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ん (格助)🔗🔉

(格助) 〔格助詞「に」の転〕 話し言葉でのくだけた言い方に用いる。格助詞「に」が動詞「なる」に続くときに用いられる。「これからは,死んだ気―なって,一生懸命働くつもりだ」「この空模様では,午後には雨―なるかも知れない」

ん (格助)🔗🔉

(格助) ■一■〔格助詞「の」の転〕 話し言葉でのくだけた言い方に用いる。体言を受け,その体言が下の体言を限定することを示す。「先生―とこ(=トコロ)へ行くところだ」「傘をあんた―家(チ)へ忘れてきちゃった」 ■二■ (準体助) 〔準体助詞「の」の転〕 話し言葉でのくだけた言い方に用いる。体言に準ずる意味で用いる。また,「んだ」「んです」の形でも用いる。「その本は僕―だ」「一時間も待っていた―だ」

ンジャメナ N'Djamena🔗🔉

ンジャメナ N'Djamena チャド共和国の首都。同国の南西端部に位置する。岩塩・ナツメヤシの集散が盛ん。旧称,フォールラミー。

んす (助動)(んせ(んしよ)・んし・んす・んす(んする)・んすれ・んせ(んし))🔗🔉

んす (助動)(んせ(んしよ)・んし・んす・んす(んする)・んすれ・んせ(んし)) 〔助動詞「しゃんす」の転。近世上方語〕 四段・ナ行変格活用の動詞の未然形に付く。尊敬の意を表す。「お目のうへの出来物,ちいさいとて其儘おか〈んす〉がわるい/浮世草子・諸艶大鑑 1」「川様,嬉しう思は〈んしよ〉/浄瑠璃・冥途の飛脚(中)」 〔(1)元来,遊里で用いられた語であるが,のち一般の女性にも用いられるようになり,さらに男性もこれを用いるようになった。(2)接続の上で「さんす」と対応する語で,四段・ナ変以外の動詞には「さんす」が用いられた〕 →しゃんす(助動) →さんす(助動)

んす (助動)(んせ・(んしよ)・んし・んす・んす・んすれ・んせ)🔗🔉

んす (助動)(んせ・(んしよ)・んし・んす・んす・んすれ・んせ) 〔助動詞「ます」の転。近世遊里の女性語〕 動詞・助動詞の連用形に付く。丁寧の意を表す。ます。いす。「辰五郎様やあづま様のおしやり〈んす〉/浄瑠璃・難波丸金鶏」「それについてお話しがござり〈んす〉/洒落本・遊子方言」 〔(1)元来は上方の遊里で用いられた語であるが,のち江戸の遊里,主として吉原で盛んに用いられるようになった。(2)江戸では,上に来る動詞の連用形がイ段の一音節の音である場合,その動詞との間に「い」を加え,「いんす」となることがある。「昼まつてゐ〈いんす〉にえ/洒落本・遊子方言」〕

大辞林 ページ 157293