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もの-つき 【物憑き】🔗🔉

もの-つき 【物憑き】 (1)物の怪(ケ)にとりつかれること。また,とりつかれた人。「暫く寝入りたる体にて―は則ち覚めにけり/太平記 36」 (2)「よりまし」に同じ。「物のけ,―につきて言ふやう/宇治拾遺 4」

もの-づくし [3] 【物尽(く)し】🔗🔉

もの-づくし [3] 【物尽(く)し】 歌謡などで,同種の事物の名を並べたてる形式。山尽くし・国尽くしなど。ものはづくし。

もの-づけ [0] 【物付け】🔗🔉

もの-づけ [0] 【物付け】 俳諧における付合手法の一。前句中の言葉や事柄の縁によって付ける方法。連歌でいう寄合付け(物の縁による付け合い)と詞付け(詞のみによる付け合い)との総称。貞門俳諧で特に用いられた。 →詞付け →心付け

もの-つつま・し 【物慎まし】 (形シク)🔗🔉

もの-つつま・し 【物慎まし】 (形シク) なんとなく遠慮される。なんとなくきまり悪い。「―・しき程の心には,歎かしうてやみぬ/源氏(乙女)」

もの-づつみ 【物慎み】🔗🔉

もの-づつみ 【物慎み】 遠慮深いこと。引っ込み思案なこと。「―をいたうし給ふ本性(ホンジヨウ)に/源氏(夕霧)」

もので (接助)🔗🔉

もので (接助) 〔形式名詞「もの」に断定の助動詞「だ」の連用形「で」の付いたものから。一説に「で」は格助詞とも。話し言葉でのくだけた言い方では「もんで」ともなる〕 活用語の連体形に接続する。原因・理由を表す。…ので。「あんまりはりきった―,ついしくじりました」「走ってきた―,息がきれる」

もの-で (連語)🔗🔉

もの-で (連語) 〔形式名詞「もの」に断定の助動詞「だ」の連用形「で」の付いたもの。近世語〕 文末にあって,活用語の連体形に付き,反語の意を表す。「今の敵がそんな事いふて,誰が相手になる―/浮世草子・化物気質」

モノディー [1] monody🔗🔉

モノディー [1] monody 1600年頃にフィレンツェの「カメラータ」と呼ばれるグループが提唱した,通奏低音付きのレチタティーボ様式の歌曲。

もの-ですか (連語)🔗🔉

もの-ですか (連語) ⇒ものか(終助)

もの-と・う ―トフ 【物問ふ】 (連語)🔗🔉

もの-と・う ―トフ 【物問ふ】 (連語) (1)物事をたずねる。質問する。 (2)うらなう。「おびただしき物のさとしどもあれば―・はせ給に/狭衣 2」

大辞林 ページ 155715