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もの-の-あわれ ―アハレ [4] 【物の哀れ】🔗🔉

もの-の-あわれ ―アハレ [4] 【物の哀れ】 (1)平安時代の文学をとらえる上での文学理念・美的理念。外界としての「もの」と感情としての「あわれ」とが一致する所に生じた,調和的な情趣の世界をとらえていう。本居宣長が指摘し,その最高の達成が源氏物語であるとした。 (2)自然・人生・芸術などに触発されて生ずる,しみじみとした情趣や哀感。「―を知る」

もの-の-かず [4] 【物の数】🔗🔉

もの-の-かず [4] 【物の数】 特に取り立てて言うほどのもの。注目に値する物事。多く下に打ち消しの語を伴う。「これ位の雨は―ではない」「私などは―に入らない」

もの-の-ぐ [3] 【物の具】🔗🔉

もの-の-ぐ [3] 【物の具】 (1)調度品。道具。「家も焼けほろび,―も皆取られはてて/大和 126」 (2)束帯など,公家の朝服一式。特に婦人の唐衣・裳の一式。唐衣・表着(ウワギ)・五衣をつける礼装。いわゆる,十二単。「宮の御―召したりし御さまなどの/右京大夫集」 (3)武具。具足。弓・矢・刀・槍などもいうが,特に鎧(ヨロイ)をさす。「その後―脱ぎすて/平家 9」

大辞林 ページ 155718