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したたか [0][2] 【強か】🔗🔉

したたか [0][2] 【強か】 ■一■ (形動)[文]ナリ (1)強くて手ごわいさま。一筋縄ではいかないさま。「―なやつ」 (2)強そうなさま。いかめしいようす。「力が強く勇気があつて―な豪傑である/社会百面相(魯庵)」 (3)しっかりしているさま。確かなさま。「君達の御為はかばかしく―なる御後見,何にかはせさせ給はむ/源氏(帚木)」 (4)大げさなさま。はなはだしいさま。「いと―なるみづからの祝ひ事どもかな/源氏(初音)」 ■二■ (副) 程度のはなはだしいさま。ひどく。「頭を―打った」「―に酔う」 [派生] ――さ(名)

したたか-もの [0] 【強か者】🔗🔉

したたか-もの [0] 【強か者】 (1)こちらの思うようにたやすく扱えない人。一筋縄でいかない者。手ごわい者。「彼は見かけと違ってなかなかの―だ」 (2)力が強く,勇ましい者。剛の者。「上総守が童(ワラワ)次郎丸といふ―,おしならべひつくんで,どうどおつ/平家 4」

しただしさんば 【舌出し三番】🔗🔉

しただしさんば 【舌出し三番】 歌舞伎舞踊の一。長唄・清元。本名題「再春菘種蒔(マタクルハルスズナノタネマキ)」。二世桜田治助作詞。1812年江戸中村座初演。志賀山流の三番叟で復活した軽妙な踊り。舌出し三番叟。志賀山三番。種蒔三番。

したたま・る 【認る】 (動ラ四)🔗🔉

したたま・る 【認る】 (動ラ四) 以前の状態が改まり,新しくしっかりしたものになる。ととのう。「この殿御後見もし給はば,天下の政(マツリゴト)は―・りなむ/大鏡(道隆)」

しただみ 【小羸子・細螺】🔗🔉

しただみ 【小羸子・細螺】 小さい巻貝の類の古名。今のコシタカガンガラやイシダタミにあたる。「―のい這ひもとほり撃ちてしやまむ/古事記(中)」

したた・む 【認む】 (動マ下二)🔗🔉

したた・む 【認む】 (動マ下二) ⇒したためる

したた・める [4] 【認める】 (動マ下一)[文]マ下二 したた・む🔗🔉

したた・める [4] 【認める】 (動マ下一)[文]マ下二 したた・む (1)文章を書く。「毛筆で―・める」「紹介状を一筆(イツピツ)―・めてもらう」 (2)食事をする。「昼食を―・める」 (3)しかるべく処置する。処理する。「寺へものせしとき,取り乱しものども,つれづれなるままに,―・むれば/蜻蛉(上)」 (4)用意する。支度する。「弓の絃(ツル)・胡(ヤナグイ)の緒など皆―・めて夜明くるを待つに/今昔 5」 (5)治める。「天皇,世の中を―・めおはしましける時に/今昔 22」

大辞林 ページ 145666