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す (間投助)🔗🔉

(間投助) 〔近世江戸語〕 文末(まれに文中)にあって,軽い確認の気持ちを表す。「かういい心持ちに酔つたところを湯へ入つて醒すは惜しいもんだ―/滑稽本・浮世風呂 4」「はて湯のふりで稽古に行つて―,銅壺の湯で手拭をしめして帰(ケエ)る人のやうにやあいくめえ―/滑稽本・素人狂言紋切形」

す 【主】 (接尾)🔗🔉

【主】 (接尾) 人の名または人を表す名詞に付いて,軽い敬意や親愛の気持ちを表すのに用いる。「ああ,これ太夫―,待つて貰はう/歌舞伎・韓人漢文」

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「す」の濁音の仮名。歯茎破擦音(または歯茎摩擦音)の有声子音と後舌の狭母音とから成る音節。

ず ヅ [0] 【図】🔗🔉

ヅ [0] 【図】 (1)絵。絵画。 (2)地図。図面。「地形―」「設計―」 (3)〔数〕 点・線・面からなる形。図形。 (4)ねらいどころ。よい機会。「此―を外さず甲鉄艦を撃沈めよと/近世紀聞(延房)」 (5)たくらみ。計画。企図。「有りやうは九郎兵衛を下へくだした跡での事と思ふたが―へいかぬ/浄瑠璃・夏祭」 (6)様子。光景。「嶋原の門口につゐに見ぬ―なる事あり/浮世草子・一代女 2」 (7)雅楽で,音律の標準となる調子を書き表したもの。「当寺の楽はよく―をしらべあはせて/徒然 220」

大辞林 ページ 147116