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の-だろう ―ダラウ (連語)🔗🔉

の-だろう ―ダラウ (連語) 〔準体助詞「の」に,断定の助動詞「だ」の未然形「だろ」と推量の助動詞「う」の付いたもの。話し言葉では「んだろう」となることも多い〕 原因・理由・根拠などの説明を断定的でない調子で言い表す。「真剣に考えるべきことは,この問題についての解決策な―」「この寒いのに,なんでわざわざ来たんだろう」 →だろう(連語)

のち [2][0] 【後】🔗🔉

のち [2][0] 【後】 (1)あること,また,ある時のあと。 ⇔まえ 「食事の―出発する」「晴れ―曇り」 (2)今から先。未来。将来。 ⇔まえ ⇔さき 「―に説明する」「―の世」 (3)死後。「我が―のことを心配する」 (4)子孫。「秀よりの―,さつまに有といふは是がそれなるべし/胆大小心録」 〔副詞的用法の場合,アクセントは [0]〕

のち-いり [0] 【後入り】🔗🔉

のち-いり [0] 【後入り】 「ごいり(後入)」に同じ。

のち-おい ―オヒ 【後生ひ】🔗🔉

のち-おい ―オヒ 【後生ひ】 (1)あとから生ずること。あとにできること。また,そのもの。「―のつのぐむ蘆(アシ)のほどもなき/好忠集」 (2)あとから生まれた人。あとから学ぶ人。「―の恐ろしかりしかば,耳は据わりにしを/宇津保(国譲中)」

のちかがみ 【後鑑】🔗🔉

のちかがみ 【後鑑】 室町幕府の歴史書。三四七巻,付録二〇巻。1853年成立。江戸幕府が成島良譲らに命じて編纂させた。歴代将軍の事績を中心に,1331年から1597年までの史実を編年体で叙述し,各条ごとに典拠史料を掲げる。

のち-かた [0] 【後方】🔗🔉

のち-かた [0] 【後方】 のちほど。後刻。あと。「―に弥助でも誂へようか/たけくらべ(一葉)」

のち-がま [0] 【後窯】🔗🔉

のち-がま [0] 【後窯】 四代藤四郎以後の瀬戸焼の茶入れの称。桃山時代から江戸初期の作。

のち-ぐすり 【後薬】🔗🔉

のち-ぐすり 【後薬】 のちのち役に立つ薬となること。また,そのもの。「女郎の―とて折ふしの送り小袖/浮世草子・好色敗毒散」

のち-ごと 【後言】🔗🔉

のち-ごと 【後言】 死後のために言い残す言葉。遺言。「うんとばかりを―にして/義経記 5」

大辞林 ページ 151855