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さつま-げき 【薩摩外記】🔗🔉

さつま-げき 【薩摩外記】 江戸前期の浄瑠璃太夫。京都の人。薩摩外記藤原直政。慶安・明暦(1648-1658)の頃江戸へ下り,一流を開いて外記節といった。その曲風は豪快な中に繊細さをもち,歌舞伎芝居へも出勤,荒事に多く用いられた。生没年未詳。 →外記節 →下り薩摩

さつまじしょ 【薩摩辞書】🔗🔉

さつまじしょ 【薩摩辞書】 英和辞典。「改正増補和訳英辞書」の通称。1869年(明治2)上海で出版。薩摩藩学生高橋新吉・前田正穀共編。開成所の「英和対訳袖珍(シユウチン)辞書」をもとに,見出し語に片仮名で発音を付す。

さつま-じょううん ―ジヤウウン 【薩摩浄雲】🔗🔉

さつま-じょううん ―ジヤウウン 【薩摩浄雲】 (1593-1672) 江戸前期の浄瑠璃太夫。江戸浄瑠璃の開祖。堺(一説に京都または熊野)の人。沢住検校(サワズミケンギヨウ)に浄瑠璃を学び,寛永(1624-1644)の初め頃,江戸に下り,薩摩太夫と称して操り芝居を興行,人気を得た。激越な語り口で,武勇物を得意とした。

さつまのかみ 【薩摩守】🔗🔉

さつまのかみ 【薩摩守】 狂言の一。旅の僧が,渡しで,「薩摩守忠度(タダノリ)」と秀句を言って無賃で川を渡ろうとはかるが,言い損なって失敗するというもの。

さつ-まわり ―マハリ [3] 【察回り】🔗🔉

さつ-まわり ―マハリ [3] 【察回り】 報道機関の記者やカメラマンらが,事件や事故の情報を得るため,警察署などで定期的に取材を行うこと。 →察(サツ)

ざつ-む [1] 【雑務】🔗🔉

ざつ-む [1] 【雑務】 (主たる仕事以外の)細かい雑多な仕事。ぞうむ。

ざつむ-さた 【雑務沙汰】🔗🔉

ざつむ-さた 【雑務沙汰】 鎌倉時代の訴訟のうち,金銭貸借などの民事に関する訴訟。ぞうむさた。 →所務沙汰 →検断沙汰

さつもう-き [3] 【刷毛機】🔗🔉

さつもう-き [3] 【刷毛機】 織物仕上げ機械の一。円筒形のブラシで,織物のごみを取り,毛並みをそろえ,光沢をつける。ブラシ機。

さつもん-どき [5] 【擦文土器】🔗🔉

さつもん-どき [5] 【擦文土器】 八〜一三世紀頃,北海道で製作・使用された土器。器面全体に刷毛目(ハケメ)様の擦痕(サツコン)がある。本州の土師器(ハジキ)の影響を受けている。

大辞林 ページ 145020