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しず-の-お シヅ―ヲ 【賤の男】🔗🔉

しず-の-お シヅ―ヲ 【賤の男】 身分のいやしい男。しずお。「あやしき―の声々/源氏(夕顔)」

しず-の-おだまき シヅ―ヲダマキ 【倭文の苧環】🔗🔉

しず-の-おだまき シヅ―ヲダマキ 【倭文の苧環】 〔「しつのおだまき」とも〕 しずを織るのに使うおだまき。「繰り返し」「いやし」の序詞に用いることが多い。「いにしへの―繰り返し昔を今になすよしもがな/伊勢 32」

しず-の-め シヅ― 【賤の女】🔗🔉

しず-の-め シヅ― 【賤の女】 身分のいやしい女。身分の低い女。「―があさけの衣めを荒み/曾丹集」

しず-の-や シヅ― 【賤の屋】🔗🔉

しず-の-や シヅ― 【賤の屋】 身分のいやしい者の住む家。「あやしき―も雪にみな面がくしして/枕草子 285」

しず-はた シヅ― 【倭文機】🔗🔉

しず-はた シヅ― 【倭文機】 〔「しつはた」とも〕 しずを織る織機。また,それで織った布。「古(イニシエ)にありけむ人の―の帯解き替へて/万葉 431」

しずはた-おび シヅ― 【倭文機帯】🔗🔉

しずはた-おび シヅ― 【倭文機帯】 しずで仕立てた帯。「古(イニシエ)の―を結び垂れ/万葉 2628」

しずはた-に シヅ― 【倭文機に】 (枕詞)🔗🔉

しずはた-に シヅ― 【倭文機に】 (枕詞) (1)しずの模様の乱れていることから,「乱る」にかかる。「―乱れてぞ思ふ恋しさは/貫之集」 (2)機(ハタ)にかける意の「綜(フ)」と同音の「経(フ)」にかかる。「―へつるほどなり白糸の/後撰(恋六)」

しずはたおび シヅハタオビ 【賤機帯】🔗🔉

しずはたおび シヅハタオビ 【賤機帯】 (1)一中節。本名題「蜂雲(オノエノクモ)賤機帯」。宮崎忠五郎作曲,壕越二三治作詞。1751年初演。遊女あがりの八雲が子を失って狂い歩き,それを三太郎がからかうというもの。能「隅田川」などに取材。 (2)長唄。本名題「八重霞(ヤエガスミ)賤機帯」。1828年一〇世杵屋(キネヤ)六左衛門が山王祭の踊り屋台のために作曲。{(1)}の改作。

しずはた-やき シヅハタ― [0] 【賤機焼】🔗🔉

しずはた-やき シヅハタ― [0] 【賤機焼】 静岡市の賤機山で産した交趾(コーチ)写しの陶器。寛永(1624-1644)頃の創業という。

大辞林 ページ 145606