複数辞典一括検索+![]()
![]()
まんよう-しゅうすいしょう ―エフシフスイセウ 【万葉拾穂抄】🔗⭐🔉
まんよう-しゅうすいしょう ―エフシフスイセウ 【万葉拾穂抄】
万葉集の注釈書。二〇巻三〇冊。北村季吟著。1686年成立,90年刊。従来の注釈を集大成したもの。初の全歌注釈として広く用いられた。
まんよう-しゅぎ ―エフ― [5] 【万葉主義】🔗⭐🔉
まんよう-しゅぎ ―エフ― [5] 【万葉主義】
万葉集やその風体・調べを尊重する考え方や立場。江戸時代の賀茂真淵や近代の正岡子規およびその系統のアララギ派は有名。
まんよう-しょくぶつ ―エフ― [6] 【万葉植物】🔗⭐🔉
まんよう-しょくぶつ ―エフ― [6] 【万葉植物】
万葉集に詠まれている植物。一五〇種以上ある。
まんよう-だいしょうき ―エフダイシヤウキ 【万葉代匠記】🔗⭐🔉
まんよう-だいしょうき ―エフダイシヤウキ 【万葉代匠記】
万葉集の注釈書。二〇巻。契沖著。初稿本は1688年頃,精撰本は1690年成立。1683年,徳川光圀の依頼を受けた下河辺長流の推挙によって着手。総論として万葉集の題名・撰者・枕詞・万葉仮名などについて解説し,以下全歌にわたって精密な注釈を施す。多くの新見・創見に富み,実証主義的・文献学的な研究方法は,万葉集研究のみならず古典文学研究全般に多大な影響を与えた。万葉集代匠記。
まんよう-ちょう ―エフテウ [0] 【万葉調】🔗⭐🔉
まんよう-ちょう ―エフテウ [0] 【万葉調】
万葉集に特徴的な歌風・歌調。発想・内容としては生活感情と密接し,素朴・直截あるいは率直・切実で,またしばしば雄大・荘重である。修辞的には五七調すなわち二句・四句切れが多く,枕詞・序詞の使用も多い。賀茂真淵は「ますらおぶり」と呼んだ。
まんようしゅう マンエフシフ 【万葉集】🔗⭐🔉
まんようしゅう マンエフシフ 【万葉集】
歌集。二〇巻。数次にわたって編纂されたとみられ,大伴家持が編纂に携わったことが推定されるが,最終的に現在の形にまとめた人物は不明。巻一〜一六までは基本的に雑歌(ゾウカ)・相聞歌(ソウモンカ)・挽歌などの部立てによる編纂方針によって貫かれるが,巻一七以降は年月日順で編まれ,部立てはみられない。成立は奈良時代末期とされる。仁徳朝の伝承歌から淳仁朝までの和歌約四五〇〇首を収める。作者は皇族・貴族から遊女・乞食まで広い階層にわたるが,その中心が皇族・貴族・官人であったことは無視できない。特に,額田王(ヌカタノオオキミ)・柿本人麻呂・山部赤人・山上憶良(オクラ)・大伴旅人・大伴家持などは著名。歌体は,短歌のほか長歌・旋頭歌(セドウカ)などを含む。初期の集団的な歌謡から大伴家持に代表される繊細優美な歌まで,上代歌謡の進展に伴うさまざまな歌を含む。
大辞林 ページ 154955。