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とど(すわる)🔗⭐🔉
とど
すわること。浄瑠璃、女殺油地獄「あいとはいへど―しては手も届かねば立ちあがり」
とど(名詞)🔗⭐🔉
とど
[一]〔名〕
鯔ぼらが更に成長したものの称。
[二]〔副〕
(鯔は幼魚から成魚になるに従ってその名称を替え、最後に「とど」となるところから)結局。ついに。とどのつまり。通言総籬つうげんそうまがき「―ゑん二郎へ又盃まはる」
⇒とどのつまり
とど(音)🔗⭐🔉
とど
①ものの響く音。また叩く音。どんどん。万葉集11「馬の音の―ともすれば」
②よたよた。源平盛衰記20「―走りて倒れにけり」
とど【胡獱】🔗⭐🔉
とど【胡獱】
(ニヴヒ語由来といわれる)アシカ科の哺乳類。アシカに似るが大形で、雄は体長約3メートル、雌は2.7メートルに達する。体は淡茶褐色。北太平洋に生息、日本では北海道・青森の海岸に見られる。出雲風土記「―当いたり住めり」
トド
撮影:小宮輝之

と‐どう【都堂】‥ダウ🔗⭐🔉
と‐どう【都堂】‥ダウ
①宰相が政事をはかる所。唐代の尚書省、明代の都察院をいう。
②(→)文章もんじょう院の別称。
と‐どう‐ふ‐けん【都道府県】‥ダウ‥🔗⭐🔉
と‐どう‐ふ‐けん【都道府県】‥ダウ‥
①都と道と府と県との併称。
②市町村を包括する普通地方公共団体。また最大の行政区画。1都・1道・2府・43県とする。議決機関として議会、執行機関として知事、補助機関として副知事などを置く。自治権を持ち、条例・規則を制定し、自治事務および法定受託事務を処理し、また、地方税・負担金などを賦課徴収し、地方債を起こすなどの権能がある。
⇒とどうふけん‐ぎかい【都道府県議会】
⇒とどうふけんぎかい‐ぎいん【都道府県議会議員】
⇒とどうふけん‐きそく【都道府県規則】
⇒とどうふけん‐くみあい【都道府県組合】
⇒とどうふけん‐こうあんいいんかい【都道府県公安委員会】
⇒とどうふけん‐じょうれい【都道府県条例】
⇒とどうふけん‐ぜい【都道府県税】
⇒とどうふけん‐ちじ【都道府県知事】
⇒とどうふけん‐どう【都道府県道】
⇒とどうふけん‐ひ【都道府県費】
とどうふけん‐ぎかい【都道府県議会】‥ダウ‥クワイ🔗⭐🔉
とどうふけん‐ぎかい【都道府県議会】‥ダウ‥クワイ
都道府県議会議員で組織する都道府県の議決機関であり、最高の意思決定機関。条例の制定・改廃、予算その他重要事項に関する議決権などを持つ。長または住民の解散請求によって解散しうる。→地方議会。
⇒と‐どう‐ふ‐けん【都道府県】
とどうふけんぎかい‐ぎいん【都道府県議会議員】‥ダウ‥クワイ‥ヰン🔗⭐🔉
とどうふけんぎかい‐ぎいん【都道府県議会議員】‥ダウ‥クワイ‥ヰン
都道府県議会を構成する、都道府県内の住民から公選される特別職の地方公務員。任期は原則として4年。定数は人口に比例。国会議員その他との兼職はできない。住民の直接請求によって解職されうる。
⇒と‐どう‐ふ‐けん【都道府県】
とどうふけん‐きそく【都道府県規則】‥ダウ‥🔗⭐🔉
とどうふけん‐きそく【都道府県規則】‥ダウ‥
⇒きそく(規則)5。
⇒と‐どう‐ふ‐けん【都道府県】
とどうふけん‐くみあい【都道府県組合】‥ダウ‥アヒ🔗⭐🔉
とどうふけん‐くみあい【都道府県組合】‥ダウ‥アヒ
二つ以上の都道府県が治水・衛生・教育その他事務の一部を共同に処理するために組織する組合で、一部事務組合としての特別地方公共団体。
⇒と‐どう‐ふ‐けん【都道府県】
とどうふけん‐こうあんいいんかい【都道府県公安委員会】‥ダウ‥ヰヰンクワイ🔗⭐🔉
とどうふけん‐こうあんいいんかい【都道府県公安委員会】‥ダウ‥ヰヰンクワイ
都道府県警察の管理を行う機関。知事の所轄の下に各都道府県に設置される。5人または3人の委員から成り、任期は3年。→公安委員会。
⇒と‐どう‐ふ‐けん【都道府県】
とどうふけん‐じょうれい【都道府県条例】‥ダウ‥デウ‥🔗⭐🔉
とどうふけん‐じょうれい【都道府県条例】‥ダウ‥デウ‥
都道府県の処理すべき事務に関して、その議会が制定する法。→条例2。
⇒と‐どう‐ふ‐けん【都道府県】
とどうふけん‐ぜい【都道府県税】‥ダウ‥🔗⭐🔉
とどうふけん‐ぜい【都道府県税】‥ダウ‥
都税および道府県税。普通税として都道府県民税・事業税・不動産取得税・都道府県たばこ税・自動車税など、目的税として自動車取得税・軽油引取税などがある。
⇒と‐どう‐ふ‐けん【都道府県】
とどうふけん‐ちじ【都道府県知事】‥ダウ‥🔗⭐🔉
とどうふけん‐ちじ【都道府県知事】‥ダウ‥
都道府県の長。都道府県を統轄し代表する執行機関。都道府県内の住民によって公選される特別職の地方公務員。任期は4年。住民の直接請求によって解職されうる。旧制では官選。明治前半期には県令と称した。
⇒と‐どう‐ふ‐けん【都道府県】
とどうふけん‐どう【都道府県道】‥ダウ‥ダウ🔗⭐🔉
とどうふけん‐どう【都道府県道】‥ダウ‥ダウ
道路法の規定に該当する道路で、知事がその都道府県の区域内に存する部分につき路線を認定したもの。その都道府県が管理する。
⇒と‐どう‐ふ‐けん【都道府県】
とどうふけん‐ひ【都道府県費】‥ダウ‥🔗⭐🔉
とどうふけん‐ひ【都道府県費】‥ダウ‥
警察費・土木費・教育費・衛生費のように都道府県の事務に要する費用で、都道府県の負担となるもの。
⇒と‐どう‐ふ‐けん【都道府県】
とど‐が‐さき【魹ヶ崎】🔗⭐🔉
とど‐が‐さき【魹ヶ崎】
岩手県宮古市重茂半島の東端にあり、本州最東端の地。灯台がある。陸中海岸国立公園の一部。
と‐どく【荼毒】🔗⭐🔉
と‐どく【荼毒】
(「荼」は苦菜にがな、転じて害悪)害毒をなすこと。害毒を流すこと。
と‐どく【蠧毒】🔗⭐🔉
と‐どく【蠧毒】
①虫が食い、そこなうこと。
②物事をそこないやぶること。
とど・く【届く】🔗⭐🔉
とど・く【届く】
[一]〔自五〕
①さし出したものが向うにつく。いたりつく。発心集「京のたよりごとに、文をやれど―・かず、さはりがちにて返事も見ず」。「小包が―・く」
②及ぶ。達する。達することができる。「目標値に―・かない」
③心が先方に達する。(願望などが)かなう。梅暦「丹次郎どのへ見継ぎ心にいたした義も大かた―・きましたる様子」。「―・かぬ恋」
④間に合う。(注意などが)十分にゆきわたる。日葡辞書「ヨロヅニトドカヌヒトヂャ」。「親の目が―・く」
⑤徹底する。こんてむつすむん地「大強の武者の如く合戦に―・くにおいては」
[二]〔他下二〕
⇒とどける(下一)
とどけ【届け】🔗⭐🔉
とどけ【届け】
①(役所・企業・学校などに)報告や願いなどのために提出する文書。「欠席―」
②(→)「付け届け」に同じ。
⇒とどけ‐いで【届出で】
⇒とどけいで‐でんせんびょう【届出伝染病】
⇒とどけ‐さき【届け先】
⇒とどけ‐しょ【届書】
⇒とどけ‐ずみ【届け済み】
⇒とどけ‐ぶみ【届文】
⇒とどけ‐もの【届け物】
とどけ‐いで【届出で】🔗⭐🔉
とどけ‐いで【届出で】
役所または上司に申し出ること。とどけで。
⇒とどけ【届け】
とどけ‐さき【届け先】🔗⭐🔉
とどけ‐さき【届け先】
とどけて渡す先方。
⇒とどけ【届け】
とどけ‐しょ【届書】🔗⭐🔉
とどけ‐しょ【届書】
とどけ出る事項を記した書面。
⇒とどけ【届け】
とどけ‐ずみ【届け済み】🔗⭐🔉
とどけ‐ずみ【届け済み】
とどけ出て受理されていること。
⇒とどけ【届け】
とどけ・でる【届け出る】🔗⭐🔉
とどけ・でる【届け出る】
〔他下一〕
役所・学校・会社などに、必要とされる事柄を文書や口頭で正式に申し出る。「区役所に転入を―・でる」
とどけ‐ぶみ【届文】🔗⭐🔉
とどけ‐ぶみ【届文】
送りとどける手紙。
⇒とどけ【届け】
とどけ‐もの【届け物】🔗⭐🔉
とどけ‐もの【届け物】
人に送り渡す品物。また、付け届けの品物。
⇒とどけ【届け】
とど・ける【届ける】🔗⭐🔉
とど・ける【届ける】
〔他下一〕[文]とど・く(下二)
①先方へ持って行く。送る。送達する。天草本平家物語「重衡北の方へお文をあそばされて、これを―・けいと仰せらるれば」。「荷物を―・ける」
②役所などに申し出る。届けを出す。「出生を市役所に―・ける」
③果たす。日葡辞書「ヤクソクヲトドクル」
④至らす。及ぼす。最後までし通す。日葡辞書「ゴヲキテ(御掟)ヲタモチトドクル」
と‐どこ【外床】🔗⭐🔉
と‐どこ【外床】
(トツトコとも)入口に近い所にある寝所。外側の寝床。万葉集13「奥床に母は寝たり―に父は寝たり」
とどこおり【滞り】トドコホリ🔗⭐🔉
とどこおり【滞り】トドコホリ
①とどこおること。すっきりと事が運ばないこと。また、とどこおったもの。「―なく終わる」
②期限がすぎても弁済されない貸金。
とどこお・る【滞る】トドコホル🔗⭐🔉
とどこお・る【滞る】トドコホル
〔自五〕
動きが途中でとめられて足ぶみ状態になる意。
①その場にじっとする。とまる。万葉集4「衣手に取り―・り泣く児にも」。源氏物語蜻蛉「まぎらはし給ふとおぼす涙のやがて―・らずふりおつれば」
②途中でつかえて進まない。さしさわりがあって順調に運ばない。つまる。万葉集20「群鳥の出で立ちかてに―・りかへり見しつつ」。源氏物語明石「琵琶なむ誠の音ねを弾きしづむる人、古へも難う侍りしを、をさをさ―・ることなう」。源氏物語蛍「女御も斯くおぼしし事の―・り給ひ」。平家物語3「次第の昇進―・らず、太政大臣まで極めさせ給ひて」。「交渉が―・る」「家賃が―・る」
③心のままふるまわない。躊躇ちゅうちょする。源氏物語賢木「何事にかは―・り給はむ、ゆくゆくと宮にもうれへ聞え給ふ」
④(和歌で「氷る」を掛けて)すらすらととけて行かない。残り留まる。伊勢物語集「きえやすき露のいのちにくらぶればげに―・る松の雪かな」。栄華物語つぼみ花「春くれど過ぎにし方の氷こそまつに久しく―・りけれ」
○とどのつまり🔗⭐🔉
○とどのつまり
途中にいろいろあったが、つまるところ。結局。とど。
▷多く、結果が思わしくない場合に使う。
⇒とど
ドドマ【Dodoma】
タンザニア連合共和国中央部の都市。法律上同国の首都だが、多くの首都機能は旧首都のダル‐エス‐サラームに残る。人口20万4千(1988)。
とど‐まつ【椴松】
普通にはアカトドマツの称。マツ科の常緑高木。幹高約30メートル、直径1メートルに達する。北海道北部・サハリンに自生。樹皮は灰青色、葉は長さ2〜3センチメートル、裏面に2白条がある。雌雄同株。球果は長楕円状卵形で直立し、突出した赤褐色の苞鱗を具える。幼樹はクリスマス‐ツリーとする。材は建築・器具・製紙原料などに用いる。同属に別種アオトドマツがあり、苞鱗の色は緑に近い。トド。アカトド。ネムロトドマツ。
とどま・る【止まる・留まる・停まる】
〔自五〕
進行するはずのものが進行せず、停滞しているのが原義。
①もとと同じ所にあって動かない。土佐日記「にはかに風浪高ければ―・りぬ」。方丈記「よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつむすびて、久しく―・りたるためしなし」。「現職に―・る」
②つかえて進まない。とどこおる。西大寺本最勝王経平安初期点「尋思するに暫くも停トドマルことなし」
③滞在する。宿泊する。源氏物語宿木「はかなく暮れぬれば、その夜は―・り給ひぬ」。「当地に1カ月―・る」
④あとに残る。残留する。万葉集8「島伝ひい別れゆかば―・れるわれは幣引きいはひつつ君をば待たむ」。源氏物語須磨「をさなく物し給ふが、かくよはひ過ぎぬるなかに―・り給ひて」。「母だけが郷里に―・る」
⑤停止する。終止する。とまる。宇津保物語菊宴「あて宮にきこえさしてやみなむずる事とおぼすに涙―・らずおもほさる」
⑥心がそこにひきつけられる。注意がそこに集中する。宇津保物語初秋「この北の方に、上せめて御心―・る」。源氏物語若紫「なべてならずもてひがみたる事好み給ふ御心なれば、御耳―・らむや」
⑦とりやめになる。中止になる。後拾遺和歌集秋「花山院歌合せさせ給はむとしけるに―・り侍りにけれど」。大鏡時平「今日の御遊び―・りぬ」
⑧(他動詞的に)自ら禁ずる。思いとどまる。日葡辞書「ジガイヲトドマル」
⑨仕留められる。とどめを刺される。曾我物語8「鹿は少しも働かず、二つの矢にてぞ―・りける」
⑩(そこに)きわまる。それ以上のものはない。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「人の父としては慈に―・り、人の子として孝に―・るといふ」
⑪その範囲を出ない。「それは感情的反対に―・る」「損害はこれに―・らない」
⇒止まる所を知らない
とど‐まつ【椴松】🔗⭐🔉
とど‐まつ【椴松】
普通にはアカトドマツの称。マツ科の常緑高木。幹高約30メートル、直径1メートルに達する。北海道北部・サハリンに自生。樹皮は灰青色、葉は長さ2〜3センチメートル、裏面に2白条がある。雌雄同株。球果は長楕円状卵形で直立し、突出した赤褐色の苞鱗を具える。幼樹はクリスマス‐ツリーとする。材は建築・器具・製紙原料などに用いる。同属に別種アオトドマツがあり、苞鱗の色は緑に近い。トド。アカトド。ネムロトドマツ。
とどま・る【止まる・留まる・停まる】🔗⭐🔉
とどま・る【止まる・留まる・停まる】
〔自五〕
進行するはずのものが進行せず、停滞しているのが原義。
①もとと同じ所にあって動かない。土佐日記「にはかに風浪高ければ―・りぬ」。方丈記「よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつむすびて、久しく―・りたるためしなし」。「現職に―・る」
②つかえて進まない。とどこおる。西大寺本最勝王経平安初期点「尋思するに暫くも停トドマルことなし」
③滞在する。宿泊する。源氏物語宿木「はかなく暮れぬれば、その夜は―・り給ひぬ」。「当地に1カ月―・る」
④あとに残る。残留する。万葉集8「島伝ひい別れゆかば―・れるわれは幣引きいはひつつ君をば待たむ」。源氏物語須磨「をさなく物し給ふが、かくよはひ過ぎぬるなかに―・り給ひて」。「母だけが郷里に―・る」
⑤停止する。終止する。とまる。宇津保物語菊宴「あて宮にきこえさしてやみなむずる事とおぼすに涙―・らずおもほさる」
⑥心がそこにひきつけられる。注意がそこに集中する。宇津保物語初秋「この北の方に、上せめて御心―・る」。源氏物語若紫「なべてならずもてひがみたる事好み給ふ御心なれば、御耳―・らむや」
⑦とりやめになる。中止になる。後拾遺和歌集秋「花山院歌合せさせ給はむとしけるに―・り侍りにけれど」。大鏡時平「今日の御遊び―・りぬ」
⑧(他動詞的に)自ら禁ずる。思いとどまる。日葡辞書「ジガイヲトドマル」
⑨仕留められる。とどめを刺される。曾我物語8「鹿は少しも働かず、二つの矢にてぞ―・りける」
⑩(そこに)きわまる。それ以上のものはない。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「人の父としては慈に―・り、人の子として孝に―・るといふ」
⑪その範囲を出ない。「それは感情的反対に―・る」「損害はこれに―・らない」
⇒止まる所を知らない
○止まる所を知らないとどまるところをしらない
いつまでも止まることなく続く。際限がない。「人の欲は―」
⇒とどま・る【止まる・留まる・停まる】
○止まる所を知らないとどまるところをしらない🔗⭐🔉
○止まる所を知らないとどまるところをしらない
いつまでも止まることなく続く。際限がない。「人の欲は―」
⇒とどま・る【止まる・留まる・停まる】
とどみ【停み・止み】
(水を)たたえること。よどみ。万葉集9「夕しほの満ちの―に」
とど・む【止む】
[一]〔他上二〕
(連用形の用例しか見当たらない)おさえて動きをとめる。おしとどめる。万葉集5「遊びけむ時の盛りを―・みかね過しやりつれ」
[二]〔他下二〕
⇒とどめる(下一)
とどめ【止め】
①とどめること。さしとめること。
②人や生き物を殺す時、最後にその喉を刺すなどして息を絶つこと。浄瑠璃、菅原伝授手習鑑「―に及ばぬ、切捨、切捨」。「―の一撃」
⇒止めを刺す
どどめ
(栃木・群馬県などで)桑の実。
ど‐どめ【土留め】
土砂が崩れたり流されたりするのを防ぐため、コンクリート・板などでかためること。また、その設備。
とど‐めき【轟き】
①とどろくこと。〈字鏡集〉
②溝などが合流して音を立てて流れ落ちる所。
③灌漑用水を取るために川に築いた横堰よこぜき。どめき。
とど‐め・く【轟く】
〔自四〕
(ドドメクとも)
①とどろく。〈類聚名義抄〉
②がやがやと騒ぎ立てる。栄華物語衣珠「二郎君・三郎君―・きておはして」
とどめ‐どり【禁鳥】
(鶯宿梅おうしゅくばいの故事で、村上天皇がその梅を断念したからいう)ウグイスの異称。→鶯宿梅
とど・める【止める・留める・停める】
〔他下一〕[文]とど・む(下二)
①(行こうとするものを)おさえて行かせない。ひきとめる。万葉集18「明日よりは守部やりそへ君を―・めむ」
②(進行中のものを)そこに止まらせる。停止させる。制止する。万葉集14「沖つ渚に船は―・めむ」。万葉集19「流るる涙―・めかねつも」。「足を―・める」
③生きとどまらせる。この世にのこす。万葉集3「―・め得ぬ命にしあれば」。「あやうく一命を―・める」
④あとに残して置く。のこす。源氏物語桐壺「御子をば―・め奉りて忍びてぞいで給ふ」。源氏物語帚木「忍ばるべきかたみを―・めて」。「子供を故郷に―・めて上京する」「芭蕉が足跡を―・めた土地」「記録に―・める」
⑤注意をそこに集中させる。宇津保物語俊蔭「はかなくうち振舞へるも人には殊にて、上、御心―・めて御覧ず」。源氏物語帚木「ゆかしくて耳―・め給へるに」
⑥やめる。中止する。省略する。源氏物語幻「女房など多くいひ集めたれど―・めつ」
⑦しとめる。とどめを刺す。曾我物語8「鹿は重保が矢一つにて―・めたる鹿を」
⑧(結着をつける意で)それを最高のものとする。仮名草子、色音論「誰も嫌はぬ好きの道、若衆・女で―・めたり」
⑨その範囲を出ないようにする。「誤りを指摘するに―・める」
とどみ【停み・止み】🔗⭐🔉
とどみ【停み・止み】
(水を)たたえること。よどみ。万葉集9「夕しほの満ちの―に」
とど・む【止む】🔗⭐🔉
とど・む【止む】
[一]〔他上二〕
(連用形の用例しか見当たらない)おさえて動きをとめる。おしとどめる。万葉集5「遊びけむ時の盛りを―・みかね過しやりつれ」
[二]〔他下二〕
⇒とどめる(下一)
とどめ【止め】🔗⭐🔉
とどめ【止め】
①とどめること。さしとめること。
②人や生き物を殺す時、最後にその喉を刺すなどして息を絶つこと。浄瑠璃、菅原伝授手習鑑「―に及ばぬ、切捨、切捨」。「―の一撃」
⇒止めを刺す
とど‐めき【轟き】🔗⭐🔉
とど‐めき【轟き】
①とどろくこと。〈字鏡集〉
②溝などが合流して音を立てて流れ落ちる所。
③灌漑用水を取るために川に築いた横堰よこぜき。どめき。
とど‐め・く【轟く】🔗⭐🔉
とど‐め・く【轟く】
〔自四〕
(ドドメクとも)
①とどろく。〈類聚名義抄〉
②がやがやと騒ぎ立てる。栄華物語衣珠「二郎君・三郎君―・きておはして」
とどめ‐どり【禁鳥】🔗⭐🔉
とどめ‐どり【禁鳥】
(鶯宿梅おうしゅくばいの故事で、村上天皇がその梅を断念したからいう)ウグイスの異称。→鶯宿梅
とど・める【止める・留める・停める】🔗⭐🔉
とど・める【止める・留める・停める】
〔他下一〕[文]とど・む(下二)
①(行こうとするものを)おさえて行かせない。ひきとめる。万葉集18「明日よりは守部やりそへ君を―・めむ」
②(進行中のものを)そこに止まらせる。停止させる。制止する。万葉集14「沖つ渚に船は―・めむ」。万葉集19「流るる涙―・めかねつも」。「足を―・める」
③生きとどまらせる。この世にのこす。万葉集3「―・め得ぬ命にしあれば」。「あやうく一命を―・める」
④あとに残して置く。のこす。源氏物語桐壺「御子をば―・め奉りて忍びてぞいで給ふ」。源氏物語帚木「忍ばるべきかたみを―・めて」。「子供を故郷に―・めて上京する」「芭蕉が足跡を―・めた土地」「記録に―・める」
⑤注意をそこに集中させる。宇津保物語俊蔭「はかなくうち振舞へるも人には殊にて、上、御心―・めて御覧ず」。源氏物語帚木「ゆかしくて耳―・め給へるに」
⑥やめる。中止する。省略する。源氏物語幻「女房など多くいひ集めたれど―・めつ」
⑦しとめる。とどめを刺す。曾我物語8「鹿は重保が矢一つにて―・めたる鹿を」
⑧(結着をつける意で)それを最高のものとする。仮名草子、色音論「誰も嫌はぬ好きの道、若衆・女で―・めたり」
⑨その範囲を出ないようにする。「誤りを指摘するに―・める」
○止めを刺すとどめをさす
①刺して息の根をとめる。
②転じて、物事の最後に、急所をおさえてそれ以上反撃・反駁などのできないようにする。
③(「AはBに―」の形で)AについてはBが最もすぐれている。「浜焼は鯛に―」
⇒とどめ【止め】
○止めを刺すとどめをさす🔗⭐🔉
○止めを刺すとどめをさす
①刺して息の根をとめる。
②転じて、物事の最後に、急所をおさえてそれ以上反撃・反駁などのできないようにする。
③(「AはBに―」の形で)AについてはBが最もすぐれている。「浜焼は鯛に―」
⇒とどめ【止め】
とと‐や【魚屋】
高麗焼の抹茶茶碗で泉州堺の商人「ととや」というものが所蔵したとも、千利休が魚屋の店先で見出したからともいう。赤鼠色の土の上に青茶色の斑文があらわれたもの。斗々屋。
トドラー【toddler】
よちよち歩きの幼児。およそ生後15カ月から3歳までの子供。子供服の適用年齢表示などに用いる。
ととり‐べ【鳥取部】
大和政権で鳥を捕獲し飼育する技術を世襲していた品部しなべ。鳥飼部。
ととり‐やま【砥取山】
京都市西部高雄の付近にあり、古く砥石の産地であった山。
とどろ【轟】
とどろくさま。音のひびきわたるさま。万葉集15「岩ばしる滝たぎも―に」
⇒とどろ‐あし【轟足】
⇒とどろ‐がけ【轟駆け】
⇒とどろ‐とどろ【轟轟】
とどろ‐あし【轟足】
あらあらしく踏みつける足つき。また、その足つきで歩くこと。
⇒とどろ【轟】
とどろ‐がけ【轟駆け】
足音高く馬を走らせること。幸若舞曲、笈さがし「弁慶は伝馬にのつて関所の前を―して通す」
⇒とどろ【轟】
とどろか・す【轟かす】
〔他五〕
①鳴りひびかせる。源氏物語夕顔「おどろおどろしく踏み―・す唐臼の音も」
②あまねく世間に名を知らせる。「天下に名を―・す」
③鼓動をはげしくする。「胸を―・す」
とどろき【轟き】
とどろくこと。また、その音。「砲声の―」「胸の―」
とどろき‐の‐はし【轟の橋】
①奈良の東大寺の西にあった橋。
②近江国にあったという橋。(歌枕)
③陸前国にあったという橋。(歌枕)
とどろ・く【轟く】
〔自五〕
①鳴りひびく。ひびきわたる。源氏物語明石「いよいよ鳴り―・きて」。「雷鳴が―・く」
②あまねく名を知られる。有名になる。「名人の名が―・く」
③鼓動がはげしくなる。「胸が―・く」
とどろこ・す【轟こす】
〔他四〕
(→)「とどろかす」に同じ。古事記上「天の石屋戸にうけ伏せて踏み―・し」
とどろ‐とどろ【轟轟】
とどろくさまを強めていう語。紫式部日記「渡殿のはしの―と踏み鳴らさるるさへぞ」
⇒とどろ【轟】
とどろ‐め・く【轟めく】
〔自四〕
とどろくように鳴りひびく。宇治拾遺物語8「谷へ―・きて逃げ行く音す」
ど‐どん【駑鈍】
才がにぶく知恵の足りないこと。
どどんぱ
4拍子の3拍めを三連音符にした、日本でできたリズム。
トナー【toner】
電子写真・静電記録などで、静電潜像を現像する着色粉末。電荷のある部分に吸引され、画像を形成する。
ドナー【donor】
(寄贈者・提供者の意)輸血の給血者、移植の臓器または組織の提供者。↔レシピエント。
⇒ドナー‐カード【donor card】
ドナー‐カード【donor card】
死後の臓器提供の意思を表示する携帯用のカード。臓器提供意思表示カード。
⇒ドナー【donor】
と‐ない【都内】
①みやこのうち。矢野竜渓、経国美談「国事を談ぜし帰途に―の有名なる場所場所を遊覧したりける」
②東京都のうち。特に、二十三区内。
どない
(主に西日本で)どんな。どんなに。どがい。江戸生艶気樺焼えどうまれうわきのかばやき「どねへに地味でも、耳のわきに枕だこのあるので、商売あがりはソレじきに知れやす」
とな・う【殉ふ】トナフ
〔自下二〕
死者に従って死ぬ。殉死する。類聚名義抄「殉、トコフ・トナフ・シタガフ」
とな・う【唱ふ・称ふ】トナフ
〔他下二〕
⇒となえる(下一)
とな・う【調ふ】トナフ
〔他下二〕
ととのえる。一つにする。落ち着かせる。栄華物語玉飾「かへすがへすも心を―・へ祈り申し給ふ」
ドナウ【Donau ドイツ】
ドイツ南西部シュヴァルツヴァルトの東部に発し、オーストリア・ハンガリー・バルカン諸国を流れて黒海に注ぐ大河。長さ2860キロメートル。水上交通が発達し、マイン川と運河で連絡、北海へも通ずる。沿岸にウィーン・ブダペスト・ベオグラードなどの諸都市がある。英語名ダニューブ。
ドナウ
提供:NHK
となえ【称え】トナヘ
呼び名。名称。称号。
となえ‐うしな・う【唱へ失ふ】トナヘウシナフ
〔自四〕
時を経る間に信心などがすたれる。〈日葡辞書〉
とな・える【唱える・称える】トナヘル
〔他下一〕[文]とな・ふ(下二)
(室町時代よりヤ行にも活用)
①(あるきまった文句を)声をたててよむ。蜻蛉日記巻末歌「―・ふなるなみの数にはあらねども蓮の上の露にかからむ」。日葡辞書「クルスノモンヲトナユル」。「お経を―・える」
②高く叫ぶ。「万歳を―・える」
③人に先立って主張する。首唱する。「新説を―・える」「異を―・える」
④(「称える」と書く)名づけていう。呼ぶ。称する。「名を某と―・える」
と‐なか【門中】
瀬戸の中。海峡の中。古事記下「由良の門との―の海石いくりに」
トナカイ【馴鹿】
(アイヌ語から)シカ科の哺乳類。ニホンジカより大きく、体長2メートル。雌・雄ともに角を持つが、雌の角は小さい。北極を取り巻く地域に広く分布し、北ヨーロッパやシベリアでは家畜化されてもいる。ツンドラにいるトナカイは季節的に大群をつくって長距離の移動をする。じゅんろく。
トナカイ
トナカイ
提供:東京動物園協会
と‐なご【鳥名子】
①伊勢神宮に奉仕して雑役に従う女。
②鳥名子舞の略。また、鳥名子舞を舞う童男・童女。
⇒となご‐まい【鳥名子舞】
となご‐まい【鳥名子舞】‥マヒ
伊勢神宮で6月17日に行われた舞。童男・童女18人が、青摺あおずりの装束をつけ、手を組んで回り、次に一同の頭を寄せて伏し、後に起きて手を打つもの。歌と笛と琴に合わせる。
⇒と‐なご【鳥名子】
となせ‐の‐たき【戸無瀬の滝】
京都嵯峨の嵐山にあった滝。
となせ‐やま【戸無瀬山】
京都嵐山の異称。
どなた【何方】
〔代〕
①不定・疑問の方向や位置について言及するのに使う語。どちら。どっち。狂言、吟じ聟「―からござりました」
②「だれ」の丁寧な言い方。狂言、連歌毘沙門「こなたは―でござるぞ」。「―かおいででしょうか」
ドナテッロ【Donatello】
(本名Donato di Niccolò di Betto Bardi)イタリアの彫刻家。徹底した写実性を通じてルネサンス様式を確立し、ミケランジェロの理想主義を先導。大理石の「聖ジョルジョ像」、青銅の「ガッタメラータ将軍騎馬像」、木彫の「マグダラのマリア像」など。(1386頃〜1466)
ど‐なべ【土鍋】
土焼きの鍋。
と‐なみ【門浪・戸浪】
瀬戸に立つ波。万葉集7「明石の―いまだ騒けり」
と‐なみ【鳥網】
(トノアミの約)鳥をとるために張る網。とりあみ。万葉集17「足引の彼面此面おてもこのもに―はり」
⇒となみ‐はる【鳥網張る】
となみ【礪波・砺波】
富山県西部の市。礪波平野の中央にあり、米を主とする農産物、チューリップ球根の産地。人口4万9千。
▷行政上の市名は「砺波市」と書く。
⇒となみ‐の‐せき【礪波関】
⇒となみ‐へいや【礪波平野】
⇒となみ‐やま【礪波山】
となみ‐の‐せき【礪波関】
加賀と越中との境に設けられた関。倶利伽羅くりから峠の東麓にあった。
⇒となみ【礪波・砺波】
となみ‐はる【鳥網張る】
〔枕〕
「さか(坂)」にかかる。万葉集13「―坂手を過ぎ」
⇒と‐なみ【鳥網】
となみ‐はんとう【斗南半島】‥タウ
(→)下北半島の別称。
となみ‐へいや【礪波平野】
富山県西部、礪波地方の庄川・小矢部川扇状地から成る平野。散居集落で知られる。
⇒となみ【礪波・砺波】
となみ‐やま【礪波山】
富山県西端、小矢部市石動いするぎにある山。北陸道の険要で、礪波関址や倶利伽羅くりから峠がある。標高277メートル。
⇒となみ【礪波・砺波】
とな・む【歴む】
〔他下二〕
次々に巡る。わたる。欽明紀「諸臣まえつきみたちに―・め問ひて」
と‐なめ【臀呫】
トンボの雌雄が交尾して互いに尾をふくみあい、輪になって飛ぶこと。神武紀「蜻蛉あきずの―の如くにあるかな」
となり【隣】
①横に相接した位置。またその位置にあるもの。伊勢物語「伊勢の国なりける女、またえ逢はで―の国へいくとて」
②特に、相接する家。隣家。万葉集14「―の衣きぬを借りて着なはも」
⇒となり‐あわせ【隣合せ】
⇒となり‐うら【隣裏】
⇒となり‐きんじょ【隣近所】
⇒となり‐ぐに【隣国】
⇒となり‐ぐみ【隣組】
⇒となり‐ざかい【隣界・隣境】
⇒となり‐しらず【隣知らず】
⇒となり‐ず‐から【隣づから】
⇒となり‐づきあい【隣付合い】
⇒隣の芝生は青い
⇒隣の糂粏味噌
⇒隣の疝気を頭痛に病む
⇒隣の宝を数える
となり‐あ・う【隣り合う】‥アフ
〔自五〕
互いに隣となる。「―・って座る」
となり‐あわせ【隣合せ】‥アハセ
たがいに隣同士の関係にあること。となりあい。「危険と―の仕事」
⇒となり【隣】
となり‐うら【隣裏】
家の背後にある隣家。うらどなり。
⇒となり【隣】
となり‐きんじょ【隣近所】
隣や近所の家。周辺の家々。
⇒となり【隣】
となり‐ぐに【隣国】
互いに境を接する国。りんごく。
⇒となり【隣】
となり‐ぐみ【隣組】
第二次大戦下、国民統制のために作られた地域組織。町内会・部落会の下に数軒を1単位として作られ、食糧その他生活必需品の配給などを行なった。1940年(昭和15)制度化、47年廃止。
⇒となり【隣】
どなり‐こ・む【怒鳴り込む】
〔自五〕
怒鳴って相手の所に入り込む。相手のいる場所に行って激しい口調で非難する。「うるさいと隣家に―・む」
となり‐ざかい【隣界・隣境】‥ザカヒ
となりとのさかい。
⇒となり【隣】
となり‐しらず【隣知らず】
①牡丹餅ぼたもちの異称。(嬉遊笑覧)
②手軽に婚礼をととのえること。(俚言集覧)
⇒となり【隣】
となり‐ず‐から【隣づから】‥ヅ‥
となりあう間柄。隣同士。浮世草子、好色産毛「思ひがけなき文つけられて、―の親々の手前いかがながら」
⇒となり【隣】
となり・する【隣する】
〔自サ変〕
隣に接して並ぶ。「工業地帯に―・した町」
どなり‐ちら・す【怒鳴り散らす】
〔自五〕
さんざんに怒鳴る。あたりかまわず怒声をはりあげる。「家族に―・す」
となり‐づきあい【隣付合い】‥アヒ
隣同士としての交際。
⇒となり【隣】
どなり‐つ・ける【怒鳴り付ける】
〔他下一〕
相手に対してはげしくどなる。「部下を―・ける」


トドラー【toddler】🔗⭐🔉
トドラー【toddler】
よちよち歩きの幼児。およそ生後15カ月から3歳までの子供。子供服の適用年齢表示などに用いる。
とどろ【轟】🔗⭐🔉
とどろ‐あし【轟足】🔗⭐🔉
とどろ‐あし【轟足】
あらあらしく踏みつける足つき。また、その足つきで歩くこと。
⇒とどろ【轟】
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