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あい【間】🔗⭐🔉
あい アヒ [1][0] 【間】
(1)「間狂言(アイキヨウゲン)」の略。
(2)「間駒(アイゴマ)」の略。「―を打つ」
(3)「あいの手」の略。
(4)物と物との間。あわい。「此の鹿の目の―の/宇治拾遺 7」
(5)人と人との間柄。仲。「二人ノ―ガ悪ウゴザル/日葡」
(6)杯をやりとりし合っている二人の中に入って,第三者が杯を受けて返すこと。
(7)「間(アイ)の宿(シユク)」の略。
あい-がも【間鴨・合鴨】🔗⭐🔉
あい-がも アヒ― [0] 【間鴨・合鴨】
アオクビアヒルとマガモを交配させたもの。肉を食用とするほか,カモ猟のおとりにする。アヒルガモ。ナキアヒル。
あい-きょうげん【間狂言】🔗⭐🔉
あい-きょうげん アヒキヤウゲン [3] 【間狂言】
能一曲の演奏で,狂言方の受け持つ部分。シテの中入りの間に登場して曲の主題を説明する語り間(アイ)が最も一般的。他にシテ・ワキ・ツレなどと応対する会釈間(アシライアイ),一曲の初めに登場して語る口開間(クチアケアイ)などがある。間の狂言。能間(ノウアイ)。
あい-ぎん【間銀・合銀】🔗⭐🔉
あい-ぎん アヒ― 【間銀・合銀】
手数料。口銭(コウセン)。間銭(アイセン)。「借入れの肝煎りして,この―を取り/浮世草子・胸算用 4」
あい-ごま【間駒・合駒】🔗⭐🔉
あい-ごま アヒ― [0] 【間駒・合駒】 (名)スル
将棋で,王手をかけられたとき,相手の駒のきき筋の間に駒を打って王手を防ぐこと。また,その駒。間(アイ)。間遮(アイシヤ)。間馬(アイマ)。
あいだ【間】🔗⭐🔉
あいだ アヒダ [0] 【間】
(1)二つのものにはさまれた,あいている部分。中間。「駅から家までの―に停留所が二つある」「本の―にしおりをはさむ」「雲の―から月が見える」「体重は常に五〇キロから五五キロの―だ」
(2)ある範囲によって限られた一続きの時間。「七時から八時までの―に食事をとる」「夏休みの―にまとまった仕事を片付ける」「勉強している―に夜が明けた」「長い―かかって作品を仕上げる」
(3)ものとものとを隔てる空間,または時間。間隔。へだたり。ま。「二,三〇センチの―を置いて苗を植える」「行(ギヨウ)と行との―をあける」「―を置いて雷鳴が聞こえる」
(4)相対する二つの対象の関係。「日本と西欧の―には,歴史や文化に大きな相違がある」「横綱と大関の―にはあまり力の差はない」
(5)複数の事物が構成する一つのまとまり。「政治家の―では常識だ」「生徒の―に流行している遊び」
(6)人と人,ものとものの関係。間柄。仲。「二人の―は親も認めている」
(7)二つのものの平均。中間。「双方の主張の―をとって」
(8)大体の範囲。およその見当。あたり。頃。「やうやう,朱雀の―に,この車につきて/平中 25」「五六歳に成る―,泥土を以て仏の像を造り/今昔 11」
(9)二つの事物のうちどちらか。「宮中の大臣共を召されて鹿・馬の―を御尋ね候べし/太平記 26」
(10)(形式名詞)
活用語の連体形に付いて,接続助詞のように用いる。記録体・和漢混交文に多く用いられた。(ア)単に前の叙述を後の叙述に続ける。ところ。「鹿を射むと思て待ち立てりし―,俄(ニワカ)に虎来て喰らはんとせし時/今昔 1」(イ)前の叙述が後の叙述の理由・原因であることを表す。ゆえに。「後に,さかしき人々書きいれたる―,物語多くなれり/宇治拾遺(序)」
あいだ=に立・つ🔗⭐🔉
――に立・つ
対立する両者の間に入って,交渉や話し合いのとりまとめをする。仲介する。
あい-どお【間遠】🔗⭐🔉
あい-どお アヒドホ 【間遠】 (形動ナリ)
時間的・空間的に間隔が広くあいているさま。まどお。「将軍の陣あらけ靡(ナビ)いて後ろの御方―に成りければ/太平記 32」
あい-の-きょうげん【間の狂言】🔗⭐🔉
あい-の-きょうげん アヒ―キヤウゲン [1][4] 【間の狂言】
⇒あいきょうげん(間狂言)
あい-の-くさび【間の楔・合(い)の楔】🔗⭐🔉
あい-の-くさび アヒ― [1] 【間の楔・合(い)の楔】
(1)物と物との間に打ち込んで両方をつなぐくさび。
(2)間をとりもつもの。物事のつなぎとしてする事柄。「夫(ソレ)じやおれを―に一席伺はせる気なんだな/坊っちゃん(漱石)」
あい-の-こ【間の子・合(い)の子】🔗⭐🔉
あい-の-こ アヒ― [0] 【間の子・合(い)の子】
(1)混血児。ハーフ。
(2)異種の生物の間に生まれた子。
(3)二つの物の特徴を併せ持ち,どちらともいえないようなもの。
あいのこ-ぶね【間の子船】🔗⭐🔉
あいのこ-ぶね アヒ― [5] 【間の子船】
船体構造は日本式に西洋式を加味し,帆装は西洋式ないし中国式とした木造帆船。明治時代半ばから大正時代に流行。あいのこせん。
あい-の-しゅく【間の宿】🔗⭐🔉
あい-の-しゅく アヒ― 【間の宿】
江戸時代,旅人の休憩のために宿場と宿場の中間に設けられた宿。宿泊は禁止されていた。間の村。あい。
あい-の-つちやま【間の土山】🔗⭐🔉
あい-の-つちやま アヒ― 【間の土山】
旧東海道の鈴鹿越えの宿場町,土山のこと。鈴鹿馬子唄「坂は照る照る鈴鹿は曇る,間の土山雨が降る」で知られる。
あい-の-て【間の手・合(い)の手・相の手】🔗⭐🔉
あい-の-て アヒ― [3][4] 【間の手・合(い)の手・相の手】
(1)邦楽で,唄と唄の間に伴奏楽器だけで演奏される部分。
(2)歌や踊りの調子に合わせてはさむ掛け声や手拍子。
(3)物事や会話の合間にはさむ動作や言葉。「―が入る」
あい-の-ま【間の間・相の間】🔗⭐🔉
あい-の-ま アヒ― [0] 【間の間・相の間】
(1)(「相の間」と書く)主要な二つの部屋の間にあるつなぎの部屋。社寺建築で,本殿と拝殿,礼堂と祠堂(シドウ)との間にある部屋。権現造り・八幡造りなどにみられる。
(2)柱間(ハシラマ)寸法の一。京間と田舎間との中間の広さ。六尺間。
あい-の-もの【間の物】🔗⭐🔉
あい-の-もの アヒ― 【間の物】
(1)三度入り(普通の大きさ)と五度入りの中間の大きさの土器(カワラケ)。四度入り。「―で十杯,三度入で十四杯/狂言・地蔵舞」
(2)能の間狂言にならって,浄瑠璃の段と段の間に演じられた,踊り・操り人形・からくりなどの短い出し物。古浄瑠璃時代に盛行。
あいのやま【間の山・相の山】🔗⭐🔉
あいのやま アヒ― 【間の山・相の山】
三重県伊勢市の地名。伊勢神宮の内宮と外宮との間にあり,近世は遊里もあった。
あいのやま-ぶし【間の山節】🔗⭐🔉
あいのやま-ぶし アヒ― 【間の山節】
俗謡の一。伊勢間の山の道筋で,寛文・延宝(1661-1681)頃より,お杉・お玉と名乗る女芸人が三味線・簓(ササラ)に合わせて唄い出したもの。伊勢節。
あわい【間】🔗⭐🔉
あわい アハヒ [0] 【間】
(1)物と物のあいだ。また,あいだの距離。ま。「下町の雑沓する巷と巷の―に挟まりながら/秘密(潤一郎)」
(2)時間と時間とのあいだ。時間的隔たり。「帝相崩之下に四十年ばかり―がありて/史記抄 2」
(3)人と人の間柄。相互の関係。「珍しげなき―に世の人も思ひ言ふべき事/源氏(乙女)」
(4)色の取り合わせ。配色。「山吹・紅梅・薄朽葉,―よからず/堤中納言(貝あはせ)」
(5)おり。形勢。「―悪しかりければ引くは常の習なり/平家 11」
かん【間】🔗⭐🔉
かん 【間】
■一■ [1] (名)
(1)あいだ。物事や場所,また時間などについていう。「生死の―をさまよう」「その―,沈黙が続いた」「指呼の―」
(2)好機。「―に乗ずる」
(3)気持ちのへだたり。仲たがい。
■二■ (接尾)
名詞に付いて,「(…と…との)あいだ」の意を表す。物事・時間・空間・人と人との関係などについていう。「三日―」「東京・大阪―」「業者―の取引」
かん=を生(シヨウ)・ずる🔗⭐🔉
――を生(シヨウ)・ずる
仲たがいする。人間関係にひびが入る。
かん-いっぱつ【間一髪】🔗⭐🔉
かん-いっぱつ [1] 【間一髪】
〔あいだが髪の毛一本くらいしかないの意〕
ほんのちょっとのところで。あぶないところで。「―で助けられた」「―,列車に間に合った」
かん-か【閑暇・間暇】🔗⭐🔉
かん-か [1] 【閑暇・間暇】
何もすることがないこと。ひま。
かん-かく【間隔】🔗⭐🔉
かん-かく [0] 【間隔】
(1)物と物との間。「一定の―をあけて並べる」
(2)時間のへだたり。「三分―で運転する」
かんか-けっこう【間架結構】🔗⭐🔉
かんか-けっこう [4] 【間架結構】
〔間架は点画と点画の間隔,結構は字形の組み立て〕
漢字一字の構成法をいう語。
かん-かん【間関】🔗⭐🔉
かん-かん ―クワン 【間関】 (形動タリ)
鳥がなだらかに鳴くさま。また,その声。「―たる鶯の語りは/太平記 4」
かん-き【間期】🔗⭐🔉
かん-き [1] 【間期】
細胞が分裂していない時期。外見上は静止しているようだが,実際は DNA 合成などの代謝をさかんに行う。休止期。静止期。代謝期。中間期。
かん-げき【間隙】🔗⭐🔉
かん-げき [0] 【間隙】
(1)あいだ。すきま。また,ひま。「―を縫う」
(2)気のゆるみ。油断。「―を突く」
(3)へだたり。不和。
かんげき=を生(シヨウ)・ずる🔗⭐🔉
――を生(シヨウ)・ずる
(1)すきまができる。
(2)二人の仲がうとくなる。
かん-テクストせい【間―性】🔗⭐🔉
かん-テクストせい [0] 【間―性】
〔(フランス) intertextualit
〕
クリステバらに代表される現代の記号論・文学理論の立場。個々のテクストを独立に捉えるのではなく,文学総体の言表作用の網の目のうちで見る。
〕
クリステバらに代表される現代の記号論・文学理論の立場。個々のテクストを独立に捉えるのではなく,文学総体の言表作用の網の目のうちで見る。
けん【間】🔗⭐🔉
けん 【間】
■一■ [1] (名)
(1)長さの単位。近世以降一般化した単位。1891年(明治24),度量衡法に基づいて,一間を六尺(約1.818メートル)とする尺貫法の単位として定めた。1958年(昭和33)以降法定単位としては廃止。
→ま(間)■二■(2)
(2)古く,建物の正面の柱と柱の間のこと。
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)建築で,柱と柱との間を数えるのに用いる。「三十三―堂」
→ま(間)■二■(2)
(2)碁・将棋で,目数を数えるのに用いる。「三―とび」
けん-ざお【間竿・間棹】🔗⭐🔉
けん-ざお ―ザヲ [0][1] 【間竿・間棹】
(1)間数を測るための竹竿。検地などに用いられた。検地竿。
〔豊臣氏は六尺三寸,徳川氏は六尺一分のものを用いた〕
(2)「尺杖(シヤクヅエ)」に同じ。
はざ-ま【狭間・迫間・間】🔗⭐🔉
はざ-ま [0] 【狭間・迫間・間】
〔古くは「はさま」〕
(1)物と物との間の狭くなったところ。あいだ。「雲の―」「生と死の―」
(2)谷あい。谷間。
(3)城壁にあけた,弓・鉄砲などを射つための穴。銃眼。
(4)事と事の間。間の時間。「其の暇の―には天台の止観をぞ学しける/今昔 13」
はざま【間】🔗⭐🔉
はざま 【間】
姓氏の一。
ま【間】🔗⭐🔉
ま 【間】
■一■ [0] (名)
□一□空間的な間隔。
(1)物と物とのあいだの空間。すきま。「木(コ)の―」「少し―をあけて座布団を敷く」
(2)家屋内の一区切り。部屋。古代では,几帳(キチヨウ)・障子などで区切られた区画も「ま」と呼んだ。「次の―」「六畳の―」「中の―は院のおはしますべき御ましよそひたり/源氏(若菜下)」
(3)ある物の位置する空間を漠然とさす語。あたり。「こもりくの泊瀬(ハツセ)の山の山の―に/万葉 428」
(4)建物の柱と柱のあいだ。「御簾どもを,その―に当たりて居給へる人々寄りつつ巻き上げ給ふ/紫式部日記」
□二□時間的な間隔。
(1)事と事とのあいだの時間。ひま。「出発までにはまだ―がある」「―もなく電車が来る」
(2)事が継続しているあいだの時間。ある状態が続いているあいだ。「休む―もない」「知らぬ―に行われる」
(3)日本の伝統芸能(音楽・舞踊・演劇など)で,拍と拍(動作と動作)のあいだの時間的間隔。転じて,リズムやテンポの意にも用いられる。「―の取り方がうまい」「―を外す」
(4)適当な時機。機会。しおどき。「―をうかがう」「―を見計らう」
□三□その場の具合。雰囲気。「―の悪い思いをする」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)部屋の数を数えるのにいう。「六畳ふた―のアパート」
(2)柱と柱のあいだを単位として数えるときに用いる。実際の長さは一定せず,平安時代には一〇尺ほどであったが,一五世紀末頃に六尺五寸が多く用いられ,土木における長さの基準となった。これに対し徳川幕府が1649年に一間(ヒトマ)を六尺と定めてから主に関東・東北地方で用いられるようになり,しだいに「けん(間)」が長さの単位として定着してきた。「勢多の橋をひと―ばかりこぼちて/更級」
→けん(間)
→京間(キヨウマ)
→田舎間(イナカマ)
(3)建物や部屋の広さをいうのに用いる。{■二■(2)}の長さをいう「ま(間)」をもととし,縦一間(ヒトマ)・横一間の広さを一間(ヒトマ)とする。「六―の客殿へ跳り出で/太平記 1」
(4)障子の桟(サン)で囲まれた一区切りなど,一定の区切られた空間を数えるのに用いる。「なほ一―づつ張られけるを/徒然 184」
ま=がい・い🔗⭐🔉
――がい・い
運がいい。また,都合がいい。
ま=が抜・ける🔗⭐🔉
――が抜・ける
(1)拍子抜けがする。当てがはずれてぼんやりする。「―・けた返事」
(2)大事な点が落ちる。おろかにみえる。「間の抜けた顔」
ま=が延・びる🔗⭐🔉
――が延・びる
間隔があきすぎて,物事にしまりがなくなる。間延びする。
ま=が持て
ない🔗⭐🔉
――が持て
ない
(1)することがなくて時間をもてあます。
(2)人との会話がとぎれて,気まずい時間ができる。
ない
(1)することがなくて時間をもてあます。
(2)人との会話がとぎれて,気まずい時間ができる。
ま=が悪・い🔗⭐🔉
――が悪・い
(1)きまりが悪い。「―・い思いをする」
(2)運が悪い。折が悪い。「―・いときに来客があった」
ま=を合わ・せる🔗⭐🔉
――を合わ・せる
(1)拍子が合うようにする。
(2)適当に処理して,その場をしのぐ。
ま=を置・く🔗⭐🔉
――を置・く
(1)間隔をあける。
(2)時間をへだてる。
ま=を欠・く🔗⭐🔉
――を欠・く
役に立たない。用が足りずに迷惑をかける。「主人へつとめの―・かぬも,親父(オヤジ)や祖父(ジイ)さんへの心休めだ/人情本・娘節用」
ま=を持た・す🔗⭐🔉
――を持た・す
(1)会話や台詞(セリフ)のとぎれた時間をうまくつないでとりつくろう。
(2)あいた時間をなにかしながらつぶす。
まがな-すきがな【間がな隙がな】🔗⭐🔉
まがな-すきがな 【間がな隙がな】 (副)
〔「がな」はもと副助詞。不特定の「間」や「隙」を漠然とさし示す意から〕
少しでもひまさえあるといつも。ひっきりなしに。まがなひまがな。「―通って来る」
ませ【籬・間狭】🔗⭐🔉
ませ [1] 【籬・間狭】
(1)竹・木などで作った,低く目のあらい垣。まがき。ませがき。「朝顔の這ひまじれる―もみな散り乱れたるを/源氏(野分)」
(2)劇場などの,枡(マス)席の仕切り。
ま-ぢか【間近】🔗⭐🔉
ま-ぢか [1][0] 【間近】 (名・形動)[文]ナリ
時間や距離がきわめて近いところまできている・こと(さま)。「締め切りが―に迫る」「頂上は―だ」
ま-ちがい【間違い】🔗⭐🔉
ま-ちがい ―チガヒ [3] 【間違い】
(1)まちがうこと。正しくないこと。あやまり。「記録に―がある」「字の―が多い」
(2)しくじり。失敗。「―をしでかす」「選択の―」
(3)道徳的によくないおこない。特に,男女間の関係についていう。あやまち。「―を犯す」
(4)当たり前でないこと。よくないこと。事故。「何か―があったのではないか」
ま-ぢか・い【間近い】🔗⭐🔉
ま-ぢか・い [3] 【間近い】 (形)[文]ク まぢか・し
(1)距離的に,すぐ近くである。すぐそばである。「―・いところに雷が落ちた」
(2)時間的に,隔たりが少ない。大変近い。もうすぐである。「正月も―・い」
ま-ちが・う【間違う】🔗⭐🔉
ま-ちが・う ―チガフ [3] 【間違う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
(1)正しくない状態になる。誤っている。違う。「君が―・っている」「―・った考え」
(2)「間違える{(1)}」に同じ。「計算を―・う」「一つ―・えば命取りだ」
(3)「間違える{(2)}」に同じ。「道を―・った」
(4)行き違う。かけ違う。「判官殿―・うてお目にかからず/浄瑠璃・忠臣蔵」
〔本来は「間違える」に対する自動詞〕
■二■ (動ハ下二)
⇒まちがえる
間違っても🔗⭐🔉
間違っても
どんなことがあっても。絶対に。決して。下に打ち消しや禁止の語を伴って用いる。「私は―そんなことはしない」「―人に言うなよ」
ま-ちがえ【間違え】🔗⭐🔉
ま-ちがえ ―チガヘ [3] 【間違え】
「間違い」に同じ。
ま-ちが・える【間違える】🔗⭐🔉
ま-ちが・える ―チガヘル [4][3] 【間違える】 (動ア下一)[文]ハ下二 まちが・ふ
(1)誤りをする。やりそこなう。「答えを―・える」「計算を―・える」
(2)他のものと取り違える。「靴を―・える」「友達と―・えて肩をたたく」
〔「間違う」に対する他動詞〕
ま-どお【間遠】🔗⭐🔉
ま-どお ―ドホ [0] 【間遠】 (形動)[文]ナリ
(1)繰り返されることの間隔が長いさま。間があくさま。「親戚との行き来が―になる」
(2)間が離れているさま。遠いさま。「壁の中の蟋蟀だに―に聞きならひ給へる御耳に/源氏(夕顔)」
(3)目の粗いさま。「須磨の海士の―の衣/新勅撰(秋上)」
[派生] ――さ(名)
ま-どお・い【間遠い】🔗⭐🔉
ま-どお・い ―ドホイ [3][0] 【間遠い】 (形)[文]ク まどほ・し
〔古くは「まとほし」と清音〕
(1)時間的・距離的に間が離れている。「銃声が―・くなる」「―・くの雲居に見ゆる妹が家に/万葉 3441」
(2)まわりくどい。まだるい。「さういふ―・い詮議より/歌舞伎・幼稚子敵討」
[派生] ――さ(名)
ま-に-あい【間に合い】🔗⭐🔉
ま-に-あい ―アヒ 【間に合い】
(1)「間に合わせ」に同じ。「あまりに―の説だ」「―の火箸挟めば煙る也/柳多留 54」
(2)その場逃れのでたらめ。「成程此方にござりまするて,と―を言ふ/歌舞伎・お染久松色読販」
まにあい-がみ【間に合い紙】🔗⭐🔉
まにあい-がみ ―アヒ― [3] 【間に合い紙】
幅が三尺(約91センチメートル)ある鳥の子紙。屏風(ビヨウブ)や襖(フスマ)を張るのに用いた。
まにあい-ことば【間に合ひ言葉】🔗⭐🔉
まにあい-ことば ―アヒ― 【間に合ひ言葉】
その場かぎりの言葉。出まかせ。「問ひつめられて―/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
ま-に-あ・う【間に合う】🔗⭐🔉
ま-に-あ・う ―アフ [3] 【間に合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)決められた時刻・期限に遅れない。「バスに―・う」
(2)その場の必要を満たす。十分である。「一万円もあれば―・うだろう」「お味噌はいま―・っているわ」「文房具は大体この店で―・う」
ま-に-あわ・す【間に合(わ)す】🔗⭐🔉
ま-に-あわ・す ―アハス [4] 【間に合(わ)す】
■一■ (動サ五[四])
「間に合わせる」に同じ。「代わりの物で―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒まにあわせる
ま-に-あわせ【間に合(わ)せ】🔗⭐🔉
ま-に-あわせ ―アハセ [0] 【間に合(わ)せ】
仮の物をあてて当座をすませること。また,そのもの。「―の衣装」
ま-に-あわ・せる【間に合(わ)せる】🔗⭐🔉
ま-に-あわ・せる ―アハセル [5] 【間に合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 まにあは・す
(1)当座の用にあてる。急場をしのぐ。「人から借りて―・せる」
(2)定められた時刻に遅れないようにする。「資料を会議に―・せる」
ま-ぬる・い【間緩い】🔗⭐🔉
ま-ぬる・い [3][0] 【間緩い】 (形)
ぐずぐずしている。のろい。「―・イコトデ金ガモウカラヌ/ヘボン」
ま-のび【間延び】🔗⭐🔉
ま-のび [0] 【間延び】 (名)スル
(1)間の長いこと。間があきすぎること。「台詞(セリフ)が―する」
(2)しまりがないこと。だらしないこと。「―した顔」
ま-はずれ【間外れ】🔗⭐🔉
ま-はずれ ―ハヅレ [2] 【間外れ】 (名・形動)[文]ナリ
タイミングがはずれている・こと(さま)。「折角の問が―にならうとしたので,とう
口へ出さずに/彼岸過迄(漱石)」

口へ出さずに/彼岸過迄(漱石)」
ま-びき【間引き】🔗⭐🔉
ま-びき [0][3] 【間引き】 (名)スル
(1)農作物などをまびくこと。「大根を―する」「―運転」
(2)口べらしのために生まれたばかりの子を殺すこと。
まびき-な【間引き菜】🔗⭐🔉
まびき-な [3][0] 【間引き菜】
ダイコン・カブ・ハクサイ・コマツナなどの,間引いた若菜。汁の実・浸し物などにする。つまみ菜。[季]秋。
ま-び・く【間引く】🔗⭐🔉
ま-び・く [2] 【間引く】 (動カ五[四])
(1)不良のものを除いたり,間隔を保ったりするため,密生している農作物を適当に抜き取る。うろぬく。「菜を―・く」
(2)口べらしのために生まれたばかりの子を殺す。「子供を―・く」
(3)ところどころ省く。「バスを―・いて運転する」
[可能] まびける
ま-ま【間間】🔗⭐🔉
ま-ま [1][0] 【間間】 (副)
ときどき。まれに。時には。「忘れることも―ある」
まみや【間宮】🔗⭐🔉
まみや 【間宮】
姓氏の一。
まみや-かいきょう【間宮海峡】🔗⭐🔉
まみや-かいきょう ―ケフ 【間宮海峡】
サハリン北部とシベリアとの間にある海峡。最狭部は7キロメートルほどで,冬季凍結する。間宮林蔵が1809年踏査,シーボルトが命名した。タタール海峡。韃靼(ダツタン)海峡。
まみや-りんぞう【間宮林蔵】🔗⭐🔉
まみや-りんぞう ―リンザウ 【間宮林蔵】
(1775-1844) 江戸後期の探検家。諱(イミナ)は倫宗(トモムネ)。常陸(ヒタチ)の生まれ。幕府の蝦夷(エゾ)地御用雇となり蝦夷地に勤務,伊能忠敬に測量を学ぶ。千島・西蝦夷・樺太を探検。間宮海峡を発見し,樺太(サハリン)が島であることを実証。シーボルト事件の告発者といわれる。
ま-も-なく【間も無く】🔗⭐🔉
ま-も-なく [2] 【間も無く】 (副)
ほんの短い時間で。すぐに。ほどなく。「―春が来る」「―電車がまいります」
まん【間】🔗⭐🔉
まん 【間】
〔「ま(間)」の撥音添加〕
めぐりあわせ。運。ま。「悦べ
,―が直つて来たぞ/歌舞伎・幼稚子敵討」

,―が直つて来たぞ/歌舞伎・幼稚子敵討」
あいだ【間】(和英)🔗⭐🔉
かん【間】(和英)🔗⭐🔉
かんいっぱつ【間一髪のところで】(和英)🔗⭐🔉
かんいっぱつ【間一髪のところで】
by a hairbreadth.→英和
かんかく【間隔】(和英)🔗⭐🔉
かんげき【間隙】(和英)🔗⭐🔉
ま【間】(和英)🔗⭐🔉
まちがって【間違って】(和英)🔗⭐🔉
まちがって【間違って】
by mistake.〜いる be mistaken;be (in the) wrong.
まぢかに【間近に】(和英)🔗⭐🔉
まぢかに【間近に】
near by;close at hand.
まにあわせる【間に合わせる】(和英)🔗⭐🔉
まにあわせる【間に合わせる】
makedo (一時しのぎに);getready (用意する).
まのび【間延びした】(和英)🔗⭐🔉
まのび【間延びした】
slow-motioned.dull;→英和
stupid-looking.
まびき【間引き運転】(和英)🔗⭐🔉
まびき【間引き運転】
thinned-out operation.
まびく【間引く】(和英)🔗⭐🔉
まびく【間引く】
thin out.
まま【間々】(和英)🔗⭐🔉
まま【間々】
sometimes.→英和
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