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はい-かい [0] 【俳諧・誹諧】🔗🔉

はい-かい [0] 【俳諧・誹諧】 〔たわむれ,おどけ,諧謔(カイギヤク)の意〕 (1)〔「俳諧の連歌」の略〕 日本独自の短詩形文芸形式の一。「座(共同体)」の意識のもとに成立し,「滑稽」を本質とする文芸。発句(ホツク)・連句・前句付・俳文などより成る。室町末期の山崎宗鑑・荒木田守武らによる滑稽・卑俗な作風を受け,江戸時代に松永貞徳が出て独自なジャンルとして確立。談林俳諧を経て松尾芭蕉の蕉風に至って文学的に高められた。 →俳句 (2)「俳諧歌(ハイカイカ)」の略。

はいかい-か [3] 【俳諧歌】🔗🔉

はいかい-か [3] 【俳諧歌】 (1)和歌の一体。滑稽味を帯びた和歌。古今集巻一九に「誹諧歌」として多数が収録されて以来,勅撰集にしばしば取り上げられた。はいかいうた。 (2)狂歌の別名。

はいかい-さんじん 【俳諧三神】🔗🔉

はいかい-さんじん 【俳諧三神】 (和歌三神を模して)俳諧において尊ばれる三人。山崎宗鑑・荒木田守武・松永貞徳。

はいかい-し [3] 【俳諧師】🔗🔉

はいかい-し [3] 【俳諧師】 俳諧を職業とする人。また,俳諧に巧みな人。俳諧宗匠。点者。業俳(ギヨウハイ)。

はいかい-しきもく [6] 【俳諧式目】🔗🔉

はいかい-しきもく [6] 【俳諧式目】 俳諧興行の際の規則・作法。また,それらを記した書。「はなひ草」「毛吹草」など。

はいかい-の-れんが 【俳諧の連歌】🔗🔉

はいかい-の-れんが 【俳諧の連歌】 連歌の一体。滑稽・卑俗を中心とするもの。室町末期,山崎宗鑑・荒木田守武らの頃特に盛行した。代表的撰集に「竹馬狂吟集」「犬筑波集」「守武千句」がある。

はいかい-み [3][5][0] 【俳諧味】🔗🔉

はいかい-み [3][5][0] 【俳諧味】 俳諧的な味わい・趣。滑稽・軽妙・洒脱・脱俗的な味わいなど。俳味。

はい-かい ―クワイ [0] 【徘徊】 (名)スル🔗🔉

はい-かい ―クワイ [0] 【徘徊】 (名)スル (1)目的もなく,うろうろと歩きまわること。うろつくこと。「夜の巷(チマタ)を―する」 (2)葛藤からの逃避,精神病・痴呆などにより,無意識のうちに目的なく歩きまわること。

はい-かい ―クワイ [0] 【敗壊・敗潰】 (名)スル🔗🔉

はい-かい ―クワイ [0] 【敗壊・敗潰】 (名)スル そこなわれくずれること。やぶれついえること。「内部の有様は―し了(リヨウ)したれども/文明論之概略(諭吉)」

大辞林 ページ 151980