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せ-なあ [2] 【兄なあ】🔗🔉

せ-なあ [2] 【兄なあ】 〔「せな(兄)」の転〕 (1)兄。「兄さんとしやれて―に逢ひに出る/柳多留 9」 (2)田舎の若い衆。「村の佳人才子たる女(アマ)つ子―が/社会百面相(魯庵)」

せ-なか [0] 【背中】🔗🔉

せ-なか [0] 【背中】 (1)背の中央。背骨のあたり。また,背。 (2)物の後ろにあたる部分。「本の―」

――を向・ける🔗🔉

――を向・ける (1)物に対して,後ろ向きになる。 (2)物事に対して,無関心な態度をとる。「世間に―・けて暮らす」

せなか-あわせ ―アハセ [4] 【背中合(わ)せ】🔗🔉

せなか-あわせ ―アハセ [4] 【背中合(わ)せ】 (1)二人の人が,また物と物とが背と背を合わせて,互いに後ろ向きになっていること。「―に座る」「―に建つ家」 (2)背と腹のように互いに裏表(ウラオモテ)の関係にあること。「死生は―」 (3)仲が悪いこと。「夫婦は何処迄行つても―の儘で暮した/道草(漱石)」

せな-じょ ―ヂヨ 【姉女】🔗🔉

せな-じょ ―ヂヨ 【姉女】 〔「せな」が兄の呼称であるところから〕 姉。また,若い女。「梅に鶯松の雪,さては―が袖袂/長唄・近江のお兼」

せな-ぶとん [3] 【背布団】🔗🔉

せな-ぶとん [3] 【背布団】 ひもをつけて背中に負う防寒用の小さい布団。[季]冬。

セナンクール tienne Pivert de Senancour🔗🔉

セナンクール tienne Pivert de Senancour (1770-1846) フランスの小説家。ペシミズムの漂う書簡体小説「オーベルマン」により,ロマン派の先駆者の一人に数えられる。

ぜに [1] 【銭】🔗🔉

ぜに [1] 【銭】 〔字音「せん」の「ん」を「に」と表記したもの〕 (1)四角い穴のある円形の金属貨幣。金・銀・銅などで作る。日本では和同開珎(カイチン)が最初。鵝眼(ガガン)。鵝目。鳥目(チヨウモク)。 (2)江戸時代,銅・鉄製の貨幣。金・銀製の貨幣に対していう。 (3)貨幣一般の俗称。かね。金銭。「―勘定」 (4)家紋の一。銭の形を図案化したもの。真田六文銭など。

――を買・う🔗🔉

――を買・う 金銀貨を銭に両替する。「川端で左衛門一分が―・ひ/柳多留拾遺」

――をつ・く🔗🔉

――をつ・く 銭を差し出す。銭を支払う。「扱ひになりしやら,―・いたもたしかに見た/浄瑠璃・五十年忌(上)」

大辞林 ページ 147807