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もののけ-だ・つ 【物の怪立つ】 (動タ四)🔗⭐🔉
もののけ-だ・つ 【物の怪立つ】 (動タ四)
物の怪が取りついたようになる。「猶いと心もとなげに,―・ちて悩み侍れば/源氏(浮舟)」
もの-の-し 【物の師】🔗⭐🔉
もの-の-し 【物の師】
技芸の師。特に,音楽の師。「道々に―あり/源氏(絵合)」
もの-の-どうり ―ダウリ 【物の道理】🔗⭐🔉
もの-の-どうり ―ダウリ 【物の道理】
物事一般に通じる道理。物事の道理。「―をわきまえない人」
もの-の-な [0] 【物の名】🔗⭐🔉
もの-の-な [0] 【物の名】
(1)物の名称。
(2)和歌や俳諧で,物の名をそれとなく詠み込むこと。「来べきほど時すぎぬれやまちわびてなくなるこゑの人をとよむる(古今 物名)」に「ほととぎす」が詠み込んである類。隠し題。ぶつめい。
もの-の-ね 【物の音】🔗⭐🔉
もの-の-ね 【物の音】
物の音。特に,楽器の音。音楽。「心ことなる―をかき鳴らし/源氏(桐壺)」
もの-の-ふ [3] 【武士】🔗⭐🔉
もの-の-ふ [3] 【武士】
(1)武をもって主君に仕え,いくさに出て戦う人。武士。武人。「―の家に生まれる」
(2)上代,宮廷に仕えたさまざまの職分の人。文武百官。「―の男女の花にほひ見に/万葉 4317」
――の道🔗⭐🔉
――の道
武人としての道。武士道。
もののふ-の 【武士の】 (枕詞)🔗⭐🔉
もののふ-の 【武士の】 (枕詞)
(1)文武の官に属する氏(ウジ)の多いことから,「八十(ヤソ)」「宇治川」に,また数の多い意の「五十(イ)」に言いかけて「磐瀬(イワセ)」にかかる。「―八十宇治川の網代木に/万葉 264」「あをによし奈良山過ぎて―宇治川渡り/万葉 3237」「―磐瀬の社(モリ)のほととぎす/万葉 1470」
(2)後世,「もののふ」を武士の意と解して,武士の持つ「矢」と同音を含む「矢野」「矢田野」などにかかる。「―矢田野のすすき打ち靡き/続後撰(秋上)」
もの-の-ふし 【物の節】🔗⭐🔉
もの-の-ふし 【物の節】
近衛府の舎人(トネリ)などから選抜した,雅楽に秀でた者。春日祭・賀茂祭に奉仕した。
もの-の-べ [3][0] 【物部】🔗⭐🔉
もの-の-べ [3][0] 【物部】
古代,朝廷の軍事・刑罰に関与した人々。律令制下では囚獄司・衛門府・東西市司に所属した。
大辞林 ページ 155719。