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ひかえ-づな ヒカヘ― [3] 【控え綱】🔗🔉

ひかえ-づな ヒカヘ― [3] 【控え綱】 (1)立てた物が倒れないように,引っ張っておくための綱。 (2)重い物を上げ下ろしするとき,力綱のほかに,揺れを防ぐためその物に取り付ける綱。 (3)神仏がかたわらにいて加護することを綱にたとえていう語。「神や仏の―延ばす命と知らばこそ/浄瑠璃・氷の朔日(下)」

ひかえ-てい ヒカヘ― [0] 【控え邸】🔗🔉

ひかえ-てい ヒカヘ― [0] 【控え邸】 現在住んでいる家のほかに,予備として設けておく家。控え屋敷。

ひかえ-ばしら ヒカヘ― [4] 【控え柱】🔗🔉

ひかえ-ばしら ヒカヘ― [4] 【控え柱】 木造の塀・門などが傾くのを防ぐ,支えの柱。すけばしら。

ひかえ-め ヒカヘ― [0][4] 【控え目】 (名・形動)[文]ナリ🔗🔉

ひかえ-め ヒカヘ― [0][4] 【控え目】 (名・形動)[文]ナリ (1)思うままにせず,内輪にとどめること。遠慮して振る舞うこと。また,そのさま。「―に言う」「―な態度」 (2)量や程度を少なめにする・こと(さま)。「砂糖は―に」

ひかえ-やぐら ヒカヘ― [4] 【控え櫓】🔗🔉

ひかえ-やぐら ヒカヘ― [4] 【控え櫓】 江戸時代に歌舞伎興行権を官許された三座(中村座・市村座・森田座)に支障があって興行ができないとき,代わって興行をすることを認められた座。中村座には都座,市村座には村山座・桐座,森田座には河原崎座と定まっていた。代え櫓。仮櫓。

ひかえ-やしき ヒカヘ― [4] 【控え屋敷】🔗🔉

ひかえ-やしき ヒカヘ― [4] 【控え屋敷】 「控え邸(テイ)」に同じ。

ひかえ-りきし ヒカヘ― [4] 【控え力士】🔗🔉

ひかえ-りきし ヒカヘ― [4] 【控え力士】 自分の出番を待ちながら土俵下に控え,取組中の力士の介添えをする東西二人ずつの力士。

ひ-がえし ―ガヘシ [2] 【火返し】🔗🔉

ひ-がえし ―ガヘシ [2] 【火返し】 ⇒袖壁(ソデカベ)

ひ-がえり ―ガヘリ [0][4] 【日帰り】 (名)スル🔗🔉

ひ-がえり ―ガヘリ [0][4] 【日帰り】 (名)スル 出かけて,その日のうちに帰ること。「―しようと思えばできる距離」「―出張」

ひか・える ヒカヘル [3][2] 【控える・扣える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ひか・ふ🔗🔉

ひか・える ヒカヘル [3][2] 【控える・扣える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ひか・ふ 〔動詞「引く」に継続の接尾語「ふ」の付いた語〕 □一□(自動詞) (1)いつでも活動できるよう準備をして待機する。「楽屋に―・えて出番を待つ」 (2)表立たずに傍らにいる。「首相の後ろに―・えている夫人」 (3)すぐ近くにある。(ア)場所的に近い。「北側に山が―・えている小村」(イ)時間的に近い。「大事な試合が明日に―・えている」 (4)進まないで止まる。「琴をぞひきすまされたる,―・へて是をききければ/平家 6」 □二□(他動詞) (1)他のものが動こうとするのを引きとどめる。抑制する。「袖を―・える」「馬を―・える」 (2)あることに配慮して,自分の行動を制限・抑制する。「酒を―・える」「公表を―・える」「言葉を―・える」 (3)後ろに退かせる。「裏を一センチ―・える」 (4)すぐ近くにある,ということを他動詞的に表現する。(ア)近い関係にある。「近くに有数の観光地を―・えて発展した都市」「代議士がバックに―・えている」(イ)時間的に間近にせまる。「開会式を三日後に―・えて準備に忙しい」 (5)記録にとどめる。メモする。「電話番号を手帳に―・える」 (6)和船で,櫓(ロ)を操作して船首を左へ曲げる。 ⇔押さえる (7)引く。「其方(ソナタ)へ引け。強く―・へよ/義経記 5」

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