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もみじ-はぐま モミヂ― [4] 【紅葉羽熊】🔗🔉

もみじ-はぐま モミヂ― [4] 【紅葉羽熊】 キク科の多年草。本州中部以西の丘陵の日あたりのよい林縁に生える。高さ約60センチメートル。葉は柄が長く,掌状に中裂。夏から秋,茎頂に白色の小頭花を穂状につける。

もみじ-ば-の モミヂ― 【紅葉の・黄葉の】 (枕詞)🔗🔉

もみじ-ば-の モミヂ― 【紅葉の・黄葉の】 (枕詞) 〔古くは「もみちばの」〕 (1)うつろい,散るところから,「移る」「過ぐ」にかかる。「―過ぎにし君が形見とそ来し/万葉 47」「―移りい行けば悲しくもあるか/万葉 459」 (2)紅葉のあかいところから,「あけ」にかかる。「―あけのたまがきいく秋の/新勅撰(神祇)」

もみじ-ぶな モミヂ― [4] 【紅葉鮒】🔗🔉

もみじ-ぶな モミヂ― [4] 【紅葉鮒】 秋になって,ひれが赤くなった琵琶湖産の鮒。[季]秋。《少年の魚籠重からず―/田村木国》

もみじ-み モミヂ― [3] 【紅葉見】🔗🔉

もみじ-み モミヂ― [3] 【紅葉見】 「紅葉狩り{(1)}」に同じ。[季]秋。

もみじがり モミヂガリ 【紅葉狩】🔗🔉

もみじがり モミヂガリ 【紅葉狩】 (1)能の一。五番目物。観世小次郎信光作。信濃国(今の長野県)戸隠山へ狩りに出かけた平維茂(コレモチ)が,山中で紅葉狩りの酒宴を催している女たちに誘われて酒に酔う。やがて鬼女の本性を現した女が襲いかかるが,男山八幡の夢告で護身の太刀を与えられた維茂は鬼女を退治する。 (2)歌舞伎舞踊の一。長唄・常磐津・義太夫の掛け合い。新歌舞伎十八番の一。河竹黙阿弥作詞。1887年(明治20)東京新富座初演。能の「紅葉狩」に取材した活歴風の舞踊劇。 (3)長唄の一。本名題「色見草月盃(イロミグサツキノサカズキ)」。初世杵屋正次郎作曲。1776年江戸森田座初演。秋篠という腰元が盗賊雲井太郎から色仕掛けで名笛を取り返す筋。

もみじやま-ぶんこ モミヂヤマ― 【紅葉山文庫】🔗🔉

もみじやま-ぶんこ モミヂヤマ― 【紅葉山文庫】 1639年江戸城西の丸北側の紅葉山に設けられた徳川将軍家の文書蔵。原型は徳川家康が1602年に創設した富士見亭文庫で,漢籍を中心とし,歴代将軍の治世記録が順次納められた。蔵書の大部分は国立公文書館に継承。

大辞林 ページ 155735