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そで-の-した [5] 【袖の下】🔗🔉

そで-の-した [5] 【袖の下】 (1)袂(タモト)に隠すようにしてそっと渡すもの。賄賂。また,心付け。そでした。「―を使う」 (2)人目をはばかって,内証で渡すこと。「茶など買うて飲めやといふて,―から二匁も遣る/浮世草子・新色五巻書」

そで-の-つゆ 【袖の露】🔗🔉

そで-の-つゆ 【袖の露】 袖にかかる涙。「吹き結ぶ風は昔の秋ながらありしにも似ぬ―かな/新古今(秋上)」

そで-の-つらら 【袖の氷柱】🔗🔉

そで-の-つらら 【袖の氷柱】 「袖の氷」に同じ。「われらが中はしぐれつつ―もむすぼほれ/永久百首」

そで-の-はかぜ 【袖の羽風】🔗🔉

そで-の-はかぜ 【袖の羽風】 袖を振るときに起こる風を鳥の羽風にたとえていう語。

そで-の-ふち 【袖の淵】🔗🔉

そで-の-ふち 【袖の淵】 袖に涙がたまったことを淵にたとえていう語。

そで-の-みなと 【袖の湊】🔗🔉

そで-の-みなと 【袖の湊】 〔伊勢物語の「思ほえず袖に湊の騒ぐかなもろこし舟の寄りしばかりに」からできた語〕 港に打ち寄せる波を,泣き声とともに袖にかかる涙にたとえていう語。「海士小舟よる方もなしなみだ川―は名のみさわげど/続後撰(恋二)」

そでのみなと 【袖湊】🔗🔉

そでのみなと 【袖湊】 博多の入海の古称。唐舟の入港でにぎわった。

そで-の-わかれ 【袖の別れ】🔗🔉

そで-の-わかれ 【袖の別れ】 共寝の重ね合わせた袖を解いて別れること。「白たへの―は惜しけども/万葉 3182」

そで-の-わたり 【袖の渡り】🔗🔉

そで-の-わたり 【袖の渡り】 宮城県石巻市の北部,北上川にあった渡し場。((歌枕))「陸奥(ミチノク)の―の涙川心のうちにながれてぞすむ/相模集」

そではぎさいもん 【袖萩祭文】🔗🔉

そではぎさいもん 【袖萩祭文】 人形浄瑠璃「奥州安達原」三段目の通称。盲目となった安倍貞任の妻袖萩が,祭文にことよせて思いのたけを語る場面。安達三(アダサン)。

そで-ばしら [3] 【袖柱】🔗🔉

そで-ばしら [3] 【袖柱】 四脚門・両部鳥居などの本柱の前後に立てられる小柱。稚児(チゴ)柱。 →主柱(オモバシラ)

そで-はば [2] 【袖幅】🔗🔉

そで-はば [2] 【袖幅】 和服で,袖口から袖付けまでの長さ。洋服で,袖付け線のカーブの終わった所で測った横幅。または,その半分。

大辞林 ページ 148286