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よう-せんぽう ヤウセンパフ [3] 【陽旋法】🔗⭐🔉
よう-せんぽう ヤウセンパフ [3] 【陽旋法】
日本の伝統音楽の旋法の一。半音を含まない五音音階。民謡などに多く用いられる。田舎節。陽音階。
⇔陰旋法
よう-そ エウ― [1] 【沃素】🔗⭐🔉
よう-そ エウ― [1] 【沃素】
〔indole〕
ハロゲンの一。元素記号 I 原子番号五三,原子量一二六・九。光沢ある黒紫色の鱗片状結晶。昇華しやすく,蒸気は紫色で有毒。水にはわずかしか溶けないが,ヨウ化カリウム水溶液には溶け,褐色となる。多くの有機溶媒に溶け,アルコール溶液は褐色,四塩化炭素は紫色,ベンゼン溶液は赤色を呈す。デンプンと反応して青紫色を呈する(ヨウ素デンプン反応)。脊椎動物の甲状腺ホルモン中に含まれ,不可欠元素。海藻などに有機化合物として濃縮されて含まれる。ヨードチンキ・ルゴール液,その他の医薬品の原料。ヨード((ドイツ) Jod)。
〔自然科学では「ヨウ素」と書く〕
ようそ-か エウ― [3] 【沃素価】🔗⭐🔉
ようそ-か エウ― [3] 【沃素価】
油脂100グラムが吸収しうるヨウ素のグラム数。油脂の不飽和脂肪酸含有量を表す。ヨウ素価が大きい脂肪油は,空気中の酸素と反応して固化しやすい。ヨウ素価一三〇以上が乾性油,一〇〇以下が不乾性油,この中間のものが半乾性油である。ヨード価。
ようそ-てきてい エウ― [4] 【沃素滴定】🔗⭐🔉
ようそ-てきてい エウ― [4] 【沃素滴定】
酸化還元滴定の一。ヨウ素の酸化力を利用する場合とヨウ化物イオンの還元力を利用する場合とがある。前者は,デンプンを指示薬としてヨウ素標準液で滴定し,青紫色に発色する時点を終点とする方法で,鉱石中のヒ素の定量などに用いる。後者は,目的の物質をヨウ化カリウムと反応させ,生じたヨウ素をデンプンを指示薬とし,チオ硫酸ナトリウム標準液で滴定し,青紫色が消える時点を終点とする方法で,天然水中の溶存酸素や塩素・臭素などの定量に用いる。
ようそ-でんぷんはんのう エウ―ハンオウ [8] 【沃素澱粉反応】🔗⭐🔉
ようそ-でんぷんはんのう エウ―ハンオウ [8] 【沃素澱粉反応】
デンプンにヨウ素液を加えると青紫色(アミロースでは青色,アミロペクチンでは赤色)を呈する反応。ヨウ素分子鎖がデンプンの鎖状分子の螺旋構造の内部に入り込んで包接化合物をつくるために発色すると考えられる。非常に鋭敏な反応で,デンプン・ヨウ素の検出や,ヨウ素滴定の際に終点を知るのに利用する。
大辞林 ページ 156282。