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すま・う スマフ [2] 【住まう】 (動ワ五[ハ四])🔗🔉

すま・う スマフ [2] 【住まう】 (動ワ五[ハ四]) 〔「住む」に継続の助動詞「ふ」が付いたものから〕 (1)住み続ける。暮らし続ける。「片田舎に―・っている」「年月をあだに契りて我や―・ひし/伊勢 21」 (2)(芝居の舞台で,登場人物が)すわりこむ。座を占める。「玄関より二重へ廻り来て,両人宜しく―・ふ/歌舞伎・勧善懲悪覗機関」 [可能] すまえる

すま・う スマフ 【争ふ】 (動ハ四)🔗🔉

すま・う スマフ 【争ふ】 (動ハ四) (1)相手の意志に従うまいとして反抗する。抵抗する。あらそう。「女もいやしければ―・ふ力なし/伊勢 40」 (2)辞退する。断る。「もとより歌のことは知らざりければ,―・ひけれど,しひて詠ませければ/伊勢 101」 (3)つかみあって争う。また,相撲をとる。「振離さんとて―・ひしかど/当世書生気質(逍遥)」

す-まき [0] 【簀巻(き)】🔗🔉

す-まき [0] 【簀巻(き)】 (1)簀で物を巻き包むこと。また,そうしたもの。 (2)近世,私刑の一。体を簀で巻き水中に投げ込むもの。すのこまき。 (3)湖沼や川の浅瀬に簀垣を設けて魚を捕らえる仕掛け。

すま-げんじ [3] 【須磨源氏】🔗🔉

すま-げんじ [3] 【須磨源氏】 源氏物語が長編であるため,須磨の巻(第一二帖)あたりで読むのをやめてしまうこと。また,そうした人をからかっていう語。

すまこ 【須磨子】🔗🔉

すまこ 【須磨子】 ⇒松井(マツイ)須磨子

すま-ごと [3] 【須磨琴】🔗🔉

すま-ごと [3] 【須磨琴】 〔在原行平が須磨に流されたとき庇(ヒサシ)の板で作ったという伝説から〕 一弦琴の別名。

すまし [3] 【澄まし・清し】🔗🔉

すまし [3] 【澄まし・清し】 〔動詞「澄ます」の連用形から〕 (1)「澄まし汁」に同じ。 (2)酒の席で,杯を洗うための水。また,それを入れておく器。 (3)(多く「おすまし」の形で)きどること。まじめを装うこと。また,その人。 (4)洗い清めること。洗濯や掃除。「御―の事などせさせ奉り給へ/宇津保(国譲中)」 (5)「すまし女(メ)」に同じ。「おほやけ人,―・長女(オサメ)などして/枕草子 87」

大辞林 ページ 147424