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の-や 【野矢】🔗🔉

の-や 【野矢】 狩猟用の矢。征矢(ソヤ)より粗略に作られたもの。「しげどうの弓,―そへてたぶ/平家 8」

の-や (連語)🔗🔉

の-や (連語) 〔格助詞「の」に間投助詞「や」の付いたもの。上代語〕 連体修飾語を表す「の」に,語調を整えるとともに軽い詠嘆の意を表す「や」が添えられたもの。「石見―高角山の木の間より我が振る袖を妹見つらむか/万葉 132」

の-や (連語)🔗🔉

の-や (連語) 〔間投助詞の「の」に間投助詞「や」の付いたもの。近世江戸語〕 文節末に用いて,軽い詠嘆の意を込めて,聞き手に言いかける気持ちを言い表す。「去年のお十夜に徳願寺さまへお通夜をしたら―,私が傍にちやんと落てあつたのさ/滑稽本・浮世風呂(前)」

の-やき [0] 【野焼(き)】 (名)スル🔗🔉

の-やき [0] 【野焼(き)】 (名)スル 草の芽がよく出るように,早春,野の枯れ草を焼くこと。[季]春。《古き世の火色ぞ動く―かな/飯田蛇笏》

の-やま [1] 【野山】🔗🔉

の-やま [1] 【野山】 野と山。野や山。「故郷の―が目に浮かぶ」

のやま-そだち [4] 【野山育ち】🔗🔉

のやま-そだち [4] 【野山育ち】 野や山で育つこと。野山で育って素朴,あるいは粗野であること。また,その人。

のやま-つかさ 【野山司・野山阜】🔗🔉

のやま-つかさ 【野山司・野山阜】 丘陵の,周囲より小高い所。「高松の―の色付く見れば/万葉 2203」

のやま-の-にしき 【野山の錦】🔗🔉

のやま-の-にしき 【野山の錦】 野山の草木が美しく紅葉したさまを錦に見たてていう語。[季]秋。《九重を中に―かな/蓼太》

ノヤン [1] (モンゴル) noyan🔗🔉

ノヤン [1] (モンゴル) noyan モンゴルの氏族長をあらわす称号。チンギス-ハンの統一以降,領主や貴族をもさすようになった。

の-ゆさん 【野遊山】🔗🔉

の-ゆさん 【野遊山】 野山に出て遊ぶこと。野遊び。桜狩り・紅葉(モミジ)狩りなど。「今日は天気も長閑(ノドカ)にござるに,―に参らうと存じて/狂言・土筆(虎寛本)」

大辞林 ページ 151903