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とど【胡
】🔗⭐🔉
とど [1] 【胡
】
アシカ科の哺乳類。アシカ類中最大で,雄は体長3メートル,体重1トンに達し,雌はやや小さく2.5メートルほど。体は黄褐色ないし暗褐色。主に魚を捕食する。北太平洋で繁殖し,春には北海道付近まで回遊してくる。漁業に損害を与えることがある。

とど【鯔】🔗⭐🔉
とど [1] 【鯔】
■一■ (名)
(1)成長したボラの称。
(2)限度。ぎりぎりのところ。「よく生きて五年か三年が―だ/滑稽本・人間万事虚誕計」
■二■ (副)
〔「とどのつまり」の略〕
結局。歌舞伎のト書きに多く用いられる。「二三の問答があつて,―僕が狩野法眼元信の幅を…売渡す/吾輩は猫である(漱石)」
とど🔗⭐🔉
とど (副)
(1)とどろく音を表す語。「奥山の真木の板戸を―として我が開かむに入り来て寝(ナ)さね/万葉 3467」
(2)よろめくさま。「踏まれて下りに弓長(ユンダケ)三杖ばかり―走りて倒れにけり/盛衰記 20」
ととう-もんと【徒党門徒】🔗⭐🔉
ととう-もんと ―タウ― [4] 【徒党門徒】
団結の強い門徒宗の信者たち。
ととう-せん【渡唐銭】🔗⭐🔉
ととう-せん ―タウ― [0] 【渡唐銭】
日本に渡来し流通した中国銭。唐の開元通宝,宋の皇宋通宝,明の永楽通宝など。
と-どう【都道】🔗⭐🔉
と-どう ―ダウ [0][1] 【都道】
東京都で管理する道路。
と-どう-ふ-けん【都道府県】🔗⭐🔉
と-どう-ふ-けん ―ダウ― [4][5] 【都道府県】
都と道と府と県。一都一道二府四三県がある。国と市町村の中間に位する広域地方公共団体。議決機関として議会,執行機関として知事を置く。自治権を有し,広域にわたる事務や市町村に関する連絡事務などを処理し,条例・規則を制定し,地方税を課すなどの権能を有する。
とどうふけん-ぎかい【都道府県議会】🔗⭐🔉
とどうふけん-ぎかい ―ダウ―クワイ [7] 【都道府県議会】
都道府県の議決機関。都道府県住民の公選による議員により組織され,条例の制定・改廃・歳入歳出予算などに関する議決権のほか,行政監査権,知事の不信任議決権などを有する。
とどうふけん-ぎかいぎいん【都道府県議会議員】🔗⭐🔉
とどうふけん-ぎかいぎいん ―ダウ―ギクワイギ
ン [10] 【都道府県議会議員】
都道府県議会の構成員。公職選挙法に基づき,都道府県住民の公選による。任期は四年。定数は人口に比例して定められる。

とどうふけん-くみあい【都道府県組合】🔗⭐🔉
とどうふけん-くみあい ―ダウ―アヒ [7] 【都道府県組合】
二つ以上の都道府県が,事務の一部を共同して行うために組織する組合。地方自治法では,一部事務組合と呼ぶ。
とどうふけん-けいさつ【都道府県警察】🔗⭐🔉
とどうふけん-けいさつ ―ダウ― [7] 【都道府県警察】
都道府県に置かれ,その区域における警察の責務を行う機構。都警察には警視庁・警視総監,道府県警察には道府県警察本部・道府県警察本部長が置かれる。
とどうふけん-こうあんいいんかい【都道府県公安委員会】🔗⭐🔉
とどうふけん-こうあんいいんかい ―ダウ―
ンクワイ [12] 【都道府県公安委員会】
各都道府県に置かれる公安委員会。知事が議会の承認を得て任命する三名ないし五名の委員から成り,都道府県警察を管理する。


とどうふけん-じょうれい【都道府県条例】🔗⭐🔉
とどうふけん-じょうれい ―ダウ―デウ― [7] 【都道府県条例】
都道府県議会が制定する法。
→条例
とどうふけん-ぜい【都道府県税】🔗⭐🔉
とどうふけん-ぜい ―ダウ― [5] 【都道府県税】
都および道府県が課する地方税。
とどうふけん-ちじ【都道府県知事】🔗⭐🔉
とどうふけん-ちじ ―ダウ― [7] 【都道府県知事】
都道府県の長。
→知事
とどうふけん-どう【都道府県道】🔗⭐🔉
とどうふけん-どう ―ダウ―ダウ [5] 【都道府県道】
道路法で規定された道路で,都道府県知事が認定した路線。その都道府県が管理する。
とどうふけん-ひ【都道府県費】🔗⭐🔉
とどうふけん-ひ ―ダウ― [5] 【都道府県費】
都道府県の事務に要する費用。各都道府県が負担する。警察費・土木費・教育費など。
とと-かか🔗⭐🔉
とと-かか
(1)父と母。
(2)妻でありながら夫のように威張る女。夫より権勢のある妻。「めん鶏が時を作るか,鎌倉殿は―ぢやなどと嘲つて/浄瑠璃・最明寺殿」
とどがさき【
ヶ崎】🔗⭐🔉
とどがさき 【
ヶ崎】
岩手県宮古市,重茂(オモエ)半島先端,本州最東端の岬。断崖海岸とアカマツの美林が見られる陸中海岸の景勝地。

ととき🔗⭐🔉
ととき [0]
ツリガネニンジンの別名。
ととく-ふ【都督府】🔗⭐🔉
ととく-ふ 【都督府】
(1)中国で,都督の勤務する官庁。
(2)大宰府の唐名。
と-どく【荼毒】🔗⭐🔉
と-どく [1] 【荼毒】 (名)スル
〔「荼」は苦菜(ニガナ)の意〕
(1)害毒また,害毒を与えること。「社会を―するものだ/青年(鴎外)」
(2)いため苦しめること。しいたげること。「百姓(ヒヤクセイ)―して四海逆浪をなす/太平記 35」
と-どく【渡独】🔗⭐🔉
と-どく [0] 【渡独】 (名)スル
ドイツへ渡ること。「単身―する」
と-どく【蠹毒】🔗⭐🔉
と-どく [1] 【蠹毒】 (名)スル
〔「蠹」はキクイムシやシミのこと〕
(1)物事に害毒を与えること。また,その害毒。「健全なる人心を―し/復活(魯庵)」
(2)害虫がむしばみそこなうこと。「されども腹中に―といへる虫有つて/浄瑠璃・出世景清」
とど・く【届く】🔗⭐🔉
とど・く [2] 【届く】
■一■ (動カ五[四])
〔「とづく」の転〕
(1)送った物が目的地に達する。「手紙が―・く」
(2)ある所まで達する。「手が軒先に―・く」
(3)世話や注意が十分に行き渡る。行き届く。「注意が―・く」「扨々おぬしは―・かぬ人ぢや/狂言・人馬」
(4)気持ちが目指す相手に通じる。「思いが―・く」
〔「届ける」に対する自動詞〕
■二■ (動カ下二)
⇒とどける
[慣用] 痒(カユ)い所に手が―・手が―・目が―
とどけ【届(け)】🔗⭐🔉
とどけ [3] 【届(け)】
(1)届けること。配達すること。
(2)申し出ること。届け出ること。「―を怠る」「無―」「―を済ます」
(3)届け出る書面。届け書(シヨ)。「―を提出する」「転居―」
とどけ-いで【届け出で】🔗⭐🔉
とどけ-いで [0] 【届け出で】
役所・学校・会社・上司などに,書類・口頭で正式に届け出ること。とどけで。「欠席の場合は前もって―をしなければならない」
とどけ-いで-でんせんびょう【届出伝染病】🔗⭐🔉
とどけ-いで-でんせんびょう ―デンセンビヤウ [0] 【届出伝染病】
伝染病予防法により,医師が保健所に届け出を義務付けられている伝染病のうち,法定伝染病以外のもの。インフルエンザ・狂犬病・炭疽(タンソ)・伝染性下痢症・百日咳・麻疹・急性灰白髄炎・破傷風・マラリア・恙虫(ツツガムシ)病・フィラリア病・黄熱・回帰熱をいう。隔離・消毒は強制されない。
とどけ-さき【届(け)先】🔗⭐🔉
とどけ-さき [0] 【届(け)先】
品物などを届ける先。
とどけ-しょ【届(け)書】🔗⭐🔉
とどけ-しょ [0][4] 【届(け)書】
届け出る内容を書き記した書面。
とどけ-ずみ【届(け)済み】🔗⭐🔉
とどけ-ずみ [0] 【届(け)済み】
届け出をすましたこと。
とどけ-で【届(け)出】🔗⭐🔉
とどけ-で [0] 【届(け)出】
届け出ること。とどけいで。「―義務」
とどけ-もの【届(け)物】🔗⭐🔉
とどけ-もの [0] 【届(け)物】
先方へ届ける物。また,付け届けの物。
とどけ・でる【届(け)出る】🔗⭐🔉
とどけ・でる [4] 【届(け)出る】 (動ダ下一)
役所・学校・会社または上司などに,所定の手続きに従って申し出る。「欠席を―・でる」
とど・ける【届ける】🔗⭐🔉
とど・ける [3] 【届ける】 (動カ下一)[文]カ下二 とど・く
〔「とづく」の転〕
(1)持っていって渡す。「本を―・ける」
(2)役所・会社・学校などに書類を提出する。「欠席を―・ける」
(3)最終までやり通す。「御掟ヲタモチ―・クル/日葡」
(4)承知する。果たす。「約束ヲ―・クル/日葡」
〔「届く」に対する他動詞〕
とどこおら・す【滞らす】🔗⭐🔉
とどこおら・す トドコホラス [5] 【滞らす】 (動サ五[四])
(1)順調に進まないようにする。「雨が工事を―・す」
(2)期限がすぎても支払わないままにする。「家賃を半年も―・す」
とどこおり【滞り】🔗⭐🔉
とどこおり トドコホリ [0] 【滞り】
(1)物事が順調に進まないこと。つかえること。「式は―なく終了した」
(2)期限が過ぎても支払わないこと。また,その金。「支払いの―」
(3)障害。さしさわり。「何の―かおはせんなれども/徒然 83」
とどこお・る【滞る】🔗⭐🔉
とどこお・る トドコホル [0][4] 【滞る】 (動ラ五[四])
〔「とど」は「とどまる」の「とど」と同源〕
(1)物事が順調に進まない。停滞する。「仕事が―・る」「胸ニ食物ガ―・ル/ヘボン」
(2)支払うべき金がたまる。延滞する。「部屋代が―・る」
(3)すがりついて行かせない。「衣手に取り―・り泣く子にも/万葉 492」
(4)(性格が)ためらいがちである。「何事にかは―・り給はむ/源氏(賢木)」
とど・す【座す】🔗⭐🔉
とど・す 【座す】 (動サ変)
すわる。かがむ。しゃがむ。「―・しては手も届かねは立上り/浄瑠璃・油地獄(下)」
ととのお・る【整ほる・調ほる】🔗⭐🔉
ととのお・る トトノホル 【整ほる・調ほる】 (動ラ四)
(1)調和がとれる。「なつかしく,ものの―・ることは春の夕暮こそことに侍りけれ/源氏(若菜下)」
(2)乱れていない。きちんとする。「すそもそがねば,ふさやかならねど,―・りてなかなか美しげなり/堤中納言(虫めづる)」
(3)備わる。そろう。「すべて何も皆ことの―・りたるはあしき事なり/徒然 82」
(4)完成する。仕上がる。「造作―・ッタ/日葡」
とど-まつ【椴松】🔗⭐🔉
とど-まつ [2][0] 【椴松】
マツ科の常緑高木。北海道以北に自生。球果は円柱形で直立してつく。アカトドマツ・アオトドマツがある。材はパルプ用材,建築・器具・船舶などに用いられる。また,クリスマス-ツリーともする。とど。
とどま・る【止まる・留まる・停まる】🔗⭐🔉
とどま・る [3] 【止まる・留まる・停まる】 (動ラ五[四])
(1)人が,移動せずにその場所にいる。「戦争中も東京に―・っていた」「家族が帰国した後も―・って勉強を続けた」
(2)物事が先に進まない。とまる。「―・るところを知らない物価の上昇」
(3)ある範囲を出ない。「初日は顔合わせに―・った」「被害は一人や二人に―・らない」
(4)その状態・地位のままでいる。「現職に―・る」「病状の進行は一時―・っている」
(5)やめになる。中止になる。「営み,いつしかと待つことの,さはりあり,俄かに―・りぬる/枕草子 98」
(6)終わる。とだえる。「御封などの,―・るべきにもあらぬを/源氏(賢木)」
(7)究極のものとする。「人の父としては慈に―・り,人の子としては孝に―・るといふ/浄瑠璃・寿の門松」
〔「とどめる」に対する自動詞〕
[可能] とどまれる
とど・む【止む・留む・停む】🔗⭐🔉
とど・む 【止む・留む・停む】
■一■ (動マ上二)
「とどめる」に同じ。「行く舟を振り―・みかねいかばかり恋(コホ)しくありけむ/万葉 875」
■二■ (動マ下二)
⇒とどめる
とどめ【止め】🔗⭐🔉
とどめ [0][3] 【止め】
〔動詞「とどめる」の連用形から〕
人を殺すとき,最後にのどを刺したり急所を突いたりして息の根を止めること。「―の一撃を加える」
とどめ-どり【禁め鳥】🔗⭐🔉
とどめ-どり 【禁め鳥】
〔鶯宿梅(オウシユクバイ)の故事で,村上天皇が梅の木を断念したことから〕
ウグイスの異名。「―とは鶯を云ふ也/和歌呉竹集」
とど・める【止める・留める・停める】🔗⭐🔉
とど・める [3] 【止める・留める・停める】 (動マ下一)[文]マ下二 とど・む
(1)動いているもの,動こうとするものをとめる。抑止する。「足を―・めて眺める」「席を立とうとするのを―・める」
(2)滞在させておく。残しておく。「家族を郷里に―・めて単身上京する」
(3)あとに残しておく。この世に残す。「議事録に―・める」「記憶に―・める」「足跡を―・める」
(4)その状態のまま残す。「現職に―・める」「原形を―・めないほどのこわれ方」
(5)(「…にとどめる」の形で)ある範囲内に限定する。「誤りを指摘するに―・める」「出費を最小限に―・める」
(6)気持ちを集中する。注意する。気をつける。「心を―・める」「耳―・め給へるに/源氏(帚木)」
(7)続けていたことをやめる。中止する。「これは,皆人の知ろしめしたる事なれば,ことも長し,―・め侍りなむ/大鏡(円融)」
(8)とどめを刺す。「保重が矢一つにて―・めたる鹿を/曾我 8」
〔「とどまる」に対する他動詞〕
と-とも-に【と共に】🔗⭐🔉
と-とも-に 【と共に】 (連語)
(1)体言に付いて,「を伴って」「といっしょに」の意を表す。「同志―歩む」
(2)文または文に相当する語句に付いて,「と同時に」の意を表す。「雨が降りだす―,雷が鳴りだした」
とと-や【魚屋】🔗⭐🔉
とと-や [0] 【魚屋】
高麗茶碗の一。泉州堺の商人「ととや」という者がルソン方面から持ち帰ったとも,千利休が魚屋の店先から見いだしたともいう。赤土の上に青茶釉をかけたもので,轆轤(ロクロ)の目がきわめて細かい。斗々屋。
とどろ【轟】🔗⭐🔉
とどろ 【轟】 (副)
とどろきひびくさま。「真間のおすひに波も―に/万葉 3385」
とどろ-がけ【轟駆け】🔗⭐🔉
とどろ-がけ 【轟駆け】
人や馬などが,大きな音をひびかせて駆けること。「打てや者共,後を顧るべからずとて,―にて歩ませける/義経記 3」
とどろ-とどろ【轟轟】🔗⭐🔉
とどろ-とどろ 【轟轟】 (副)
とどろきひびくさま。とどろ。「五条の橋の橋板を―と踏み鳴らし/謡曲・橋弁慶」
とどろか・す【轟かす】🔗⭐🔉
とどろか・す [4] 【轟かす】 (動サ五[四])
(1)大きな音をひびかせる。「ひづめの音を―・して馬が駆け抜ける」
(2)広く世に知らせる。名高くする。「天下に名を―・す」
(3)(「胸をとどろかす」などの形で)胸をどきどきさせる。「胸を―・して待つ」
とどろき【轟き】🔗⭐🔉
とどろき [0][4] 【轟き】
とどろくこと。また,その音。「大砲の―」「胸の―」
とどろ・く【轟く】🔗⭐🔉
とどろ・く [3] 【轟く】 (動カ五[四])
(1)大きな音が鳴りひびく。鳴動する。「雷鳴が―・く」
(2)広く世に知れる。名高くなる。「名声が天下に―・いている」
(3)驚く。また,驚いて胸がどきどきする。「胸が―・く」「仁木越後守些も―・かず/太平記 31」
とどろこ・す【轟こす】🔗⭐🔉
とどろこ・す 【轟こす】 (動サ四)
とどろかす。「天の石屋戸に槽(ウケ)伏せて蹈み―・し/古事記(上)」
と-どん【吐呑】🔗⭐🔉
と-どん [0] 【吐呑】 (名)スル
はいたりのんだりすること。「鼻は空気を―する為の道具である/吾輩は猫である(漱石)」
とどうふけん【都道府県】(和英)🔗⭐🔉
とどうふけん【都道府県】
the administrative divisions of Japan.;prefectures
とどく【届く】(和英)🔗⭐🔉
とどけ【届け】(和英)🔗⭐🔉
とどけさき【届け先】(和英)🔗⭐🔉
とどけさき【届け先】
the (receiver's) address;the destination.→英和
とどこおる【滞る】(和英)🔗⭐🔉
とどこおる【滞る】
[支払が]be left unpaid;be overdue;be in arrears;[遅延]be delayed;be behind.
とどのつまり(和英)🔗⭐🔉
とどのつまり
⇒結局.
とどまつ【椴松】(和英)🔗⭐🔉
とどまつ【椴松】
《植》a white fir.
とどめ【止めを刺す】(和英)🔗⭐🔉
とどめ【止めを刺す】
givea finishing blow.
とどろかせる【轟かせる】(和英)🔗⭐🔉
とどろかせる【轟かせる】
winfame (名声を).胸を轟かせて with a beating heart.
とどろく【轟く】(和英)🔗⭐🔉
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