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て-は (連語)🔗🔉

て-は (連語) 〔接続助詞「て」に係助詞「は」が付いたもの。上に来る語によっては「では」となる〕 (1)ある事柄が実現した場合を仮定して,条件として示す。望ましくない事柄についていうことが多い。もし…したら。「計画が敵に知られ―,せっかくの苦心も水の泡だ」「この辺は危険ですから,泳いではいけません」 (2)すでに行われた事実を条件として示し,それから生ずる事柄を示す後件に結び付ける。…した,それでは。「こんなにお世話になっ―申し訳ありません」「そう言っ―みもふたもない」 (3)前件が成立すれば,必ず後件が成立するという場合,その前件を表す。…するときはいつも…する。「せい―事をしそんじる」「男も家族持ちになっ―,勝手気ままな生活を送ることはできない」 (4)繰り返される動作・作用について,前件と後件とを結ぶ。「寄せ―返す浜の白波」「ころんでは起き,ころんでは起きて…」

て-ば [1] 【手羽】🔗🔉

て-ば [1] 【手羽】 鶏の,羽のつけ根の部分の肉。脂肪が少なく柔らかい。手羽肉。

てば🔗🔉

てば 〔「と言えば」の転。話し言葉でのくだけた言い方に用いられる。「ん」で終わる語に付く場合以外は,すべて「ってば」の形をとる〕 ■一■ (係助) 体言または体言に準ずるものに接続する。親しみや非難の気持ちをこめて,話題として提示するのに用いる。…たら。「兄さん―,私をぶつのよ」「中村さん―,あの人ぐらいめんどうみのいい人はいないね」 ■二■ (終助) 文末にあって種々の語に付く。じれったい気持ちをこめて,呼びかけるのに用いる。「お母さん,はやくっ―」「はやく来ないと,行列が過ぎちゃうっ―」

て-ば (連語)🔗🔉

て-ば (連語) 〔完了の助動詞「つ」の未然形「て」に接続助詞「ば」の付いたもの〕 「…たならば」「…ているならば」の意を表す。「わがよはひ君が八千代にとりそへてとどめおき―思ひいでにせよ/古今(賀)」

で-は [2] 【出端】🔗🔉

で-は [2] 【出端】 (1)立ち出るおり。出しな。出ばな。 (2)出る便宜。出るきっかけ。「―を失う」「―のない行き留りに立つ位なら/彼岸過迄(漱石)」 (3)古典芸能一般で,人物の登場のこと。また,その際に奏される音楽。 ⇔入端 (ア)能楽で,神仏・鬼畜などの後ジテが登場するときの囃子。(イ)歌舞伎で,登場して花道の七三(シチサン)で演ずるやや長い演技。また,そのときに奏する下座。(ウ)民俗舞踊で,踊り手の登場の際の舞踊。

大辞林 ページ 150099