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――と言って🔗🔉

――と言って とは言っても。さればとて。「確実な方法ではないが,―他にうまい方法もない」

――よ🔗🔉

――よ 思ったとおりだ。案の定だ。さればこそ。「―と云ひて/伊勢 22」

されば-いな 【然ればいな】 (感)🔗🔉

されば-いな 【然ればいな】 (感) 〔近世語〕 相手の言葉を受けて答える時に言う語。多く女性が用いた。そう。はい。さればいの。「お馴染み故ぢやと云ひければ,―,其の文見ると嬉しうて/浄瑠璃・生玉心中(上)」

ざれ-ば・む 【戯ればむ】 (動マ四)🔗🔉

ざれ-ば・む 【戯ればむ】 (動マ四) (1)たわむれる。じゃれる。「いぎたなき夜と―・みて/浮世草子・好色万金丹」 (2)風流で気が利いている。しゃれている。「―・みたるがまだ造りさしたる所なれば/源氏(東屋)」

さ・れる [2] 【曝れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 さ・る🔗🔉

さ・れる [2] 【曝れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 さ・る 長い間,風雨や日光に当たり,色があせたり朽ちたりする。「(死骸ノ)一つは小さな動物の骸骨でも見るやうに白く―・れてゐた/嵐(藤村)」

れる (連語)🔗🔉

れる (連語) 〔サ変動詞の未然形「さ」に助動詞「れる」の付いたもの〕 (1)なさる。「する」の尊敬の用法。「先生が講演(を)―れる」「十分堪能(タンノウ)―れましたか」「どのように―れるおつもりですか」 (2)他からある動作・作用を受ける。「する」の受け身の用法。「意地悪(を)―れて,くやしい」「みんなから期待―れる」「彼女からプレゼント―れた物」 〔古くはサ変動詞の未然形「せ」に助動詞「らる(られる)」が付いた「せらる(せられる)」が用いられたが,中世以降「される」の形が生じた〕 →とされる(連語)

ざ・れる [2] 【戯れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ざ・る🔗🔉

ざ・れる [2] 【戯れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ざ・る 〔古くは「さる」とも〕 (1)ふざける。たわむれる。じゃれる。「若君はいとうつくしうて,―・れ走りおはしたり/源氏(須磨)」 (2)風情(フゼイ)がある。趣がある。しゃれている。「―・れたる女ぞ/落窪 1」「さすがに―・れたる遣戸(ヤリド)口に/源氏(夕顔)」 (3)あだめいている。「年の程よりは,―・れてやありけむ/源氏(乙女)」

大辞林 ページ 145134