複数辞典一括検索+

ひかん 【比干】🔗🔉

ひかん 【比干】 中国,殷(イン)の紂王(チユウオウ)の父方のおじ。紂王の悪虐無道を諫めたところ,怒った王は,聖人の胸には七竅(シチキヨウ)があるというが見たいものだといって比干を殺し,その胸を切り開いたという。

ひ-がん [1] 【火燗】🔗🔉

ひ-がん [1] 【火燗】 直接火にあてて酒の燗(カン)をすること。

ひ-がん [0][2] 【彼岸】🔗🔉

ひ-がん [0][2] 【彼岸】 (1)春分の日・秋分の日を中日(チユウニチ)とする各七日間。また,この時期に営む仏事。俳句では,彼岸といえば春彼岸のこと。[季]春。 →秋彼岸 →彼岸会 (2)〔梵 pramit(波羅蜜多)の訳語「到彼岸」から出た語〕 迷いを脱し,生死を超越した理想の境地。悟りの境地。涅槃(ネハン)。 ⇔此岸(シガン) (3)目標に至った理想的状態。凡人を超えた,高度な境地。

――太郎、八専(ハツセン)次郎、土用(ドヨウ)三郎、寒(カン)四郎🔗🔉

――太郎、八専(ハツセン)次郎、土用(ドヨウ)三郎、寒(カン)四郎 彼岸の一日目,八専の二日目,土用の三日目,寒の四日目のこと。この日が晴天だとその年は豊作といわれた。

ひがん-え ― [2] 【彼岸会】🔗🔉

ひがん-え [2] 【彼岸会】 彼岸の七日間に行われる春秋二度の仏事。平安初期に始まるという。現在も墓参などが広く行われている。日本独自の習俗が仏教と結びついたものと考えられる。[季]春。

ひがん-ざくら [4] 【彼岸桜】🔗🔉

ひがん-ざくら [4] 【彼岸桜】 バラ科の落葉高木。山地に自生し,庭木ともされる。葉は狭い楕円形。春の彼岸の頃,他のサクラより早く開花。エドヒガンに近縁。コヒガンザクラ。[季]春。

ひがん-ぞこ-ひがんてんじょう ―テンジヤウ [0]-[4] 【彼岸底彼岸天井】🔗🔉

ひがん-ぞこ-ひがんてんじょう ―テンジヤウ [0]-[4] 【彼岸底彼岸天井】 春秋の彼岸ごろには稲作の予想や結果も出ることから,株式相場が底をつけたり天井をついたりすること。 〔米相場からきた語〕 →節分天井

ひがん-ばな [2] 【彼岸花】🔗🔉

ひがん-ばな [2] 【彼岸花】 ヒガンバナ科の多年草。田の縁(フチ)や川岸に群生。秋の彼岸の頃,高さ約30〜50センチメートルの花茎の頂に赤色の花を一〇個内外つける。花被片は六個で強くそり返り,雄しべは長く目立つ。花後,線状の葉が出,翌春枯れる。鱗茎(リンケイ)は有毒だが薬用にする。曼珠沙華(マンジユシヤゲ)((マンジユサゲ))。死人(シビト)花。捨て子花。葉見ず花見ず。[季]秋。

大辞林 ページ 152750