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いち-ぶ【一分】🔗🔉

いち-ぶ [2] 【一分】 (1)長さの単位。一寸の一〇分の一。 →ぶ(分) (2)一割の一〇分の一。「二割―」 (3)全体の一〇分の一。「―咲き」 (4)ごくわずかなことのたとえ。「―のすきもない」 (5)「一分金」「一分銀」の略。 (6)「一分の官」の略。

いちぶ-いちりん【一分一厘】🔗🔉

いちぶ-いちりん [5] 【一分一厘】 ごくわずかなことのたとえ。「―の狂いもない」

いちぶ-きん【一分金】🔗🔉

いちぶ-きん [0][3] 【一分金】 江戸時代の長方形の金貨。四枚で小判一枚(一両)とする。補助貨幣として1601年新鋳。以後,小判と同時に改鋳された。一分判金。一分判。一分小判。一分。小粒(コツブ)。一角(イツカク)。

いちぶ-ぎん【一分銀】🔗🔉

いちぶ-ぎん [0][3] 【一分銀】 江戸末期から明治初年まで通用した長方形の銀貨。四枚で小判一枚(一両)とする。天保一分銀・安政一分銀・貨幣司一分銀の三種がある。洋銀と交換され,国外への金流出を招いた。額銀(ガクギン)。

いちぶ-こばん【一分小判】🔗🔉

いちぶ-こばん [4] 【一分小判】 ⇒一分金(イチブキン)

いちぶ-じとう【一分地頭】🔗🔉

いちぶ-じとう ―ヂ― 【一分地頭】 鎌倉時代,荘園の分割相続により,二人以上の地頭が存在する場合の各地頭をいう。子地頭。 →総地頭

いちぶ-の-かん【一分の官】🔗🔉

いちぶ-の-かん ―クワン 【一分の官】 〔国司で公廨稲(クガイトウ)の余りを分配したとき,その取り分が一分(10パーセント)であったことから〕 史生(シシヨウ)の別名。一分。一分官。

いちぶ-ばんきん【一分判金】🔗🔉

いちぶ-ばんきん [0] 【一分判金】 ⇒一分金(イチブキン)

いちぶ-めし【一分召】🔗🔉

いちぶ-めし 【一分召】 平安時代,式部省で諸国の史生(シシヨウ)などを任命した除目(ジモク)。一分召の除目。

いち-ぶん【一分】🔗🔉

いち-ぶん [2][0] 【一分】 (1)その人の面目。「男の―が立たない」 (2)分相応。それなりの。「眼前の人の為に―の利益は為(ス)べからんをば/正法眼蔵随聞記」 (3)一様。同様。「我とは兄弟―に申しかはせしに/浮世草子・一代男 2」 (4)ひとり。自身。「それもてめえ―で済む事か/人情本・閑情末摘花」

いちぶん=廃(スタ)・る🔗🔉

――廃(スタ)・る 面目がつぶれる。

いちぶん=立・つ🔗🔉

――立・つ 面目が立つ。名誉が保てる。「親父様も―・たぬ/浄瑠璃・生玉心中(上)」

いちぶん=を捌(サバ)・く🔗🔉

――を捌(サバ)・く 独立して生計を立てる。自力で商売をする。「其の―・き兼つるは独りもなし/浮世草子・永代蔵 2」

ひと-ふんべつ【一分別】🔗🔉

ひと-ふんべつ [2][3] 【一分別】 ひとしきり考えること。一思案。ひと考え。「ここは―あるべきところだ」

いちぶ【一分】(和英)🔗🔉

いちぶ【一分】 one percent;one-tenth.

いちぶいちりん【一分一厘も】(和英)🔗🔉

いちぶいちりん【一分一厘も】 even the smallest amount.〜違わない be exactly alike.

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