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ひき-かえし ―カヘシ [0] 【引(き)返し】 (名)🔗🔉

ひき-かえし ―カヘシ [0] 【引(き)返し】 (名) (1)ひき返すこと。 (2)〔「引き返し幕」の略〕 歌舞伎で,急速な場面転換の手法。一幕の演技のうちに,一度幕を引いて下座音楽や拍子木でつなぎ,すぐにまた開けて続きを演ずること。ひっかえし。返し。 (3)和服で,裾回(スソマワ)しに表と同じ布地を使うこと。ひっかえし。

ひき-かえ・す ―カヘス [3] 【引(き)返す】 (動サ五[四])🔗🔉

ひき-かえ・す ―カヘス [3] 【引(き)返す】 (動サ五[四]) (1)出発点に戻る。ひっかえす。「家へ―・す」 (2)繰り返す。反復する。「御文を…―・し―・し見ゐ給へり/源氏(宿木)」 (3)反対にする。裏返す。ひっくりかえす。「舟―・されて/平家 10」 (4)もとの状態になる。昔の有り様に立ち返る。「まだ調べも変らず,―・しその折の心地し給ふ/源氏(松風)」 (5)(連用形を副詞的に用いて)今までとうってかわって。「かく許しそめ給へることなれば,―・し許さぬ気色を見せむも/源氏(真木柱)」 [可能] ひきかえせる

ひき-か・える ―カヘル [4][3] 【引(き)換える・引(き)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ひきか・ふ🔗🔉

ひき-か・える ―カヘル [4][3] 【引(き)換える・引(き)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ひきか・ふ (1)ある物を渡して別の物を手に入れる。交換する。「当たり券を賞品に―・える」 (2)(連用形の形で用いて)反対になる。あべこべになる。がらりと変わる。「去年に―・え,今年は大変好調だ」 (3)姿・様子をかえる。「大方の有様,―・へたるやうに/源氏(竹河)」

ひき-がえる ―ガヘル [3] 【蟇・蟾蜍】🔗🔉

ひき-がえる ―ガヘル [3] 【蟇・蟾蜍】 (1)カエル目ヒキガエル科の両生類の総称。 (2){(1)}の一種。体長は7〜15センチメートル。ずんぐりした体形で四肢は短く跳躍力は弱い。背面は暗褐色,腹面は淡黄褐色。耳腺がよく発達し,背には疣(イボ)がある。一般に地上性で,繁殖期以外はあまり水に入らない。ニホンヒキガエル。ヒキ。ガマ。ガマガエル。イボガエル。[季]夏。

大辞林 ページ 152761