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ひ-さかき [2] 【🔗🔉

ひ-さかき [2] 【】 ツバキ科の常緑低木。山地に生え,庭木とされる。よく分枝し,葉は狭い卵形で鈍い鋸歯があり,質厚く光沢がある。雌雄異株。春,葉腋(ヨウエキ)に白色の小花を少数つける。サカキの代用として枝葉を神前に供える。ヒサギ。 〔「の花」は [季]春〕

ひざ-かくし [3] 【膝隠し】🔗🔉

ひざ-かくし [3] 【膝隠し】 上方落語で,見台の前に置く小さな衝立。

ひざ-かけ [0][4] 【膝掛(け)】🔗🔉

ひざ-かけ [0][4] 【膝掛(け)】 防寒などのために,ひざの上にかける布や毛布。

ひざ-がしら [3][0] 【膝頭】🔗🔉

ひざ-がしら [3][0] 【膝頭】 膝の関節の外側の部分。膝小僧。ひざかぶ。ひざぶし。ひざくち。

――で江戸へ行こうとする🔗🔉

――で江戸へ行こうとする 〔いざって江戸へ行こうとする意〕 苦労や努力をしたわりには,効果があがらないことのたとえ。膝で京へのぼる。

ひさ-かた [0] 【久方・久堅】🔗🔉

ひさ-かた [0] 【久方・久堅】 〔枕詞「ひさかたの」から〕 天(アメ)・雲・空・日・月・都などの称。「―(=月)の中なる川のうかひ舟いかに契りて闇をまつらむ/新古今(夏)」

ひさかた-の 【久方の・久堅の】 (枕詞)🔗🔉

ひさかた-の 【久方の・久堅の】 (枕詞) (1)天に関係のある「天」「空」「雨」「月」「月夜」「日」「昼」「雲」「雪」「あられ」などにかかる。「―天の香具山利鎌(トカマ)にさ渡る鵠(クビ)/古事記(中)」「―雨も降らぬか雨つつみ/万葉 520」「―月夜を清み/万葉 1661」 〔語義・かかり方未詳。天の形をひさご形と見たためとする説もあるが,天を永遠に堅固なもの(久堅),きわめて遠い彼方のもの(久方)と解したためとする説が有力〕 (2)「都」にかかる。都を天上の世界になぞらえ永遠に栄えるものとして讃(タタ)える心からか。「―都を置きて草枕旅行く君を何時とか待たむ/万葉 3252」 (3)月の中に桂(カツラ)の木があるという伝説から,「桂」にかかる。「―桂にかくるあふひ草/新勅撰(夏)」 (4)天上のものと考えられていたので,「岩戸」にかかる。「―岩戸の関もあけなくに/好忠集」

大辞林 ページ 152821