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むすび-つ・く [4] 【結び付く】🔗🔉

むすび-つ・く [4] 【結び付く】 ■一■ (動カ五[四]) (1)物と物とが結ばれて一つになる。 (2)関係をもつ。つながる。「事件に―・く証拠」「努力が結果に―・く」 ■二■ (動カ下二) ⇒むすびつける

むすび-つ・ける [5] 【結び付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 むすびつ・く🔗🔉

むすび-つ・ける [5] 【結び付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 むすびつ・く (1)動かないよう結んでつなぐ。ゆわえつける。「おみくじを境内の木の枝に―・ける」 (2)関係づける。「地震と火山の活動を―・けて考える」

むす・ぶ [0] 【結ぶ】 (動バ五[四])🔗🔉

むす・ぶ [0] 【結ぶ】 (動バ五[四]) □一□(他動詞) (1)ひも・帯などの両端をからませてつなぎ合わせる。「靴のひもを―・ぶ」「ネクタイを―・ぶ」 (2)離れている地点をつないで連絡できるようにする。「二点を―・ぶ直線」「都心と空港を―・ぶ道路」 (3)他人と関係をもつ。(ア)約束をする。「条約を―・ぶ」「賃貸契約を―・ぶ」(イ)交わりをもつ。「縁を―・ぶ」「契りを―・ぶ」「懇意を―・ぶ/鉄仮面(涙香)」「使臣を阿善(アゼン)に派遣して深く其の歓心を―・び/経国美談(竜渓)」(ウ)協力しあう。結託する。「手を―・ぶ」「業者と―・んで私腹をこやす」「同盟を―・ぶ」「義仲行家以下党を―・びて数あり/平家 7」 (4)口や手をかたくとじる。「口を―・ぶ」「―・んで開いて」 (5)ある形のものを作り出す。(ア)結実する。また,水分などが凝固する。「実を―・ぶ」「露を―・ぶ」(イ)形をなす。「美しき花祭の我を喚び醒すまで,穏なる夢を―・びぬ/即興詩人(鴎外)」「山門の為にあたを―・ばず/平家 7」(ウ)作って営む。構える。「庵(イオリ)を―・ぶ」 (6)髪の毛をある髪形にまとめる。髪を結う。「頭髪(カミ)は夜会に―・び/魔風恋風(天外)」 (7)文章などをしめくくる。「励ましの言葉で挨拶(アイサツ)を―・ぶ」 (8)文法で,係りの語に対応した活用形で文を終止させる。「『こそ』を受けて文末を已然形で―・ぶ」 (9)手や指を組み合わせる。(ア)手の指を印(イン)の形に組む。「印を―・ぶ」(イ)(「掬ぶ」と書く)両手を合わせて,水をすくう。掬(キク)する。「水を―・びて…咽(ノンド)を潤し/即興詩人(鴎外)」「袖ひちて―・びし水のこほれるを/古今(春上)」(ウ)握り飯を作る。「俵形に―・ぶ」 (10)松の枝・草の葉などを相互に交わらせてゆわえる。古代,呪術として約束や契りの成就,健康や長寿を祈って行われた。 →草を結ぶ 「常磐なる松のさ枝を我は―・ばな/万葉 4501」「妹(イモ)が門行き過ぎかねて草―・ぶ/万葉 3056」 □二□(自動詞) (1)ある形のものができる。結実する。凝固する。「実が―・ぶ」「野に霜―・んで枯るるごと/田舎教師(花袋)」「淀(ヨド)みに浮ぶうたかたは,かつ消えかつ―・びて/方丈記」 (2)気がふさぐ。「いかがすべきと嘆き―・ぶに/今昔 2」 [可能] むすべる

大辞林 ページ 155344