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ぬばたま-の 【射干玉の】 (枕詞)🔗🔉

ぬばたま-の 【射干玉の】 (枕詞) (1)「黒」にかかる。「―黒き御衣(ミケシ)をまつぶさに取り装ひ/古事記(上)」 (2)「黒」に関係深いものとして,「夜」「夕」「こよひ」「昨夜(キソ)」「髪」にかかる。「青山に日が隠らば―夜は出でなむ/古事記(上)」「―夕(ユウベ)に至れば/万葉 199」「―今夜(コヨイ)の雪にいざ濡れな/万葉 1646」「―昨夜は返しつ今夜(コヨイ)さへ我を帰すな道の長手を/万葉 781」「―髪は乱れて/万葉 1800」 (3)「夜」「(黒)髪」に関係深いものとして,「夢」「月」「妹」にかかる。「我が背子がかく恋ふれこそ―夢(イメ)に見えつつ/万葉 639」「―月に向かひて/万葉 3988」「―妹が乾すべくあらなくに/万葉 3712」

ぬ-ひ [1] 【奴婢】🔗🔉

ぬ-ひ [1] 【奴婢】 (1)律令制における賤民(センミン)身分の一。奴は男,婢は女。官有の公奴婢(クヌヒ)(官奴婢)と民間所有の私奴婢がある。売買・寄進の対象とされた。 (2)雑用に使われた下男・下女。「―出入の者/不如帰(蘆花)」

ヌビア Nubia🔗🔉

ヌビア Nubia アフリカ北東部,エジプト南部からスーダン北部にまたがる地域。

べし (連語)🔗🔉

べし (連語) 〔完了の助動詞「ぬ」の終止形「ぬ」に推量の助動詞「べし」の付いたもの〕 (1)きっと…するだろう。…てしまうにちがいない。…てしまいそうだ。「雲に飛ぶ薬食(ハ)むよは都見ばいやしき我(ア)が身またをち―べし/万葉 848」「見捨てたてまつりてまかる空よりも落ち―べき心地す/竹取」 (2)…することができそうだ。「さも人のこもりゐ―べき所々はありながら/源氏(若紫)」「今の世の有様昔になぞらへて知り―べし/方丈記」 (3)…することが適当だ。…してよい。「今の世の人のよみ―べきことがらとはみえず/徒然 14」

大辞林 ページ 151646