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ざまく (形動)🔗🔉

ざまく (形動) 軽率で不注意なさま。「―ナヒト/日葡」

さま-こと 【様異】 (形動ナリ)🔗🔉

さま-こと 【様異】 (形動ナリ) (1)様子が普通と変わっているさま。格別であるさま。「―に,さならぬうち解けわざもし給ひけり/源氏(末摘花)」 (2)俗とは違っているさま。出家して姿を変えるさま。「―に心ざしたりし身の/源氏(蜻蛉)」

さま-さま 【様様】 (接尾)🔗🔉

さま-さま 【様様】 (接尾) 自分に恩恵・利益を与えてくれる人や物の名に付けて,感謝の気持ちを表す。「女房―」

さま-ざま [2] 【様様】 (名・形動)[文]ナリ🔗🔉

さま-ざま [2] 【様様】 (名・形動)[文]ナリ それぞれ異なっていること。いろいろであるさま。種々。「兄弟でも性格は―だ」「人―の考え方」「―な方法がある」

さま・す [2] 【冷ます】 (動サ五[四])🔗🔉

さま・す [2] 【冷ます】 (動サ五[四]) 〔「覚ます」と同源〕 (1)熱いものを冷やす。(ア)熱いものを,冷やしたり放置したりして,適当な温度にまで下げる。「お湯を―・す」「熱を―・す薬」(イ)高まった気持ち・感情・興味を静める。「興奮を―・す」「興(キヨウ)を―・す」 〔「興をさます」は「醒ます」とも書く〕 (2)つれなくあしらう。「あんまり―・しなんすな。おめえにほれてゐんすとさ/洒落本・傾城買四十八手」 [可能] さませる

さま・す [2] 【覚ます・醒ます】 (動サ五[四])🔗🔉

さま・す [2] 【覚ます・醒ます】 (動サ五[四]) (1)眠っている状態から意識のある状態にもどす。眠りからさめさせる。「ベルの音で目を―・した」「眠気を―・す」 (2)酒に酔った状態から正常な状態にもどす。《醒》「酔いを―・す」 (3)心の迷いをなくさせて正常にする。「心の迷いを―・す」「世の曚昧(モウマイ)を―・さしたい者だて/安愚楽鍋(魯文)」 (4)悲しみや不安をしずめる。「思ひ慰まむかたありてこそ悲しさをも―・すものなれ/源氏(椎本)」 〔「さめる」に対する他動詞〕 [可能] さませる

ざま・す (動サ特活)🔗🔉

ざま・す (動サ特活) 〔「ざんす」の転。江戸の遊里語〕 補助動詞として用いる。「ある」の意の丁寧語。であります。でございます。「私(ワチ)きや泣いて嬉しう―・したよ/人情本・梅美婦禰 5」 〔活用は動詞「ざんす」に同じ〕

大辞林 ページ 145073