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わか-むらさき [4] 【若紫】🔗🔉

わか-むらさき [4] 【若紫】 (1)薄い紫色。「武蔵野に色や通へる藤の花―に染めて見ゆらむ/亭子院歌合」 (2)植物ムラサキの別名。「まだきから思ひこき色に染めむとや―の根を尋ぬらむ/後撰(雑四)」 (3)源氏物語の巻名。第五帖。

わか-め [1][2] 【若布・和布・稚海藻・裙蔕菜】🔗🔉

わか-め [1][2] 【若布・和布・稚海藻・裙蔕菜】 褐藻類コンブ目の海藻。日本沿岸の干潮線下に生じ,養殖もされる。葉は柔らかく粘滑で,羽状に分裂し,長さ60〜100センチメートル,幅30〜40センチメートルになる。茎状部の基部に「めかぶ」と呼ばれる厚い胞子葉がつく。生(ナマ)で,あるいは乾燥したものを水でもどして食用とする。古名ニキメ・メノハ。[季]春。《みちのくの淋代(サビシロ)の浜―寄す/山口青邨》 若布 [図]

わか-め [2][0][1] 【若芽】🔗🔉

わか-め [2][0][1] 【若芽】 生えて間もない芽。新芽。

わか-もち [2] 【若餅】🔗🔉

わか-もち [2] 【若餅】 正月になってから,また,小正月(コシヨウガツ)のためにつく餅。

わか-もの [0] 【若者】🔗🔉

わか-もの [0] 【若者】 年の若い人。青年。わこうど。

わかもの-ぐみ [0] 【若者組】🔗🔉

わかもの-ぐみ [0] 【若者組】 村落別に組織された青年男子の年齢集団。普通は一五歳頃から結婚するまで加入し,村落の警備や祭礼などに若い衆頭の統率のもとに活躍した。若い衆組。若者連。 →娘組

わかもの-なかま [5] 【若者仲間】🔗🔉

わかもの-なかま [5] 【若者仲間】 中世以降,一定年齢の青年男子によって組織された伝統的集団。郷村の部落別に編成され,警防治安・婚姻・祭礼などに諸種の役割を分担した。

わかもの-やど [5] 【若者宿】🔗🔉

わかもの-やど [5] 【若者宿】 若者組が宿泊や集会に用いる場所。独立した建物の場合もあるが,多くは村の大きな家の一部屋を借りた。若衆宿。 →娘宿

わが-もの [1] 【我が物】🔗🔉

わが-もの [1] 【我が物】 (1)自分の物。 (2)〔冒頭に榎本其角(キカク)の句を詠み変えた「我ものと思へば軽し笠の雪」を据えたところから〕 端唄・うた沢節の一。文化文政期(1804-1830)の作。一中節の都源内の作曲といわれる。雪の夜に,女のもとに通う心をうたったもの。

大辞林 ページ 157163