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くす【樟】🔗🔉

くす [2][1] 【樟】 クスノキ。

くす【玖珠】🔗🔉

くす 【玖珠】 大分県西部,玖珠郡の町。玖珠川流域にあり,林業・シイタケ栽培・牧牛が盛ん。

く・す🔗🔉

く・す (動サ四) 〔「おこす(遣)」の転か〕 こちらへ送る。よこす。「こなたはわしに文(フミ)を―・さしやつたか/歌舞伎・仏の原」

く・す【屈す】🔗🔉

く・す 【屈す】 (動サ変) 〔「くっす」の促音「っ」の無表記〕 「くっする{(3)}」に同じ。「―・しなどし給へば/源氏(紅葉賀)」

く-すい【鼓吹】🔗🔉

く-すい [0] 【鼓吹】 (1)奈良時代の,鉦鼓・笛を主楽器とする軍用の音楽。また,その楽器。つづみふえ。 (2)鼓や笛を奏すること。楽器を奏すること。こてき。

くすい-し【鼓吹司】🔗🔉

くすい-し [2] 【鼓吹司】 律令制で,兵部省に属し,鉦鼓・大角(ハラノフエ)・小角(クダノフエ)などの訓練をつかさどった役所。

く-すい【駆水】🔗🔉

く-すい [0] 【駆水】 水を排除すること。排水。「―装置」

く-すいこ【公出挙】🔗🔉

く-すいこ 【公出挙】 古代,国家が行なった出挙。稲などを春に貸し出し,秋に五割の利息をつけて返還させるもの。救貧の目的から次第に強制的になり租税化していった。こうすいこ。 →出挙

く-すう【句数】🔗🔉

く-すう [2] 【句数】 句のかず。

クスクス(フランス) couscous🔗🔉

クスクス [0] (フランス) couscous 北アフリカの料理。砕いた小麦を蒸し,野菜や肉の煮込みとともに食べる。

クスクス(ラテン) Cuscus🔗🔉

クスクス [1] (ラテン) Cuscus 有袋目クスクス科クスクス属の哺乳類の総称。体長30〜65センチメートル。尾は長く,枝などに巻きつける。体色は種によって変化に富む。雌は育児嚢をもつ。森林にすみ,樹上で葉や果実・昆虫などを食う。ニューギニア・オーストラリアとその周辺に分布。カスカス。 クスクス [図]

くす-くす🔗🔉

くす-くす [2][1] (副) (「と」を伴っても用いる) (1)しのび笑いをするさま。くつくつ。「後ろの方で―(と)笑う」 (2)こっそりと何かをするさま。また,こそこそした性格をいう語。「根生が―して居るのだもの憎くらしからうでは無いか/たけくらべ(一葉)」

くすぐった・い【擽ったい】🔗🔉

くすぐった・い [5][0] 【擽ったい】 (形)[文]ク くすぐつた・し (1)くすぐられるなど,刺激を受けてむずむずする。こそばゆい。「足の裏が―・い」 (2)きまりが悪い。てれくさい。「おおげさにほめられて,―・い」 [派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

くすぐり【擽り】🔗🔉

くすぐり [0] 【擽り】 (1)くすぐること。 (2)演芸や文章などで,観客・読者の笑いをことさらそそろうとすること。「―を入れる」

くすぐ・る【擽る】🔗🔉

くすぐ・る [0] 【擽る】 (動ラ五[四]) (1)皮膚に軽い刺激をあたえて,じっとしていられなかったり,笑い出したりする感覚をおこさせる。こそぐる。「足の裏を―・る」 (2)人を笑わせようとして,滑稽なことをしたり,言ったりする。「下卑(ゲビ)た話で盛んに客を―・る」 (3)人の心を軽く刺激していい気持ちにさせる。「相手の自尊心を―・る」

くす-こ【薬子】🔗🔉

くす-こ 【薬子】 ⇒くすりこ(薬子)

クスコCuzco🔗🔉

クスコ Cuzco ペルー南部の都市。アンデス山脈の海抜3500メートルの高原にある。1533年ピサロに征服されるまでインカ帝国の首都として繁栄。

くすこ-の-へん【薬子の変】🔗🔉

くすこ-の-へん 【薬子の変】 810年に起こった宮廷内の抗争事件。平城天皇の寵厚く,権勢の座にあった藤原薬子が,天皇の退位後,兄仲成とともに再度実権を握ろうとして起こした事件。嵯峨天皇の廃立,平城上皇の重祚(チヨウソ),平城京遷都を企てたが未然に発覚,仲成は処刑され,薬子は自殺した。

くす-さん【樟蚕】🔗🔉

くす-さん [0] 【樟蚕】 ヤママユガ科のガ。大形で開張約12センチメートル。翅(ハネ)は灰黄色で,後翅(コウシ)に黒褐色の大きい眼状紋がある。成虫は秋に発生。幼虫は長毛を密生する大きな毛虫で,クリ・サクラ・イチョウなどの葉を食害し,シラガタロウ・クリケムシと呼ばれる。幼虫の絹糸腺からはテグスがとれ,「透かし俵(ダワラ)」と呼ばれる網目状の繭をほぐせば紡績原料になる。日本各地,東南アジアに分布。

くす-し【薬師】🔗🔉

くす-し 【薬師】 医者。「―を新羅に求(マ)ぐ/日本書紀(允恭訓)」

くすし-の-かみ【薬師の神】🔗🔉

くすし-の-かみ 【薬師の神】 神代に医療・まじないの法を定めたといわれる大己貴(オオナムチ)・少彦名(スクナビコナ)の二神をいう。

くすし-ゆび【薬師指】🔗🔉

くすし-ゆび 【薬師指】 くすりゆび。

くす・し【奇し】🔗🔉

くす・し 【奇し】 (形シク) (1)霊妙だ。不思議だ。くすばし。「まこと貴く―・しくも神さび居るかこれの水島/万葉 245」 (2)親しみがわかない。近づきがたい。「法気づき,―・しからむこそ,又わびしかりぬべけれ/源氏(帚木)」 (3)かたくなだ。きゅうくつだ。「物忌し,―・しく忌むやつは,命もみじかく/宇治拾遺 2」

くすし-が・る【奇しがる】🔗🔉

くすし-が・る 【奇しがる】 (動ラ四) 神妙な様子をする。「忌日とて―・りおこなひ給ひしを/枕草子 129」

くす・す【薬す】🔗🔉

くす・す 【薬す】 (動サ四) 薬を用いて治療する。「父を―・さん為にくすしを習ふぞ/蒙求抄 2」

くす-だま【薬玉】🔗🔉

くす-だま [0] 【薬玉】 (1)種々の香料を玉にして錦の袋に入れ,糸や造花で美しく飾ったもの。悪疫払いや長寿を願って,端午の節句などに柱・壁などにかけた。長命縷(チヨウメイル)もこの一種。[季]夏。 (2){(1)}をまねた飾り物の玉。七夕飾りや式典の飾りとし,割れると中から紙吹雪やテープ,ハトが飛び出すものもある。飾り花。「―割り」 薬玉(1) [図]

くすっ-と🔗🔉

くすっ-と [2] (副) 「くすりと」に同じ。

クストーJacques Yves Cousteau🔗🔉

クストー Jacques Yves Cousteau (1911- ) フランスの海洋探検家。アクアラングを開発。海底居住実験を行う。「沈黙の世界」をはじめとするドキュメンタリー映画を数多く製作。

くす-どの【薬殿】🔗🔉

くす-どの 【薬殿】 宮中の侍医や医学生の詰め所。安福殿の中にあった。くすりどの。

くす-ね【薬煉・天鼠矢】🔗🔉

くす-ね 【薬煉・天鼠矢】 〔「くすりねり」の転〕 松脂(マツヤニ)に油を加え,熱して練ったもの。補強のために弓弦などに塗る。「さらば―に練つてねりとめておきまらせう/狂言・松脂」

くすね-いと【薬煉糸】🔗🔉

くすね-いと 【薬煉糸】 くすねを塗った糸。

くす・ねる🔗🔉

くす・ねる [3] (動ナ下一) 他人のちょっとしたものをこっそりと自分のものにする。「帳場から小銭を―・ねる」

くす-の-き【樟・楠】🔗🔉

くす-の-き [2][1] 【樟・楠】 クスノキ科の常緑高木。暖地に自生し,また公園などに植栽される。長寿で,高さ20メートル以上,直径2メートルに達する。葉は卵形で先端がとがり,革質。晩春,黄緑の小花をつけ,晩秋,球形・黒色の果実を結ぶ。全体に芳香があり,樟脳(シヨウノウ)を採る。材は器具材とする。クス。

くすのき-か【樟科】🔗🔉

くすのき-か ―クワ [0] 【樟科】 双子葉植物離弁花類の一科。熱帯から温帯にかけて分布し,約四〇属二〇〇〇種ある。常緑または落葉の高木または低木。花は小さく両性または雌雄異株で,花被片は四または六個。全体に芳香がある。クスノキ・ゲッケイジュ・ニッケイ・アボカド・タブ・クロモジなど。

くすのき-がくもん【楠学問】🔗🔉

くすのき-がくもん [6][5] 【楠学問】 〔クスノキは生長するのは遅いが大木になるところから〕 進歩は遅いが着実に成長し大成する学問。 →梅の木学問

くすのき-ぶげん【楠分限】🔗🔉

くすのき-ぶげん 【楠分限】 〔楠は生長は遅くとも,着実にのびて大木となることから〕 財産を地道に手堅く築き上げた金持ち。くすのきぶげん。「根へ入ての内証よし,是を―といへり/浮世草子・永代蔵 2」 →梅の木分限

くすのき【楠木・楠】🔗🔉

くすのき 【楠木・楠】 姓氏の一。南北朝期の河内・和泉の豪族。橘諸兄の後裔といわれるが,正成以前の系譜に確証はない。

くすのき-まさしげ【楠木正成】🔗🔉

くすのき-まさしげ 【楠木正成】 (1294-1336) 南北朝時代の武将。左衛門尉。河内国の土豪。1331年,後醍醐天皇に呼応して河内赤坂城に挙兵,建武政権樹立に貢献し,河内和泉の守護となった。36年足利尊氏を兵庫湊川に迎え討つが敗れ,弟正季と刺しちがえて死んだ。大楠公(ダイナンコウ)。

くすのき-まさすえ【楠木正季】🔗🔉

くすのき-まさすえ ―マサス 【楠木正季】 (?-1336) 南北朝時代の武将。正成の弟。通称,七郎。湊川の戦いで足利尊氏に敗れ,正成と刺しちがえて死んだ。

くすのき-まさつら【楠木正行】🔗🔉

くすのき-まさつら 【楠木正行】 (1326-1348) 南北朝時代の武将。正成の長男。河内守。父の死後,南朝軍の将として活躍した。四条畷(シジヨウナワテ)で高師直(コウノモロナオ)の大軍と戦って敗れ,弟正時と刺しちがえて死んだ。小楠公(シヨウナンコウ)。

くすのき-まさとき【楠木正時】🔗🔉

くすのき-まさとき 【楠木正時】 (?-1348) 南北朝時代の武将。正成の次男。通称,次郎。1348年,四条畷(シジヨウナワテ)に高師直(コウノモロナオ)と戦って敗れ,兄正行と刺しちがえて死んだ。

くすのき-まさのり【楠木正儀】🔗🔉

くすのき-まさのり 【楠木正儀】 南北朝時代の武将。正成の三男。兄正行の死後,南朝軍の中心として幕府軍と抗戦。1369年足利義満に降伏したが,82年南朝に復帰。生没年未詳。

くすのき-りゅう【楠木流】🔗🔉

くすのき-りゅう ―リウ 【楠木流】 軍学の一派。楠木正成を流祖と称するが,主として「太平記」を兵書として研究して生まれた軍学。諸流ある。

くすのせ【楠瀬】🔗🔉

くすのせ 【楠瀬】 姓氏の一。

くすのせ-きた【楠瀬喜多】🔗🔉

くすのせ-きた 【楠瀬喜多】 (1836-1920) 女性運動家。土佐の人。板垣退助に共鳴,民権運動に参加。女性参政権の先駆的運動を行う。

くすば・し【奇ばし】🔗🔉

くすば・し 【奇ばし】 (形シク) 霊妙だ。くすし。「古(イニシエ)にありけるわざの―・しき事と言ひ継ぐ/万葉 4211」

くすび【鐃】🔗🔉

くすび 【鐃】 「くすみ(鐃)」に同じ。

くす・ぶ【燻ぶ】🔗🔉

くす・ぶ 【燻ぶ】 (動バ下二) ⇒くすべる

くすぶ・る【燻る】🔗🔉

くすぶ・る [3] 【燻る】 (動ラ五[四]) (1)火がよく燃えずに,煙ばかりが多く出る。くすぼる。「生乾きの枝が―・る」 (2)すすのために,黒くなる。すすける。くすぼる。「―・った天井」「―・つた茶わんが出た/洒落本・駅舎三反」 (3)家や田舎に引きこもって,目立った活動もしないで過ごす。世にうもれている状態で暮らす。「実家で―・ってる」 (4)もめごとなどがはっきりした解決をみないままになっていて,再び表面化しそうな状態である。「執行部に対する不満が―・っている」 (5)地位・境遇などが向上しないままでいる。「平(ヒラ)で―・っている」 〔「くすべる」に対する自動詞〕

くすべ【楠部】🔗🔉

くすべ 【楠部】 姓氏の一。

くすべ-やいち【楠部弥弌】🔗🔉

くすべ-やいち 【楠部弥弌】 (1897-1984) 陶芸家。京都府生まれ。本名,弥一。1919年(大正8)陶芸団体「赤土社」結成に参加。革新的な陶芸運動を展開。

くすべ-がき【燻べ柿】🔗🔉

くすべ-がき [3] 【燻べ柿】 ⇒ふすべがき(燻べ柿)

くすべ-がわ【燻べ革】🔗🔉

くすべ-がわ ―ガハ [0][3] 【燻べ革】 ⇒ふすべがわ(燻べ革)

くす・べる【燻べる】🔗🔉

くす・べる [3][0] 【燻べる】 (動バ下一)[文]バ下二 くす・ぶ (1)煙が多く出るように燃やす。いぶす。くすぶらせる。「蚊やりを―・べる」 (2)人を責め苦しめる。いじめる。「世間の人がそしらうが,母者人が―・べうが/浄瑠璃・二つ腹帯」 〔「くすぶる」に対する他動詞〕

くすぼ・る【燻ぼる】🔗🔉

くすぼ・る 【燻ぼる】 (動ラ四) 「くすぶる(燻)」に同じ。

くすみ【鐃】🔗🔉

くすみ 【鐃】 軍陣で,合図に鳴らす小さな銅鑼(ドラ)や鉦(カネ)。くすび。「―挿せる者二騎/日本書紀(欽明訓)」

くすみ【久隅】🔗🔉

くすみ 【久隅】 姓氏の一。

くすみ-もりかげ【久隅守景】🔗🔉

くすみ-もりかげ 【久隅守景】 江戸前期の画家。号は無下斎。狩野探幽門下の四天王の一人。狩野門下を離れ(一説に,破門),金沢で活動。農民・庶民を主題とした詩情豊かな風俗画に特色があり,山水画もよくした。代表作「夕顔棚納涼図」など。生没年未詳。

くす・む🔗🔉

くす・む [2] (動マ五[四]) (1)色が,黒っぽく,地味である。冴えない色である。「―・んだ茶色」 (2)(人の様子などが)落ち着いている。また,目立たずにいる。「大人びて何処か―・んだ所が出来た/風流懺法(虚子)」 (3)目立たずにいる。うずもれる。くすぶる。「田舎で―・んでいる」 (4)きまじめである。まじめくさる。「笑へとおほせらるるにより,―・まるる/狂言・筑紫の奥」

くすもと【楠本】🔗🔉

くすもと 【楠本】 姓氏の一。

くすもと-いね【楠本イネ】🔗🔉

くすもと-いね 【楠本イネ】 (1827-1903) 産科医。長崎の人。シーボルトの娘。父の弟子について医学を学び,産科医として長崎,のち東京で開業。

くすもと-たんざん【楠本端山】🔗🔉

くすもと-たんざん 【楠本端山】 (1828-1883) 幕末・明治の儒学者。肥前の人。名は後覚,字(アザナ)は伯暁。平戸藩儒官。はじめ陽明学を奉じたが,のち山崎闇斎の朱子学に転じ,道学を唱えた。

くすやま【楠山】🔗🔉

くすやま 【楠山】 姓氏の一。

くすやま-まさお【楠山正雄】🔗🔉

くすやま-まさお ―マサヲ 【楠山正雄】 (1884-1950) 演劇評論家・児童文学者。東京生まれ。早大卒。劇評・翻訳・脚色などに広く活躍。かたわら,内外の児童文学の集成に努めた。著「近代劇十二講」「日本童話宝玉集」

くすり【薬】🔗🔉

くすり [0] 【薬】 (1)心身に,特殊な効果や一定の影響を与えるもの。特に,病気や傷などを治したり,健康を保持したりするために,飲んだり注射したり塗布したりするもの。医薬品。「―を飲む」「―が効く」 (2)化学的作用をもつ物質一般をいう語。火薬・釉(ウワグスリ)・殺虫剤など。 (3)その場では打撃や衝撃となるが,結果としてよい影響を与える物事。「試験に落ちたのもいい―になるだろう」 (4)わいろ。鼻薬。 (5)「病気」の忌み詞。

くすり-うり【薬売り】🔗🔉

くすり-うり [3] 【薬売り】 薬の行商人。

くすり-おろし【薬卸(し)】🔗🔉

くすり-おろし [4] 【薬卸(し)】 ⇒薬研(ヤゲン)

くすり-がけ【釉掛(け)・薬掛(け)】🔗🔉

くすり-がけ [0] 【釉掛(け)・薬掛(け)】 陶磁器の作製で,釉(ウワグスリ)をかけること。

くすり-がり【薬狩(り)・薬猟】🔗🔉

くすり-がり 【薬狩(り)・薬猟】 陰暦五月五日に,山野に出て薬草や鹿の若角をとる行事。薬草摘み。薬採り。[季]夏。

くすり-ぐい【薬食い】🔗🔉

くすり-ぐい ―グヒ [0] 【薬食い】 (1)冬,保温・保健のために,鹿や猪(イノシシ)などの肉を食べること。[季]冬。《妻や子の寝顔も見えつ―/蕪村》 (2)滋養のために食べること。薬用として食べること。「土筆(ツクヅクシ)を―にし給へ/浮世草子・好色万金丹」

くすり-こ【薬子】🔗🔉

くすり-こ 【薬子】 元日,天皇の屠蘇(トソ)の毒味をする少女。くすこ。「元三の―/枕草子 156」

くすり-ざけ【薬酒】🔗🔉

くすり-ざけ [3] 【薬酒】 薬の入っている酒。薬になる酒。

くすり-し【薬師】🔗🔉

くすり-し 【薬師】 医者。くすし。「客人(マラヒト)の今の―貴かりけり/仏足石歌」

くすり-だい【薬代】🔗🔉

くすり-だい [0] 【薬代】 薬の代金。また,医者に払う治療費。やくだい。

くすり-ちゃ【薬茶】🔗🔉

くすり-ちゃ [3] 【薬茶】 茶にして飲む薬用の飲料。

くすり-づけ【薬漬け】🔗🔉

くすり-づけ [0] 【薬漬け】 必要以上の薬を長い間飲んでいること。「―の医療」

くすり-づつみ【薬包み】🔗🔉

くすり-づつみ 【薬包み】 散薬を包むような包み方。「紫の七重うすやうに―におしつつみて/十訓 1」

くすり-どの【薬殿】🔗🔉

くすり-どの 【薬殿】 ⇒くすどの(薬殿)

くすり-とり【薬取り】🔗🔉

くすり-とり [3] 【薬取り】 (1)薬草を採集すること。また,その人。 (2)医者へ薬を取りに行くこと。また,その人。

くすり-なべ【薬鍋】🔗🔉

くすり-なべ [4] 【薬鍋】 薬を煎じる鍋。

くすり-なやみ【薬悩み】🔗🔉

くすり-なやみ 【薬悩み】 薬にあたって病気になること。薬の中毒。「姉も余り呑み過ごして,―で此の仕合せ/浄瑠璃・松風村雨」

くすり-の-かみ【典薬頭】🔗🔉

くすり-の-かみ 【典薬頭】 (1)「尚薬(シヨウヤク)」に同じ。 (2)「てんやくのかみ(典薬頭)」に同じ。

くすり-の-こと【薬の事】🔗🔉

くすり-の-こと 【薬の事】 「病気」の忌み詞。「朱雀院の御―/源氏(若菜上)」

くすり-の-つかさ【薬司・典薬寮】🔗🔉

くすり-の-つかさ 【薬司・典薬寮】 (1)後宮十二司の一。医薬のことをつかさどった。やくし。 (2)「てんやくりょう(典薬寮)」に同じ。

くすり-の-にょうかん【薬の女官】🔗🔉

くすり-の-にょうかん ―ニヨウクワン 【薬の女官】 宮中で,元日から三日間天皇に屠蘇(トソ)を奉る女官。後宮の尚薬がこれにあたった。

くすり-の-ひ【薬の日】🔗🔉

くすり-の-ひ [5][0] 【薬の日】 陰暦五月五日。[季]夏。 →薬狩り →薬日

くすり-ばこ【薬箱】🔗🔉

くすり-ばこ [3] 【薬箱】 (1)薬を入れておく箱。 (2)医者が往診のとき,携帯した箱。薬籠(ヤクロウ)。

くすり-び【薬日】🔗🔉

くすり-び [3] 【薬日】 陰暦五月五日の異名。この日に薬玉(クスダマ)を掛けたからとも,薬狩りをしたからともいう。くすりのひ。

くすり-と🔗🔉

くすり-と [2][3] (副) 我慢や遠慮をしていた笑いが,思わずもれるさま。「二人は顔を見合わせると―笑った」

くすくす(和英)🔗🔉

くすくす 〜笑う titter;→英和 giggle.→英和

くすぐる【擽る】(和英)🔗🔉

くすぐる【擽る】 tickle.→英和 擽ったい ticklish.

くすだま【薬玉】(和英)🔗🔉

くすだま【薬玉】 a decorated ball.

くすねる(和英)🔗🔉

くすねる pilfer;→英和 filch.→英和

くすのき【楠[樟]】(和英)🔗🔉

くすのき【楠[樟]】 《植》a camphor tree.

くすぶる【燻ぶる】(和英)🔗🔉

くすぶる【燻ぶる】 smoke;→英和 smolder;→英和 stay at home (家に);remain obscure (発展しない).

くすり【薬】(和英)🔗🔉

くすり【薬】 (1) (a)medicine (内服用);→英和 a drug;→英和 (an) ointment;→英和 a pill;→英和 a powder;→英和 a tonic (強壮剤);→英和 a chemical (化学薬品).→英和 (2) glaze (うわ薬).→英和 〜一服 a dose of medicine.〜を飲む(つける).take (apply) medicine.〜を調合(処方)する compound (prescribe) a medicine.〜になる do good;be a good lesson. ‖薬代 a charge for medicine.薬箱 a medicine chest[box].

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