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やしま-くに [3] 【八洲国】🔗🔉

やしま-くに [3] 【八洲国】 日本国の別名。大八洲(オオヤシマ)。八洲。「八千矛の神の命は,―妻まきかねて/古事記(上)」 〔「や」は本来多数の意であったと考えられるが,記紀成立の頃には数字の「八」とする考えが生じ,本州・九州・四国などをはじめとして,実際に八つの島が比定されるようになった〕

やしま 【八島・屋島】🔗🔉

やしま 【八島・屋島】 (1)能の一。二番目物。世阿弥作。讃岐国(サヌキノクニ)屋島の浦に立ち寄った僧が,塩屋の主から源義経の合戦譚を聞く。その夜,僧の夢に甲胄姿の義経の霊が現れ,弓流しのことや能登守教経との奮戦などを語り,修羅道の苦患を示す。 (2)幸若(コウワカ)の曲名。能の「摂待」と同話。やしまいくさ。 (3)地歌・箏曲の曲名。藤尾勾当作曲。謡曲の詞章の後半に作曲したもの。

やしま 【屋島】🔗🔉

やしま 【屋島】 香川県高松市北東部,瀬戸内海に突出する陸繋島。海抜292メートルの溶岩台地で,かつては島であった。東麓に源平屋島の合戦が行われた壇浦がある。瀬戸内海観望にすぐれる。

やしま-でら 【屋島寺】🔗🔉

やしま-でら 【屋島寺】 高松市屋島東町にある真言宗の寺。南面山千光院と号す。四国第八四番札所。天平勝宝年間(749-775)鑑真の草創。空海の中興。

やしま-の-たたかい ―タタカヒ 【屋島の戦い】🔗🔉

やしま-の-たたかい ―タタカヒ 【屋島の戦い】 一谷の戦いに敗れて屋島に拠(ヨ)っていた平氏を,1185年2月,源義経の軍勢が急襲し,海上に追い落とした合戦。義経の弓流し,平景清の錏(シコロ)引き,那須与一の扇の的などの逸話で名高い。

やじま 【矢島】🔗🔉

やじま 【矢島】 姓氏の一。

大辞林 ページ 155872