複数辞典一括検索+![]()
![]()
ねずみ [0] 【鼠】🔗⭐🔉
ねずみ [0] 【鼠】
(1)齧歯目(ゲツシモク)のうち主にネズミ亜目に属する哺乳類をさす。体長5〜35センチメートル。尾は細長く,無毛。門歯が発達し,一生伸び続け,硬いものを噛(カ)むのに適応している。繁殖力が強い。人家にすむ種は食料品や家財を荒らし,病原体を媒介する。野外にすむ種も農作物などを加害する。全世界に分布し,種類が多い。
(2)「鼠色」の略。
(3)ひそかに盗んだり悪をなしたりする者のたとえ。
(4)「鼠花火」の略。「庭涼み―が嫁を追つかける/柳多留 37」
(5)「鼠木戸」の略。
――が塩を引く🔗⭐🔉
――が塩を引く
ごくわずかな量でも,積もれば大量となるたとえ。鼠が塩をなめる。
――に引かれそう🔗⭐🔉
――に引かれそう
家の中に一人きりでいてさびしいさまをいう。
ねずみ-あな [3] 【鼠穴】🔗⭐🔉
ねずみ-あな [3] 【鼠穴】
鼠がかじってあけた穴。
ねずみ-いらず [4] 【鼠入らず】🔗⭐🔉
ねずみ-いらず [4] 【鼠入らず】
鼠がはいれないように作った,食物や食器をしまう厨子(ズシ)様の頑丈な戸棚。
ねずみ-いるか [4] 【鼠海豚】🔗⭐🔉
ねずみ-いるか [4] 【鼠海豚】
鯨目ネズミイルカ科の哺乳類の一種。体長1.5メートル程度。くちばしのない丸い頭をもち,体色は鼠色。北半球の亜寒帯から温帯にかけての浅い海に分布。
ねずみ-いろ [0] 【鼠色】🔗⭐🔉
ねずみ-いろ [0] 【鼠色】
鼠の毛のような青みがかった灰色。灰色の総称。グレー。ねずみ。
ねずみ-おい ―オヒ 【鼠生ひ】🔗⭐🔉
ねずみ-おい ―オヒ 【鼠生ひ】
生まれたばかりの鼠のように,小さく弱いこと。「世にいふなる―のほどにだにあらぬを/蜻蛉(下)」
ねずみ-おとし [4] 【鼠落(と)し】🔗⭐🔉
ねずみ-おとし [4] 【鼠落(と)し】
鼠が餌(エサ)に食いつくと,入り口が閉じる仕掛けになった箱やかご。ねずみとり。
ねずみ-がえし ―ガヘシ [4] 【鼠返し】🔗⭐🔉
ねずみ-がえし ―ガヘシ [4] 【鼠返し】
鼠の侵入を防ぐための装置。高床の倉の柱にとりつけた厚板,土蔵の入り口の足もとにわたした横板など。
鼠返し
[図]
[図]
ねずみ-かべ [3] 【鼠壁】🔗⭐🔉
ねずみ-かべ [3] 【鼠壁】
(1)鼠色に塗った壁。古くは漆喰(シツクイ)に灰墨を混ぜて塗った。
(2)歌舞伎で,貧しい家などに用いる鼠色の壁。
大辞林 ページ 151702。