ふ-ぼく [1][0] 【浮木】 水に浮かび漂う木。うき木。

ふぼくしゅう ―シフ 【夫木集】 「夫木和歌抄」の別名。

ふぼくわかしょう ―ワカセウ 【夫木和歌抄】 歌集。三六巻。藤原長清撰。1310年頃に成立か。万葉集以降の和歌のうちから，従来の撰にもれた約一七三五〇首を，四季・雑に部立てし，さらに歌題によって分類した類題和歌集。現在散逸した私撰集・私家集の歌を含み，資料として貴重。夫木集。

ふ-ぼん [0] 【不犯】 〔仏〕 戒律を破らないこと。特に，邪淫戒を保って異性と交わらないこと。「―の僧」

ふ-ほんい [2] 【不本意】 （名・形動）[文]ナリ 自分の本当の気持ちと違うこと。希望とは異なること。また，そのさま。「―ながら同意する」「―な結果に終わる」「―な成績」

ふ-ま [1] 【不磨】 すり減らないこと。永久になくならないこと。不朽。不滅。

――の大典(タイテン) 不滅の大法典の意。大日本帝国憲法の発布勅語で使われた言葉。

ぶ-ま [1] 【不間】 （名・形動）[文]ナリ 気がきかないこと。間がぬけていること。不恰好(ブカツコウ)なこと。また，そのさま。「―なことを言出す/多情多恨（紅葉）」

ふ-まい [0] 【不昧】 （１）学問に明るいこと。道理にくらくないこと。 （２）利欲に心をくらまされないこと。

ふまい 【不昧】 松平治郷(ハルサト)の号。

ふまい-りゅう ―リウ 【不昧流】 松平不昧を祖とする茶道石州流の一分派。不昧派。

ぶ-まい [0] 【夫米】 室町・江戸時代，夫役のかわりとして納めた米。人足米。

ふま・う フマフ 【踏まふ】 （動ハ下二） ⇒ふまえる

ふまえ フマヘ [0] 【踏まえ】 〔動詞「踏まえる」の連用形から〕 （１）よりどころ。根拠。 （２）思案。分別。「後先の―もなく/浄瑠璃・出世景清」 （３）踏み台。「とど―をして鴨居へ隠す/歌舞伎・散書恋文章」