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でん-り [0][1] 【電離】 (名)スル🔗⭐🔉
でん-り [0][1] 【電離】 (名)スル
〔「電気解離」の略〕
(1)原子・分子が正または負に帯電すること。
(2)電解質が溶液中で陰および陽イオンに解離すること。イオン化。
でんり-けん [3] 【電離圏】🔗⭐🔉
でんり-けん [3] 【電離圏】
地表から高さ約60キロメートル以上の大気圏上層部で,電子密度が比較的大きい領域。太陽からの紫外線などにより,大気が電離されて生じた電子やイオンが存在する。D 層(高度60〜90キロメートル)・ E 層(90〜130キロメートル)・ F 層(130〜1000キロメートル)に分かれる。これらの層で屈折・反射する電波によって無線通信が可能となる。
でんり-せつ [3] 【電離説】🔗⭐🔉
でんり-せつ [3] 【電離説】
電解質は溶液内では,電場をかけなくても,一定の電離度で電離しているという説。1887年にスウェーデンの化学者アレニウスが唱えた。
でんり-そう [3] 【電離層】🔗⭐🔉
でんり-そう [3] 【電離層】
電離圏をなす,電子・イオンの分布密度の異なる三つの層のこと。また,慣用的に電離圏をいう。
でんり-ど [3] 【電離度】🔗⭐🔉
でんり-ど [3] 【電離度】
電離前の物質の全量に対する,電離した物質の量の比。電解質の種類,同じ物質でも濃度・温度によって異なる。例えば,食塩などでは大きくて一に近く,酢酸などでは小さい。また一般に,薄い溶液ほど大きくなる。
でんり-ばこ [3] 【電離箱】🔗⭐🔉
でんり-ばこ [3] 【電離箱】
放射線検出器の一。放射線が気体中を通過する時の電離作用で発生した電子とイオンとを再結合が起こらないように電場をかけて電極に集めて電気信号として取り出し,放射線の強度・線量・エネルギーを知る。
でんり-へいこう ―カウ [4] 【電離平衡】🔗⭐🔉
でんり-へいこう ―カウ [4] 【電離平衡】
電解質溶液中で電離してできたイオンと電離していない分子との間に成立する化学平衡。平衡反応にあずかるイオンや分子の濃度の間には質量作用の法則が成立し,その平衡定数を特に電離定数という。
大辞林 ページ 150292。