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まかり-よ・る 【罷り寄る】 (動ラ四)🔗⭐🔉
まかり-よ・る 【罷り寄る】 (動ラ四)
「寄る」の謙譲語。
(1)立ち寄る。「小野に侍りつる尼どもあひとひ侍らむとて,―・りたりしに/源氏(手習)」
(2)年をとる。「年―・りて,風重く成て/宇治拾遺 12」
まか・る [0] 【負かる】 (動ラ五[四])🔗⭐🔉
まか・る [0] 【負かる】 (動ラ五[四])
値段を安くすることができる。「もうこれ以上―・らない」
まか・る [2] 【罷る】 (動ラ四)🔗⭐🔉
まか・る [2] 【罷る】 (動ラ四)
(1)朝廷などの意向を受けて,地方または他所へ行く。「勅旨(オオミコト)戴き持ちて唐(モロコシ)の遠き境に遣はされ―・りいませ/万葉 894」
(2)許可を得て,宮廷または貴人の所から離れる。退出させていただく。おいとまをいただく。「憶良らは今は―・らむ子泣くらむそれその母も我(ワ)を待つらむそ/万葉 337」
(3)「行く」の謙譲語。貴所から他所へ,また,都から地方へ行く。「人のもとに―・れりける夜/古今(秋上詞)」「雁の声を聞きて,越(コシ)に―・りける人を思ひてよめる/古今(春上訓)」
(4)「行く」の丁寧語。参る。「花見に―・れりけるに,早く散過にければ/徒然 137」
(5)「死ぬ」の謙譲語。「身―・る」「妾―・るといふとも/日本書紀(垂仁訓)」
(6)他の動詞の上に付いて,(ア)謙譲・丁寧の意を表す。「―・り出づ」「―・り越す」(イ)意味を強める。「―・り通る」「―・り間違う」
〔「任(マ)く」に対する自動詞〕
まが・る [0] 【曲(が)る】 (動ラ五[四])🔗⭐🔉
まが・る [0] 【曲(が)る】 (動ラ五[四])
〔「禍(マガ)」の動詞化〕
(1)まっすぐな物・平らな物が弓形・ S 字形などになる。「腰が―・る」「肘(ヒジ)が痛くて右腕が―・らない」「青柳の細き眉根を笑み―・り/万葉 4192」
(2)進む方向が右または左に変わる。「駅は次の四つ角を右に―・ったところだ」「道は北に―・る」
(3)向きが正規の方向とずれる。ゆがむ。傾く。「ネクタイが―・っている」「柱が―・って見える」
(4)道理からはずれる。心がねじける。「根性が―・っている」
〔「曲げる」に対する自動詞〕
[可能] まがれる
[慣用] 口が―・旋毛(ツムジ)が―・鼻が―
大辞林 ページ 154655。