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――を翻(ヒルガエ)せば雲となり手を覆(クツガエ)せば雨となる🔗🔉

――を翻(ヒルガエ)せば雲となり手を覆(クツガエ)せば雨となる 〔杜甫「貧交行」の句。掌(テノヒラ)を上に向ければ雲となり,下に向ければ雨となるほど天候の変化は急だ,の意〕 人情の変わりやすく頼みにならないたとえ。

――を広・げる🔗🔉

――を広・げる 事業などの規模を大きくする。関係する範囲を広くする。「商売の―・げる」

――を回・す🔗🔉

――を回・す (1)直接には出来ないことを人を介してする。「―・して記事をさしとめる」 (2)(ひそかに)必要な準備を整えておく。「立ち寄りそうな所に―・しておく」

――を結・ぶ🔗🔉

――を結・ぶ 「手を握(ニギ)る{(1)}」に同じ。

――を揉(モ)・む🔗🔉

――を揉(モ)・む (1)両手をもみ合わせる。不安・怒りなどのためにじっとしていられないさま。「何物ならむとて,北の方―・み給ふ/落窪 2」 (2)恐縮したり,へつらったりするさま。揉み手をする。

――を焼・く🔗🔉

――を焼・く どう扱ってよいかわからないでいる。処置に窮する。持て余す。「いたずらっ子に―・く」

――を緩(ユル)・める🔗🔉

――を緩(ユル)・める 今までのきびしさをゆるやかにする。「追及の―・める」

――をよく🔗🔉

――をよく (1)うまい具合に。要領よく。「言ひかけた時―外(ハズ)す言ひ草に/浮世草子・禁短気」 (2)思いきって。気前よく。「いつそ手をよう巾着(キンチヤク)か屋尻(ヤジリ)切れ/浄瑠璃・長町女腹切(中)」

――を汚(ヨゴ)・す🔗🔉

――を汚(ヨゴ)・す 好ましくないことを,自ら余儀なく実行する。

――を分か・つ🔗🔉

――を分か・つ (1)手分けする。 (2)別れる。関係を断つ。

――を煩(ワズラ)わ・す🔗🔉

――を煩(ワズラ)わ・す 人に面倒をかける。世話になる。「友人の―・す」

て 【風】🔗🔉

【風】 〔「風(チ)」の転〕 かぜ。他の語と複合して用いられる。「疾(ハヤ)―」「追い―」

て (助動)🔗🔉

(助動) 〔完了の助動詞「つ」の未然形・連用形〕 ⇒つ(助動)

て (格助)🔗🔉

(格助) 〔上代東国方言〕 格助詞「と」に相当する語。引用してそれと示すのに用いる。「父母が頭(カシラ)掻き撫で幸(サ)くあれ―言ひし言葉(ケトバ)ぜ忘れかねつる/万葉 4346」

大辞林 ページ 149876