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じょう [1] 【丞】🔗🔉

じょう [1] 【丞】 律令官制の四等官の一である判官(ジヨウ)のうち,省の官に当てる用字。

じょう [1] 【判官】🔗🔉

じょう [1] 【判官】 律令制の四等官の第三位。その官司の職員をとりしまり,主典(サカン)の作成した文案を審査し,宿直を差配するのが主な役目。官司によって表記を異にする。ぞう。 →四等官

じょう ヂヤウ [1] 【杖】🔗🔉

じょう ヂヤウ [1] 【杖】 (1)律の五刑の一。衆人環視の中で尻を打つ刑。回数は六〇回から一〇〇回まで五段階。刑具の杖は笞(チ)より径が一分太い。杖刑。杖罪。 (2)鎌倉・室町時代の土地面積の単位。一杖は一段の五分の一で,六〇歩または七二歩。つえ。丈。

じょう デウ 【条】🔗🔉

じょう デウ 【条】 ■一■ [1] (名) (1)ひとつずつ書き分けた文章。箇条。「仁徳七年四月の―に見える事件」 (2)条坊制で,南北を九つに分けた一区画。 (3)古代,条里制の耕地の一区画。 (4)(形式名詞) こと。かど。段。「無音(ブイン)に乱入の―甚だいはれなし/保元(中)」 (5)(候文で,接続助詞的に用いて)…によって。…故に。「信長別して入魂申され候―,いよいよ向後御隔心なく/秀吉書簡」 ■二■ (接尾) 助数詞。 (1)条文・条項などを数えるのに用いる。「十七―の憲法」「憲法第九―」 (2)細長いものを数えるのに用いる。「一―の光」「九―の白旗」

じょう ジヤウ [0][1] 【状】🔗🔉

じょう ジヤウ [0][1] 【状】 (1)手紙。便り。 (2)ありさま。ようす。「その悲惨の―は見るにしのびない」

じょう ヂヤウ 【定】🔗🔉

じょう ヂヤウ 【定】 ■一■ (名) (1)決めたこと。約束。「二月ならば末代欠き申すまじき由,―申ししあひだ/申楽談儀」 (2)そうなるに決まっていること。必然のこと。必定。「案の―」「二とせあまりにすつきりとないが―なり/浮世草子・置土産 2」 (3)本当のこと。真実。「いやいや,確か無いと聞いたが,有るが―か/狂言記・佐渡狐」 (4)弓の弦の中央の矢はずをかける所。麻を巻き少し太くしてある。探(サグ)り。「張り候ひて,そとす引をして,―にて弦音一度,―より上にて一度/今川大双紙」 (5)〔仏〕 〔梵 samdhi〕 意識を一定の対象に集中させることで体験される宗教的精神状態。宗教的な瞑想状態の一種。三昧(サンマイ)。 ⇔散 (6)(形式名詞) (ア)ありさま。ようす。状態。「うるはしく装束きて,冠・老懸などあるべき―にしければ/宇治拾遺 15」(イ)程度。範囲。「大矢と申す―のものの,十五束に劣つて引くは候はず/平家 5」 (7)(接続助詞的に用いて)…といっても。…とはいうものの。「大名一人と申すは,勢の少ない―,五百騎に劣るは候はず/平家 5」 ■二■ (副) 確かに。きっと。「やい,―言ふか。も一祷(イノリ)ぞ祷つたり/狂言記・柿山伏」

大辞林 ページ 146423