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さば・く [2] 【捌く】🔗🔉

さば・く [2] 【捌く】 ■一■ (動カ五[四]) (1)入り乱れたりからんだりしているものを解きほぐす。「裾を―・く」「(相撲デ)さがりを―・いて仕切りにはいる」 (2)鳥・魚などを切り分ける。解体する。「鰹(カツオ)を―・く」 (3)扱いにくいものをうまく扱う。また,道具などを使いこなす。「馬の手綱を巧みに―・く」「飛車をうまく―・く」「包丁を―・く」 (4)物事を手際よく処理する。「山のような仕事を一人で―・く」 (5)商品を売り尽くす。「在庫を―・く」 (6)目立つように振る舞う。「何事にも―・きたがつて出過ぎる故/洒落本・傾城買四十八手」 〔「さばける」に対する他動詞〕 [可能] さばける ■二■ (動カ下二) ⇒さばける

さば・く [2] 【裁く】 (動カ五[四])🔗🔉

さば・く [2] 【裁く】 (動カ五[四]) 〔「捌く」と同源〕 善悪・理非の判断をする。(裁判官が)判決を下す。「公平に―・く」「検断出て―・く/狂言・茶ぐり(天正本)」 [可能] さばける

さば-ぐも [0] 【鯖雲】🔗🔉

さば-ぐも [0] 【鯖雲】 巻積雲の通称。うろこ雲。

さばく・る 【捌る】 (動ラ四)🔗🔉

さばく・る 【捌る】 (動ラ四) 取り扱う。処理する。さばく。「家に帰りて魚―・りける所に/沙石 7」

さばけ [3] 【捌け】🔗🔉

さばけ [3] 【捌け】 〔動詞「捌ける」の連用形から〕 (1)売れてゆくこと。売れ行き。「商品の―がいい」 (2)物わかりのいいこと。「―のわるい人」

さばけ-ぐち [3] 【捌け口】🔗🔉

さばけ-ぐち [3] 【捌け口】 品物の売れ先。はけぐち。

さば・ける [3] 【捌ける】 (動カ下一)[文]カ下二 さば・く🔗🔉

さば・ける [3] 【捌ける】 (動カ下一)[文]カ下二 さば・く (1)もつれていたものが解ける。 (2)商品が売り切れる。よく売れる。「午前中に全部―・けた」 (3)世慣れていて物わかりがよく,相手に気安い感じを与える。「檀那は―・けた方だから,遠慮なんぞなさらないが好い/雁(鴎外)」 (4)砕ける。割れる。「沖津白波―・けて忍べ/浄瑠璃・卯月の紅葉(上)」 〔「さばく」に対する自動詞〕

大辞林 ページ 145051