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はちまん-じごく ―ヂ― [5] 【八万地獄】🔗🔉

はちまん-じごく ―ヂ― [5] 【八万地獄】 〔仏〕 莫大な数の地獄。八万奈落。「出家落ちたる科(トガ)によつて―へ落ちしと聞く/浄瑠璃・賀古教信」

はちまん-しせん [5] 【八万四千】🔗🔉

はちまん-しせん [5] 【八万四千】 仏教で,非常に数が多いことを表す代表的な表現。「―の煩悩(ボンノウ)」「―の法門」

はちまん 【八幡】🔗🔉

はちまん 【八幡】 ■一■ (名) 「八幡神」「八幡宮」の略。 ■二■ (副) 〔八幡神に誓って,の意〕 (1)(下に否定の語を伴って)誓って。まちがいなく。「―命かけて堪忍ならず/風流仏(露伴)」 (2)本当に。誠に。「―気に入申候/浮世草子・一代男 7」 (3)(感動詞のように用いて)どうか。必ず。「―一夜のお情あれ/浄瑠璃・嫗山姥」

はちまん-がね 【八幡鐘】🔗🔉

はちまん-がね 【八幡鐘】 江戸深川富岡八幡宮の,時の鐘。辰巳の遊里に近く男女の後朝(キヌギヌ)の別れにたとえる。「―もうはのそら,寝ぐらはなれぬ明烏(アケガラス)/人情本・辰巳園 3」

はちまん-ぐう [3][5] 【八幡宮】🔗🔉

はちまん-ぐう [3][5] 【八幡宮】 八幡神をまつる神社の総称。

はちまん-ざ [0] 【八幡座】🔗🔉

はちまん-ざ [0] 【八幡座】 〔八幡神が宿る所の意〕 兜(カブト)の部分の名。鉢の頂上にある頂辺(テヘン)の穴を飾る金物。神宿(カンヤドリ)。頂辺の座。 →頂辺

はちまん-じん 【八幡神】🔗🔉

はちまん-じん 【八幡神】 最も早い神仏習合神。本来は豊前国(大分県)宇佐地方で信仰されていた農業神とされる。781年,仏教保護・護国の神として大菩薩の号を贈られ,以後寺院の鎮守に勧請されることが多くなった。また八幡神を応神天皇とその母神功皇后とする信仰や,平安末期以降,源氏の氏神とする信仰が生まれ,武神・軍神としての性格を強めた。

はちまん-しんこう ―カウ [5] 【八幡信仰】🔗🔉

はちまん-しんこう ―カウ [5] 【八幡信仰】 八幡神に対する信仰。古く九州宇佐八幡宮に対するものを起源とするが,平安時代には朝廷が王城鎮護神として崇め,鎌倉時代には源氏が氏神として以後,武士が守護神として信仰,全国に広まった。

大辞林 ページ 152262