなし [0][3] 【熟し】🔗🔉

こなし [0][3] 【熟し】 〔動詞「こなす(熟)」の連用形から〕 (1)身体の動かし方。また,身に付けた物の取り扱い方。「身の―が軽い」「着―」 (2)こなすこと。くだくこと。「荒ごなし」 (3)けなすこと。やっつけること。「頭ごなし」 (4)(普通「科」と書く)歌舞伎で,心情を台詞(セリフ)を用いずに,主として動作で表現すること。「…ト無念の―あって入る」

こなし-べや [0] 【熟し部屋】🔗🔉

こなし-べや [0] 【熟し部屋】 米・麦の脱穀・精白などをする小屋。

こ-なし [0] 【小梨】🔗🔉

こ-なし [0] 【小梨】 ズミの別名。

こな・す [0] 【熟す】 (動サ五[四])🔗🔉

こな・す [0] 【熟す】 (動サ五[四]) (1)食べた物を胃腸で消化する。「食べた物を―・す力がない」 (2)大きな物を砕いたりして細かくする。「河岸(カシ)で鮪(マグロ)でも―・す様に切て仕舞ました/怪談牡丹灯籠(円朝)」「木を伐り―・す/宇津保(俊蔭)」 (3)身につけた技術・知識によって,困難で手間のかかる事柄をうまく処理する。「どんな役でも器用に―・す」「これだけの仕事はとても私一人では―・し切れない」「このロボット一台で三〇人分の仕事を―・す」「数を―・す(=多数ノモノヲ扱ウ)」 (4)人をけなす。軽くあしらう。「姉さん達が狂気のやうに―・す理由はない/執着(秋江)」「客に内甲(ウチカブト)を見られ―・さるると太夫の位がなく/浮世草子・禁短気」 (5)穀類を採って粒にする。脱穀する。「大豆を―・す」 (6)(他の動詞の下に付いて)その動作を楽々としてしまう。巧みにする。「難曲を弾き―・す」「着―・す」 〔「こなれる」に対する他動詞〕 [可能] こなせる

こ-なすび [2] 【小茄子】🔗🔉

こ-なすび [2] 【小茄子】 (1)サクラソウ科の多年草。林下や草地に生える。茎は地をはい,長さ約20センチメートル。葉は対生し,卵円形。夏,葉腋に黄色い花をつけ,ナスに似た小形の果を結ぶ。 (2)イヌホオズキの別名。 (3)茄子(ナス)茶入れの小ぶりのもの。 →茄子

大辞林 ページ 144416