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たな-ばた [0] 【七夕・棚機】🔗🔉

たな-ばた [0] 【七夕・棚機】 (1)五節句の一。七月七日に行う牽牛星と織女星を祭る行事。庭に竹を立て,五色の短冊に歌や字を書いて枝葉に飾り,裁縫や字の上達などを祈る。奈良時代に中国から乞巧奠(キツコウデン)の習俗が伝来し,古来の「たなばたつめ」の伝説と結びついて宮中で行われたのに始まる。近世には民間にも普及。また,盆の習俗との関連も深い。七夕祭り。星祭。しちせき。[季]秋。 (2)機(ハタ)を織ること。また,その人。たなばたつめ。「天(アメ)なるや弟(オト)―の項(ウナ)がせる玉の御統(ミスマル)/古事記(上)」 (3)織女(シヨクジヨ)星。たなばたつめ。「―の渡る橋にはあらで/枕草子 99」

たなばた-おくり [5] 【七夕送り】🔗🔉

たなばた-おくり [5] 【七夕送り】 七夕の飾り竹を海や川に流すこと。七夕流し。

たなばた-おどり ―ヲドリ [5] 【七夕踊り】🔗🔉

たなばた-おどり ―ヲドリ [5] 【七夕踊り】 ⇒小町踊(コマチオド)り

たなばた-だけ [4] 【七夕竹】🔗🔉

たなばた-だけ [4] 【七夕竹】 七夕の飾り竹。[季]秋。

たなばた-づき [4] 【七夕月】🔗🔉

たなばた-づき [4] 【七夕月】 陰暦七月の異名。

たなばた-つ-め 【棚機つ女】🔗🔉

たなばた-つ-め 【棚機つ女】 (1)機(ハタ)を織る女。たなばた。「―のそのやどに織る白たへは/万葉 2027」 (2)織女(シヨクジヨ)星の異名。「天の川梶の音聞こゆ彦星と―と今夜逢ふらしも/万葉 2029」

たなばた-まつり [5] 【七夕祭(り)】🔗🔉

たなばた-まつり [5] 【七夕祭(り)】 「たなばた{(1)}」に同じ。[季]秋。

たな-び・く [3] 【棚引く】 (動カ五[四])🔗🔉

たな-び・く [3] 【棚引く】 (動カ五[四]) 〔「たな」は接頭語〕 (1)雲や霞(カスミ)などが横に薄く長く引くような形で空にただよう。「山間に―・く霞」「白雲の―・く山を越えて来にけり/万葉 287」 (2)たなびくようにさせる。長く集め連ねる。「数千騎の軍兵を―・いて都へ入給ふ/平家 3」

たなべ 【田辺】🔗🔉

たなべ 【田辺】 (1)和歌山県南西部にある市。製材のほか,田辺湾に臨む漁港で水産加工が盛ん。古くは牟婁津(ムロノツ)と呼ばれ,海上交通および熊野街道の要地として栄えた。 (2)京都府南部,綴喜(ツヅキ)郡の町。木津川中・下流域の近郊野菜栽培・住宅地。関西文化学術研究都市の一角。

大辞林 ページ 148892