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より-あい ―アヒ [0] 【寄(り)合い・寄合】🔗⭐🔉
より-あい ―アヒ [0] 【寄(り)合い・寄合】
(1)話し合いや親睦のために,人々が集まること。また,その集まり。「町内の―」
(2)鎌倉幕府後期における事実上の最高意思決定機関。北条氏嫡流(得宗)を主宰者とし,一族や御家人の有力者から構成されていた。
(3)中世後期,村落共同体(惣・郷村)の発展に伴い成立した共同体所属の構成員による評議・談合の場をいう。
(4)江戸時代,三千石以上の旗本で,無役の者。若年寄の支配に属し,寄合肝煎(ヨリアイキモイリ)の監督を受けた。寄合組。
(5)連歌・俳諧で,前句と付句を関係付ける契機となる言葉や物どうしの縁をいう。古典・古歌・説話などに準拠を求めることが多い。連歌において多用された。
→付合
よりあい-がき ―アヒ― [0] 【寄合書き】🔗⭐🔉
よりあい-がき ―アヒ― [0] 【寄合書き】
数人が寄り集まって一つの書画をかくこと。また,その書画。寄せ書き。
よりあい-きもいり ―アヒ― [5] 【寄合肝煎】🔗⭐🔉
よりあい-きもいり ―アヒ― [5] 【寄合肝煎】
江戸幕府の職名。若年寄の配下。定員五人。寄合{(4)}の各組を分担して管理した。
よりあい-ぐみ ―アヒ― [0] 【寄合組】🔗⭐🔉
よりあい-ぐみ ―アヒ― [0] 【寄合組】
「寄合{(4)}」に同じ。
よりあい-こさく ―アヒ― [5] 【寄(り)合い小作】🔗⭐🔉
よりあい-こさく ―アヒ― [5] 【寄(り)合い小作】
他人の耕地を二人以上の者が共同で借りて耕作したこと。
よりあい-しゅう ―アヒ― [3] 【寄合衆】🔗⭐🔉
よりあい-しゅう ―アヒ― [3] 【寄合衆】
寄合{(2)}を構成した者。
よりあい-じょたい ―アヒ― [5] 【寄(り)合い所帯】🔗⭐🔉
よりあい-じょたい ―アヒ― [5] 【寄(り)合い所帯】
(1)多くの世帯が一か所に集まって住むこと。
(2)雑多な派閥やグループが集まって,十分組織化されないまま成り立っている団体。
よりあい-づけ ―アヒ― [0] 【寄合付け】🔗⭐🔉
よりあい-づけ ―アヒ― [0] 【寄合付け】
連歌・俳諧(ハイカイ)の付合(ツケアイ)の一。寄合{(5)}によって付けるもの。
大辞林 ページ 156447。