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そば-む・く 【側向く】🔗🔉

そば-む・く 【側向く】 ■一■ (動カ四) そっぽを向く。わきを向く。「さりげなくて,うち―・きてゐたり/堤中納言(はいずみ)」 ■二■ (動カ下二) 顔や体をわきへ向ける。[日葡]

そば-め [0][3] 【側女・側妻】🔗🔉

そば-め [0][3] 【側女・側妻】 (1)本妻以外の妻。めかけ。てかけ。 (2)そば近くに仕える女。

そば-め [3] 【側目】🔗🔉

そば-め [3] 【側目】 (1)かたわらから見ること。また,第三者の目。はため。 (2)横顔。「御額髪の,やうやう濡れゆく御―,あてになまめかし/源氏(若菜上)」

――にか・く🔗🔉

――にか・く (1)横目に見る。「月をすこし―・けつつ/平家 4」 (2)よそよそしくする。冷たい目で見る。「御気色も悪しく,朋輩も―・けければ/曾我 1」

そば・める [3] 【側める】 (動マ下一)[文]マ下二 そば・む🔗🔉

そば・める [3] 【側める】 (動マ下一)[文]マ下二 そば・む (1)横へ向ける。特に,目をそむける。横目で見る。「貫一は目を―・めて彼を訝(イブカ)りつ/金色夜叉(紅葉)」 (2)かたわらへ寄せる。「幕を捨て旗を―・めて/太平記 14」

そば-や [2] 【蕎麦屋】🔗🔉

そば-や [2] 【蕎麦屋】 蕎麦などのめん類を食べさせる店。

そば-やく [0] 【側役】🔗🔉

そば-やく [0] 【側役】 主君のそば近く仕える役目。また,その人。昵近衆(ジツキンシユウ)。

そば-ゆ [2] 【蕎麦湯】🔗🔉

そば-ゆ [2] 【蕎麦湯】 (1)熱湯で蕎麦粉を溶いた飲み物。[季]冬。《古を好む男の―かな/村上鬼城》 (2)蕎麦をゆでたあとの湯。蕎麦つゆに入れて薄めて飲む。

そば・ゆ 【戯ゆ】 (動ヤ下二)🔗🔉

そば・ゆ 【戯ゆ】 (動ヤ下二) 〔ハ行下二段動詞「そばふ」の転。中世後期以降の語〕 「そばえる」に同じ。「狗子(エノコロ)の―・ゆるやうに,すれまとひ/仮名草子・東海道名所記」

そばよう-とりつぎ [5] 【側用取次】🔗🔉

そばよう-とりつぎ [5] 【側用取次】 江戸幕府の職名。側衆の中から選ばれた,将軍と老中との間の取次役。定員三名。御側御用取次。御用取次。

そば-ようにん [3] 【側用人】🔗🔉

そば-ようにん [3] 【側用人】 江戸幕府の職名。将軍の側近く仕え,その命令を老中に伝達し,また老中よりの上申などを将軍に取り次ぎ,さらに将軍に意見を具申する重職。定員一名で,待遇は老中に準ずるが,権勢は老中をしのいだ。柳沢吉保・田沼意次などが有名。御側御用人。

大辞林 ページ 148311