やぐら-した [0][3] 【櫓下】 〔江戸時代，劇場の櫓の下に，代表者の名を書いた看板を出したことから〕 文楽で，座頭(ザガシラ)や代表的な太夫(タユウ)。紋下(モンシタ)。

やぐら-だいこ [4] 【櫓太鼓】 相撲場の櫓の上で，開場や閉場を知らせるために打つ太鼓。昔は，歌舞伎劇場でも打った。

やぐら-どけい [4] 【櫓時計】 鐘楼に模した台に載せてある置き時計。

やぐら-なげ [0] 【櫓投げ】 相撲で，相手を十分に引きつけて，相手の一方の内股を自分の腿(モモ)にのせるようにして，つりぎみに振り回しながら投げる技。上手櫓投げ，下手櫓投げがある。

やぐら-ぬき [3] 【櫓貫】 〔建〕 双方から一本ずつ斜めに打って楔(クサビ)のように締め合わせた貫。

やぐら-ねぎ [4] 【櫓葱】 ネギの変種。葱坊主の中の花が鱗茎に変わり，そのうちの一個が伸びて子葱となり，頂にさらに孫葱ができる。二〜四階櫓状に重なる。食用。刈葱(カリギ)。

やぐら-ぶね [4] 【櫓船】 櫓を設けた船。

やぐら-まく [3] 【櫓幕】 （１）櫓に張り渡す幕。 （２）江戸時代，劇場や相撲場などの櫓の三方に張りめぐらされた幕。正面に興行主の紋を染め抜いた。

やぐら-もん [3] 【櫓門】 （１）上部が櫓になっている門。 （２）城郭の渡櫓の下に開いた門。渡櫓門。 櫓門（２） [図]

やく-り [1] 【薬理】 薬品によって起こる生理的変化。

やくり-がく [3] 【薬理学】 薬物の効果・副作用など薬物と生体との相互作用を研究する学問。薬物学。

やくり-さよう [4] 【薬理作用】 生体に対する薬の作用。