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ず-と🔗🔉

ず-と (連語) 〔打ち消しの助動詞「ず」に助詞「と」の付いたもの〕 (1)打ち消しの意の中止法または連用修飾語として用いられる。…ないで。ずに。「ざれ事をせ―末広がりを見せい/狂言・末広がり(虎寛本)」「そんなにひやかしてあるか―縁起なほしに一ぷくのんでくんねえな/洒落本・白狐通」 (2)「と」が逆接の意を表す。なくとも。ないでも。「さみせんひか―いいから,さあ一つのみや/洒落本・妓者呼子鳥」「口で言は―いいは/滑稽本・八笑人」 〔中世末期から近世へかけての語。現代語でもやや文章語的表現として用いられることがある。「みんながやるから,君は心配せ―よろしい」〕

すとく-てんのう【崇徳天皇】🔗🔉

すとく-てんのう ―テンワウ 【崇徳天皇】 (1119-1164) 第七五代天皇(在位 1123-1141)。名は顕仁(アキヒト)。鳥羽天皇第一皇子。鳥羽上皇の圧力で異腹の近衛天皇に譲位,新院と称した。のち保元の乱を起こし,讃岐(サヌキ)に配流され,同地で没した。墓を白峰(シラミネ)陵という。讃岐院。

ず-と-じ【図と地】🔗🔉

ず-と-じ ヅ―ヂ 【図と地】 〔心〕 ある物は,それ単独のものとしてではなく,必ず一定の背景を伴ってのみ知覚される事実を,地(背景)の中で浮かぶ図にたとえていう語。 →反転図形

ず-とも🔗🔉

ず-とも (連語) 〔打ち消しの助動詞「ず」に接続助詞「とも」の付いたもの〕 打ち消しの意の逆接の仮定条件を表す。…なくとも。…ないでも。「目が見え―,人の気配はわかるものだ」「白珠は人に知らえず知ら―よし知ら―我し知れらば知ら―よし/万葉 1018」「まのあたりなら―,さるべからむ雑事等は承はらむ/源氏(帚木)」 〔上代からの語。現代語でもやや文章語的表現として用いられることがある〕

ず-と-も🔗🔉

ず-と-も (連語) 〔打ち消しの助動詞「ず」に助詞「と」および「も」の付いたもの〕 打ち消しの意の中止法または連用修飾語として用いられる。…ないで。ずに。ずと。「春夢の間は,鳴か―ゐよかし/中華若木詩抄」「知れたこと言は―,早々帰れとせり立つる/浄瑠璃・菅原」

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