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あい【間】🔗🔉

あい アヒ [1][0] 【間】 (1)「間狂言(アイキヨウゲン)」の略。 (2)「間駒(アイゴマ)」の略。「―を打つ」 (3)「あいの手」の略。 (4)物と物との間。あわい。「此の鹿の目の―の/宇治拾遺 7」 (5)人と人との間柄。仲。「二人ノ―ガ悪ウゴザル/日葡」 (6)杯をやりとりし合っている二人の中に入って,第三者が杯を受けて返すこと。 (7)「間(アイ)の宿(シユク)」の略。

あい-がも【間鴨・合鴨】🔗🔉

あい-がも アヒ― [0] 【間鴨・合鴨】 アオクビアヒルとマガモを交配させたもの。肉を食用とするほか,カモ猟のおとりにする。アヒルガモ。ナキアヒル。

あい-きょうげん【間狂言】🔗🔉

あい-きょうげん アヒキヤウゲン [3] 【間狂言】 能一曲の演奏で,狂言方の受け持つ部分。シテの中入りの間に登場して曲の主題を説明する語り間(アイ)が最も一般的。他にシテ・ワキ・ツレなどと応対する会釈間(アシライアイ),一曲の初めに登場して語る口開間(クチアケアイ)などがある。間の狂言。能間(ノウアイ)。

あい-ぎん【間銀・合銀】🔗🔉

あい-ぎん アヒ― 【間銀・合銀】 手数料。口銭(コウセン)。間銭(アイセン)。「借入れの肝煎りして,この―を取り/浮世草子・胸算用 4」

あい-ごま【間駒・合駒】🔗🔉

あい-ごま アヒ― [0] 【間駒・合駒】 (名)スル 将棋で,王手をかけられたとき,相手の駒のきき筋の間に駒を打って王手を防ぐこと。また,その駒。間(アイ)。間遮(アイシヤ)。間馬(アイマ)。

あいだ【間】🔗🔉

あいだ アヒダ [0] 【間】 (1)二つのものにはさまれた,あいている部分。中間。「駅から家までの―に停留所が二つある」「本の―にしおりをはさむ」「雲の―から月が見える」「体重は常に五〇キロから五五キロの―だ」 (2)ある範囲によって限られた一続きの時間。「七時から八時までの―に食事をとる」「夏休みの―にまとまった仕事を片付ける」「勉強している―に夜が明けた」「長い―かかって作品を仕上げる」 (3)ものとものとを隔てる空間,または時間。間隔。へだたり。ま。「二,三〇センチの―を置いて苗を植える」「行(ギヨウ)と行との―をあける」「―を置いて雷鳴が聞こえる」 (4)相対する二つの対象の関係。「日本と西欧の―には,歴史や文化に大きな相違がある」「横綱と大関の―にはあまり力の差はない」 (5)複数の事物が構成する一つのまとまり。「政治家の―では常識だ」「生徒の―に流行している遊び」 (6)人と人,ものとものの関係。間柄。仲。「二人の―は親も認めている」 (7)二つのものの平均。中間。「双方の主張の―をとって」 (8)大体の範囲。およその見当。あたり。頃。「やうやう,朱雀の―に,この車につきて/平中 25」「五六歳に成る―,泥土を以て仏の像を造り/今昔 11」 (9)二つの事物のうちどちらか。「宮中の大臣共を召されて鹿・馬の―を御尋ね候べし/太平記 26」 (10)(形式名詞) 活用語の連体形に付いて,接続助詞のように用いる。記録体・和漢混交文に多く用いられた。(ア)単に前の叙述を後の叙述に続ける。ところ。「鹿を射むと思て待ち立てりし―,俄(ニワカ)に虎来て喰らはんとせし時/今昔 1」(イ)前の叙述が後の叙述の理由・原因であることを表す。ゆえに。「後に,さかしき人々書きいれたる―,物語多くなれり/宇治拾遺(序)」

あいだ=に立・つ🔗🔉

――に立・つ 対立する両者の間に入って,交渉や話し合いのとりまとめをする。仲介する。

あい-どお【間遠】🔗🔉

あい-どお アヒドホ 【間遠】 (形動ナリ) 時間的・空間的に間隔が広くあいているさま。まどお。「将軍の陣あらけ靡(ナビ)いて後ろの御方―に成りければ/太平記 32」

あい-の-きょうげん【間の狂言】🔗🔉

あい-の-きょうげん アヒ―キヤウゲン [1][4] 【間の狂言】 ⇒あいきょうげん(間狂言)

あい-の-くさび【間の楔・合(い)の楔】🔗🔉

あい-の-くさび アヒ― [1] 【間の楔・合(い)の楔】 (1)物と物との間に打ち込んで両方をつなぐくさび。 (2)間をとりもつもの。物事のつなぎとしてする事柄。「夫(ソレ)じやおれを―に一席伺はせる気なんだな/坊っちゃん(漱石)」

あい-の-こ【間の子・合(い)の子】🔗🔉

あい-の-こ アヒ― [0] 【間の子・合(い)の子】 (1)混血児。ハーフ。 (2)異種の生物の間に生まれた子。 (3)二つの物の特徴を併せ持ち,どちらともいえないようなもの。

あいのこ-ぶね【間の子船】🔗🔉

あいのこ-ぶね アヒ― [5] 【間の子船】 船体構造は日本式に西洋式を加味し,帆装は西洋式ないし中国式とした木造帆船。明治時代半ばから大正時代に流行。あいのこせん。

あい-の-しゅく【間の宿】🔗🔉

あい-の-しゅく アヒ― 【間の宿】 江戸時代,旅人の休憩のために宿場と宿場の中間に設けられた宿。宿泊は禁止されていた。間の村。あい。

あい-の-つちやま【間の土山】🔗🔉

あい-の-つちやま アヒ― 【間の土山】 旧東海道の鈴鹿越えの宿場町,土山のこと。鈴鹿馬子唄「坂は照る照る鈴鹿は曇る,間の土山雨が降る」で知られる。

あい-の-て【間の手・合(い)の手・相の手】🔗🔉

あい-の-て アヒ― [3][4] 【間の手・合(い)の手・相の手】 (1)邦楽で,唄と唄の間に伴奏楽器だけで演奏される部分。 (2)歌や踊りの調子に合わせてはさむ掛け声や手拍子。 (3)物事や会話の合間にはさむ動作や言葉。「―が入る」

あい-の-ま【間の間・相の間】🔗🔉

あい-の-ま アヒ― [0] 【間の間・相の間】 (1)(「相の間」と書く)主要な二つの部屋の間にあるつなぎの部屋。社寺建築で,本殿と拝殿,礼堂と祠堂(シドウ)との間にある部屋。権現造り・八幡造りなどにみられる。 (2)柱間(ハシラマ)寸法の一。京間と田舎間との中間の広さ。六尺間。

あい-の-もの【間の物】🔗🔉

あい-の-もの アヒ― 【間の物】 (1)三度入り(普通の大きさ)と五度入りの中間の大きさの土器(カワラケ)。四度入り。「―で十杯,三度入で十四杯/狂言・地蔵舞」 (2)能の間狂言にならって,浄瑠璃の段と段の間に演じられた,踊り・操り人形・からくりなどの短い出し物。古浄瑠璃時代に盛行。

あいのやま【間の山・相の山】🔗🔉

あいのやま アヒ― 【間の山・相の山】 三重県伊勢市の地名。伊勢神宮の内宮と外宮との間にあり,近世は遊里もあった。

あいのやま-ぶし【間の山節】🔗🔉

あいのやま-ぶし アヒ― 【間の山節】 俗謡の一。伊勢間の山の道筋で,寛文・延宝(1661-1681)頃より,お杉・お玉と名乗る女芸人が三味線・簓(ササラ)に合わせて唄い出したもの。伊勢節。

あわい【間】🔗🔉

あわい アハヒ [0] 【間】 (1)物と物のあいだ。また,あいだの距離。ま。「下町の雑沓する巷と巷の―に挟まりながら/秘密(潤一郎)」 (2)時間と時間とのあいだ。時間的隔たり。「帝相崩之下に四十年ばかり―がありて/史記抄 2」 (3)人と人の間柄。相互の関係。「珍しげなき―に世の人も思ひ言ふべき事/源氏(乙女)」 (4)色の取り合わせ。配色。「山吹・紅梅・薄朽葉,―よからず/堤中納言(貝あはせ)」 (5)おり。形勢。「―悪しかりければ引くは常の習なり/平家 11」

かん【間】🔗🔉

かん 【間】 ■一■ [1] (名) (1)あいだ。物事や場所,また時間などについていう。「生死の―をさまよう」「その―,沈黙が続いた」「指呼の―」 (2)好機。「―に乗ずる」 (3)気持ちのへだたり。仲たがい。 ■二■ (接尾) 名詞に付いて,「(…と…との)あいだ」の意を表す。物事・時間・空間・人と人との関係などについていう。「三日―」「東京・大阪―」「業者―の取引」

かん=を生(シヨウ)・ずる🔗🔉

――を生(シヨウ)・ずる 仲たがいする。人間関係にひびが入る。

かん-いっぱつ【間一髪】🔗🔉

かん-いっぱつ [1] 【間一髪】 〔あいだが髪の毛一本くらいしかないの意〕 ほんのちょっとのところで。あぶないところで。「―で助けられた」「―,列車に間に合った」

かん-か【閑暇・間暇】🔗🔉

かん-か [1] 【閑暇・間暇】 何もすることがないこと。ひま。

かん-かく【間隔】🔗🔉

かん-かく [0] 【間隔】 (1)物と物との間。「一定の―をあけて並べる」 (2)時間のへだたり。「三分―で運転する」

かんか-けっこう【間架結構】🔗🔉

かんか-けっこう [4] 【間架結構】 〔間架は点画と点画の間隔,結構は字形の組み立て〕 漢字一字の構成法をいう語。

かん-かん【間関】🔗🔉

かん-かん ―クワン 【間関】 (形動タリ) 鳥がなだらかに鳴くさま。また,その声。「―たる鶯の語りは/太平記 4」

かん-き【間期】🔗🔉

かん-き [1] 【間期】 細胞が分裂していない時期。外見上は静止しているようだが,実際は DNA 合成などの代謝をさかんに行う。休止期。静止期。代謝期。中間期。

かん-げき【間隙】🔗🔉

かん-げき [0] 【間隙】 (1)あいだ。すきま。また,ひま。「―を縫う」 (2)気のゆるみ。油断。「―を突く」 (3)へだたり。不和。

かんげき=を生(シヨウ)・ずる🔗🔉

――を生(シヨウ)・ずる (1)すきまができる。 (2)二人の仲がうとくなる。

かん-テクストせい【間―性】🔗🔉

かん-テクストせい [0] 【間―性】 〔(フランス) intertextualit〕 クリステバらに代表される現代の記号論・文学理論の立場。個々のテクストを独立に捉えるのではなく,文学総体の言表作用の網の目のうちで見る。

けん【間】🔗🔉

けん 【間】 ■一■ [1] (名) (1)長さの単位。近世以降一般化した単位。1891年(明治24),度量衡法に基づいて,一間を六尺(約1.818メートル)とする尺貫法の単位として定めた。1958年(昭和33)以降法定単位としては廃止。 →ま(間)■二■(2) (2)古く,建物の正面の柱と柱の間のこと。 ■二■ (接尾) 助数詞。 (1)建築で,柱と柱との間を数えるのに用いる。「三十三―堂」 →ま(間)■二■(2) (2)碁・将棋で,目数を数えるのに用いる。「三―とび」

けん-ざお【間竿・間棹】🔗🔉

けん-ざお ―ザヲ [0][1] 【間竿・間棹】 (1)間数を測るための竹竿。検地などに用いられた。検地竿。 〔豊臣氏は六尺三寸,徳川氏は六尺一分のものを用いた〕 (2)「尺杖(シヤクヅエ)」に同じ。

はざ-ま【狭間・迫間・間】🔗🔉

はざ-ま [0] 【狭間・迫間・間】 〔古くは「はさま」〕 (1)物と物との間の狭くなったところ。あいだ。「雲の―」「生と死の―」 (2)谷あい。谷間。 (3)城壁にあけた,弓・鉄砲などを射つための穴。銃眼。 (4)事と事の間。間の時間。「其の暇の―には天台の止観をぞ学しける/今昔 13」

はざま【間】🔗🔉

はざま 【間】 姓氏の一。

ま【間】🔗🔉

【間】 ■一■ [0] (名) □一□空間的な間隔。 (1)物と物とのあいだの空間。すきま。「木(コ)の―」「少し―をあけて座布団を敷く」 (2)家屋内の一区切り。部屋。古代では,几帳(キチヨウ)・障子などで区切られた区画も「ま」と呼んだ。「次の―」「六畳の―」「中の―は院のおはしますべき御ましよそひたり/源氏(若菜下)」 (3)ある物の位置する空間を漠然とさす語。あたり。「こもりくの泊瀬(ハツセ)の山の山の―に/万葉 428」 (4)建物の柱と柱のあいだ。「御簾どもを,その―に当たりて居給へる人々寄りつつ巻き上げ給ふ/紫式部日記」 □二□時間的な間隔。 (1)事と事とのあいだの時間。ひま。「出発までにはまだ―がある」「―もなく電車が来る」 (2)事が継続しているあいだの時間。ある状態が続いているあいだ。「休む―もない」「知らぬ―に行われる」 (3)日本の伝統芸能(音楽・舞踊・演劇など)で,拍と拍(動作と動作)のあいだの時間的間隔。転じて,リズムやテンポの意にも用いられる。「―の取り方がうまい」「―を外す」 (4)適当な時機。機会。しおどき。「―をうかがう」「―を見計らう」 □三□その場の具合。雰囲気。「―の悪い思いをする」 ■二■ (接尾) 助数詞。 (1)部屋の数を数えるのにいう。「六畳ふた―のアパート」 (2)柱と柱のあいだを単位として数えるときに用いる。実際の長さは一定せず,平安時代には一〇尺ほどであったが,一五世紀末頃に六尺五寸が多く用いられ,土木における長さの基準となった。これに対し徳川幕府が1649年に一間(ヒトマ)を六尺と定めてから主に関東・東北地方で用いられるようになり,しだいに「けん(間)」が長さの単位として定着してきた。「勢多の橋をひと―ばかりこぼちて/更級」 →けん(間) →京間(キヨウマ) →田舎間(イナカマ) (3)建物や部屋の広さをいうのに用いる。{■二■(2)}の長さをいう「ま(間)」をもととし,縦一間(ヒトマ)・横一間の広さを一間(ヒトマ)とする。「六―の客殿へ跳り出で/太平記 1」 (4)障子の桟(サン)で囲まれた一区切りなど,一定の区切られた空間を数えるのに用いる。「なほ一―づつ張られけるを/徒然 184」

ま=がい・い🔗🔉

――がい・い 運がいい。また,都合がいい。

ま=が抜・ける🔗🔉

――が抜・ける (1)拍子抜けがする。当てがはずれてぼんやりする。「―・けた返事」 (2)大事な点が落ちる。おろかにみえる。「間の抜けた顔」

ま=が延・びる🔗🔉

――が延・びる 間隔があきすぎて,物事にしまりがなくなる。間延びする。

ま=が持てない🔗🔉

――が持てない (1)することがなくて時間をもてあます。 (2)人との会話がとぎれて,気まずい時間ができる。

ま=が悪・い🔗🔉

――が悪・い (1)きまりが悪い。「―・い思いをする」 (2)運が悪い。折が悪い。「―・いときに来客があった」

ま=を合わ・せる🔗🔉

――を合わ・せる (1)拍子が合うようにする。 (2)適当に処理して,その場をしのぐ。

ま=を置・く🔗🔉

――を置・く (1)間隔をあける。 (2)時間をへだてる。

ま=を欠・く🔗🔉

――を欠・く 役に立たない。用が足りずに迷惑をかける。「主人へつとめの―・かぬも,親父(オヤジ)や祖父(ジイ)さんへの心休めだ/人情本・娘節用」

ま=を持た・す🔗🔉

――を持た・す (1)会話や台詞(セリフ)のとぎれた時間をうまくつないでとりつくろう。 (2)あいた時間をなにかしながらつぶす。

まがな-すきがな【間がな隙がな】🔗🔉

まがな-すきがな 【間がな隙がな】 (副) 〔「がな」はもと副助詞。不特定の「間」や「隙」を漠然とさし示す意から〕 少しでもひまさえあるといつも。ひっきりなしに。まがなひまがな。「―通って来る」

ませ【籬・間狭】🔗🔉

ませ [1] 【籬・間狭】 (1)竹・木などで作った,低く目のあらい垣。まがき。ませがき。「朝顔の這ひまじれる―もみな散り乱れたるを/源氏(野分)」 (2)劇場などの,枡(マス)席の仕切り。

ま-ぢか【間近】🔗🔉

ま-ぢか [1][0] 【間近】 (名・形動)[文]ナリ 時間や距離がきわめて近いところまできている・こと(さま)。「締め切りが―に迫る」「頂上は―だ」

ま-ちがい【間違い】🔗🔉

ま-ちがい ―チガヒ [3] 【間違い】 (1)まちがうこと。正しくないこと。あやまり。「記録に―がある」「字の―が多い」 (2)しくじり。失敗。「―をしでかす」「選択の―」 (3)道徳的によくないおこない。特に,男女間の関係についていう。あやまち。「―を犯す」 (4)当たり前でないこと。よくないこと。事故。「何か―があったのではないか」

ま-ぢか・い【間近い】🔗🔉

ま-ぢか・い [3] 【間近い】 (形)[文]ク まぢか・し (1)距離的に,すぐ近くである。すぐそばである。「―・いところに雷が落ちた」 (2)時間的に,隔たりが少ない。大変近い。もうすぐである。「正月も―・い」

ま-ちが・う【間違う】🔗🔉

ま-ちが・う ―チガフ [3] 【間違う】 ■一■ (動ワ五[ハ四]) (1)正しくない状態になる。誤っている。違う。「君が―・っている」「―・った考え」 (2)「間違える{(1)}」に同じ。「計算を―・う」「一つ―・えば命取りだ」 (3)「間違える{(2)}」に同じ。「道を―・った」 (4)行き違う。かけ違う。「判官殿―・うてお目にかからず/浄瑠璃・忠臣蔵」 〔本来は「間違える」に対する自動詞〕 ■二■ (動ハ下二) ⇒まちがえる

間違っても🔗🔉

間違っても どんなことがあっても。絶対に。決して。下に打ち消しや禁止の語を伴って用いる。「私は―そんなことはしない」「―人に言うなよ」

ま-ちがえ【間違え】🔗🔉

ま-ちがえ ―チガヘ [3] 【間違え】 「間違い」に同じ。

ま-ちが・える【間違える】🔗🔉

ま-ちが・える ―チガヘル [4][3] 【間違える】 (動ア下一)[文]ハ下二 まちが・ふ (1)誤りをする。やりそこなう。「答えを―・える」「計算を―・える」 (2)他のものと取り違える。「靴を―・える」「友達と―・えて肩をたたく」 〔「間違う」に対する他動詞〕

ま-どお【間遠】🔗🔉

ま-どお ―ドホ [0] 【間遠】 (形動)[文]ナリ (1)繰り返されることの間隔が長いさま。間があくさま。「親戚との行き来が―になる」 (2)間が離れているさま。遠いさま。「壁の中の蟋蟀だに―に聞きならひ給へる御耳に/源氏(夕顔)」 (3)目の粗いさま。「須磨の海士の―の衣/新勅撰(秋上)」 [派生] ――さ(名)

ま-どお・い【間遠い】🔗🔉

ま-どお・い ―ドホイ [3][0] 【間遠い】 (形)[文]ク まどほ・し 〔古くは「まとほし」と清音〕 (1)時間的・距離的に間が離れている。「銃声が―・くなる」「―・くの雲居に見ゆる妹が家に/万葉 3441」 (2)まわりくどい。まだるい。「さういふ―・い詮議より/歌舞伎・幼稚子敵討」 [派生] ――さ(名)

ま-に-あい【間に合い】🔗🔉

ま-に-あい ―アヒ 【間に合い】 (1)「間に合わせ」に同じ。「あまりに―の説だ」「―の火箸挟めば煙る也/柳多留 54」 (2)その場逃れのでたらめ。「成程此方にござりまするて,と―を言ふ/歌舞伎・お染久松色読販」

まにあい-がみ【間に合い紙】🔗🔉

まにあい-がみ ―アヒ― [3] 【間に合い紙】 幅が三尺(約91センチメートル)ある鳥の子紙。屏風(ビヨウブ)や襖(フスマ)を張るのに用いた。

まにあい-ことば【間に合ひ言葉】🔗🔉

まにあい-ことば ―アヒ― 【間に合ひ言葉】 その場かぎりの言葉。出まかせ。「問ひつめられて―/浄瑠璃・博多小女郎(上)」

ま-に-あ・う【間に合う】🔗🔉

ま-に-あ・う ―アフ [3] 【間に合う】 (動ワ五[ハ四]) (1)決められた時刻・期限に遅れない。「バスに―・う」 (2)その場の必要を満たす。十分である。「一万円もあれば―・うだろう」「お味噌はいま―・っているわ」「文房具は大体この店で―・う」

ま-に-あわ・す【間に合(わ)す】🔗🔉

ま-に-あわ・す ―アハス [4] 【間に合(わ)す】 ■一■ (動サ五[四]) 「間に合わせる」に同じ。「代わりの物で―・す」 ■二■ (動サ下二) ⇒まにあわせる

ま-に-あわせ【間に合(わ)せ】🔗🔉

ま-に-あわせ ―アハセ [0] 【間に合(わ)せ】 仮の物をあてて当座をすませること。また,そのもの。「―の衣装」

ま-に-あわ・せる【間に合(わ)せる】🔗🔉

ま-に-あわ・せる ―アハセル [5] 【間に合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 まにあは・す (1)当座の用にあてる。急場をしのぐ。「人から借りて―・せる」 (2)定められた時刻に遅れないようにする。「資料を会議に―・せる」

ま-ぬる・い【間緩い】🔗🔉

ま-ぬる・い [3][0] 【間緩い】 (形) ぐずぐずしている。のろい。「―・イコトデ金ガモウカラヌ/ヘボン」

ま-のび【間延び】🔗🔉

ま-のび [0] 【間延び】 (名)スル (1)間の長いこと。間があきすぎること。「台詞(セリフ)が―する」 (2)しまりがないこと。だらしないこと。「―した顔」

ま-はずれ【間外れ】🔗🔉

ま-はずれ ―ハヅレ [2] 【間外れ】 (名・形動)[文]ナリ タイミングがはずれている・こと(さま)。「折角の問が―にならうとしたので,とう口へ出さずに/彼岸過迄(漱石)」

ま-びき【間引き】🔗🔉

ま-びき [0][3] 【間引き】 (名)スル (1)農作物などをまびくこと。「大根を―する」「―運転」 (2)口べらしのために生まれたばかりの子を殺すこと。

まびき-な【間引き菜】🔗🔉

まびき-な [3][0] 【間引き菜】 ダイコン・カブ・ハクサイ・コマツナなどの,間引いた若菜。汁の実・浸し物などにする。つまみ菜。[季]秋。

ま-び・く【間引く】🔗🔉

ま-び・く [2] 【間引く】 (動カ五[四]) (1)不良のものを除いたり,間隔を保ったりするため,密生している農作物を適当に抜き取る。うろぬく。「菜を―・く」 (2)口べらしのために生まれたばかりの子を殺す。「子供を―・く」 (3)ところどころ省く。「バスを―・いて運転する」 [可能] まびける

ま-ま【間間】🔗🔉

ま-ま [1][0] 【間間】 (副) ときどき。まれに。時には。「忘れることも―ある」

まみや【間宮】🔗🔉

まみや 【間宮】 姓氏の一。

まみや-かいきょう【間宮海峡】🔗🔉

まみや-かいきょう ―ケフ 【間宮海峡】 サハリン北部とシベリアとの間にある海峡。最狭部は7キロメートルほどで,冬季凍結する。間宮林蔵が1809年踏査,シーボルトが命名した。タタール海峡。韃靼(ダツタン)海峡。

まみや-りんぞう【間宮林蔵】🔗🔉

まみや-りんぞう ―リンザウ 【間宮林蔵】 (1775-1844) 江戸後期の探検家。諱(イミナ)は倫宗(トモムネ)。常陸(ヒタチ)の生まれ。幕府の蝦夷(エゾ)地御用雇となり蝦夷地に勤務,伊能忠敬に測量を学ぶ。千島・西蝦夷・樺太を探検。間宮海峡を発見し,樺太(サハリン)が島であることを実証。シーボルト事件の告発者といわれる。

ま-も-なく【間も無く】🔗🔉

ま-も-なく [2] 【間も無く】 (副) ほんの短い時間で。すぐに。ほどなく。「―春が来る」「―電車がまいります」

まん【間】🔗🔉

まん 【間】 〔「ま(間)」の撥音添加〕 めぐりあわせ。運。ま。「悦べ,―が直つて来たぞ/歌舞伎・幼稚子敵討」

あいだ【間】(和英)🔗🔉

あいだ【間】 (1)a space(場所);→英和 a distance(距離);→英和 an interval(間隔);→英和 a gap;→英和 an opening(隙間).→英和 (2)[関係]⇒間柄. …の〜(に) (1) between (二者の);→英和 among (数者の);halfway (中間に).→英和 (2)[時間]during;→英和 for;→英和 while;→英和 in.→英和 〜がうまくゆく get on well.〜にたつ ⇒仲裁,媒酌.〜をあける(つめる) leave some (no) space.〜をおいて at intervals.

かん【間】(和英)🔗🔉

かん【間】 an interval (間隔);→英和 a period (期間).→英和 (7年)〜にわたって for (seven years).→英和 東京大阪〜 between Tokyo and Osaka;from Tokyo to Osaka.⇒間(あいだ).

かんいっぱつ【間一髪のところで】(和英)🔗🔉

かんいっぱつ【間一髪のところで】 by a hairbreadth.→英和

かんかく【間隔】(和英)🔗🔉

かんかく【間隔】 a space;→英和 an interval.→英和 〜を置いてat intervals.

かんげき【間隙】(和英)🔗🔉

かんげき【間隙】 a gap;→英和 a crevice (戸・壁などの);→英和 a difference(不和);→英和 a breach.→英和

ま【間】(和英)🔗🔉

ま【間】 (1)[あき](a) space;→英和 room.→英和 (2)[時]time;→英和 an interval(合間).→英和 (3)[へや]a room.→英和 〜をあける leave a space. …まで〜がある lt will be long before …. 〜が良い(悪い)[運]be (un)lucky.〜が悪い[きまりが]be[feel]embarassed[awkward].あっという〜に in an instant.→英和 五〜の家 a five-room house.

まちがい【間違い】(和英)🔗🔉

まちがい【間違い】 (1)[誤り]a mistake;→英和 an error;→英和 [過失]a fault;→英和 a slip.→英和 (2)[事故]an accident.→英和 (3)[争い]a quarrel;→英和 a trouble.→英和 (4)[男女間の]an indiscretion.〜を起こす get into trouble.〜なく correctly (正しく);→英和 [必ず…する]do not forget;be sure;certainly.→英和

まちがえやすい【間違え易い】(和英)🔗🔉

まちがえやすい【間違え易い】 mistakable;→英和 misleading (人を誤らせ易い).→英和

まちがえる【間違える】(和英)🔗🔉

まちがえる【間違える】 make a mistake;→英和 misunderstand (誤解);→英和 take(A を B と).→英和

まちがった【間違った】(和英)🔗🔉

まちがった【間違った】 mistaken;→英和 wrong.→英和

まちがって【間違って】(和英)🔗🔉

まちがって【間違って】 by mistake.〜いる be mistaken;be (in the) wrong.

まぢかに【間近に】(和英)🔗🔉

まぢかに【間近に】 near by;close at hand.

まにあう【間に合う】(和英)🔗🔉

まにあう【間に合う】 (1)[時間について]be in time;catch.→英和 (2)[役立つ]answer[serve]the purpose;→英和 be enough;be useful (有用). 千円で〜だろう A thousand yen will do[be enough].

まにあわせ【間に合わせ】(和英)🔗🔉

まにあわせ【間に合わせ】 a makeshift;→英和 a temporary expedient.〜の temporary;→英和 makeshift.〜に as a makeshift.

まのび【間延びした】(和英)🔗🔉

まのび【間延びした】 slow-motioned.dull;→英和 stupid-looking.

まびき【間引き運転】(和英)🔗🔉

まびき【間引き運転】 thinned-out operation.

まびく【間引く】(和英)🔗🔉

まびく【間引く】 thin out.

まま【間々】(和英)🔗🔉

まま【間々】 sometimes.→英和

まもなく【間もなく】(和英)🔗🔉

まもなく【間もなく】 soon;→英和 presently;→英和 before long.

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